(私の履歴書・40代北海道編)

北海道の社員の給与問題

それから二年後(2010年)、又々斉木君から電話が来て会いました。その時の彼は会社の早期退職斡旋を機会に会社を辞めていました。 ☆ (前回記事)誰も務まらなかった仙台支店長 http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/61712875.html ☆ (参考)斉木君の…

札幌クラブハイツ2月末閉店で思う

昨日、札幌クラブハイツが、この2013年2月28日をもって閉店するという知らせをあるブロガーからいただきました。 (住所)札幌市中央区南5西3 札幌東宝公楽6F http://sapporo.keizai.biz/headline/1572/ http://www.theatres.co.jp/news/2012/2013_01_08…

北海道編 画像提供の御礼

(藻岩山からの見渡した札幌市街地夜景パノラマ←ここをクリックしましたらパノラマが展開します ) 画像提供のお礼 私のブログ記事「曾孫に贈る私の履歴書40歳代・北海道編」の記事中の画像の多くは、皆様の温情により掲載出来たものです。 皆様のお蔭で、…

出張費余禄の使途

私の履歴書・385 北海道の四年間、よく飛行機を使いましたから「マイレージ」の質問がありましたね。 でも当時、マイレージは国際線のみで国内線には未だ適用されていなかったのです。 . . マイレージが一般化したのは私が東京に単身赴任した1995年以降…

中高年男子の脳回路

私の履歴書・384 今回は、実につまらない話し。 札幌時代のダイアリーの中で、最後の年の1990年版のダイアリーの余白に書き込まれたメモ数が一番多かったですね。 仙台の松島課長が札幌に来る都度、感嘆した言葉。 「札幌にはいい社員がいるなあ~」…

もう1年札幌に勤務していたら?

私の履歴書・383 世子と函館へ行ったことや賃貸マンションのことなど、ブログ友の皆さんにご指摘を受けるまで分かりませんでした。単に不可思議な出来事だったという思いだけでしたね。 . . 1988年春、世子が入社後から事務所で私と度々目が合うと世…

分からなかった会社を辞めたい理由

私の履歴書・382 (世子とのドライブ ③/③) 1990年8月、函館から帰ってきた翌週にも世子から再度同行を依頼されました。 私の空いていた日は8月24日。 . . その日、世子の車の助手席に乗って夕張と岩見沢に行きました。 そもそもこのエリアは関根社…

気分は恋人同士の函館の夜

私の履歴書・381 (世子とのドライブ ②/③) 目的地の函館健康センター励明薬湯に着き、先ずは全景をパチリ。 「所長、お風呂に入っていきますか?」 「堪忍してちょうだい。清田(札幌市)の励明薬湯が出来たとき入浴してエライ目にあっているから」 注…

クマザサの中の女性用トイレ

私の履歴書・380 (世子とのドライブ ①/③) ダイアリーの中に、色々とメモしていました。 その中から、直ぐに思い出せたことから。 1990年8月10日(金曜日)のこと。 世子が話しかけて来ました。 「所長、お盆はどうされますか?」 「そうだね、私は平常…

40年前、20年前のタイムカプセルを開ける

私の履歴書 379 2011年4月、妻が押入れのダンボール箱を全部取り出し、部屋に積み上げました。20個ほどですね。 それは古いものでは40年前から一度も開けたことの無いものも幾つかありました。 そのダンボール箱の何個かは、20年前に札幌から…

肉食のリスク

私の履歴書 番外編 肉食のリスク 今年平成23年4月27日焼き肉チェーン「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒事件が発覚。 死者4名、今尚重症入院患者18名。 これで思い出した事がありました。 私の入社以前の昭和40年代後半、山村課長、平井主任…

トルコ石で始まりトルコ石で終った札幌勤務

私の履歴書・378 1991年2月6日、転勤移動の日。 札幌営業所に出社しない予定でしたが通常通り出社し朝礼に参加。 見送りは断りました。 近くのリムジンバス乗り場(R36号線月寒)に車で送ってもらい、そこから乗車。 千歳空港から伊丹行772便に搭乗。 …

北海道最後の日の温泉入浴

私の履歴書・377 1991年1月初めに転勤を言い渡されてから単独で道内を駆け巡り、更に21日以降、後任の福地君と共に駆け巡った全道転勤挨拶の旅。 1月末、福知君は一旦千葉に帰りました。 千葉営業所での引き継ぎに関して、新たな問題が発覚したようでし…

心温まる別海・中標津・標津のご婦人たち

私の履歴書・376 1987年1月から1991年1月までの四年間、何度道東を釧路や北見の社員の車やレンタカーで走り回ったことか。 でも、エゾシカに出会ったのはたった一度だけ。 それも遠方から。 参考)ゆうこさんのエゾシカのブログ記事 ←ここをクリック 当時…

歩いて渡らなかった釧路・幣舞橋(ぬさまいはし)

私の履歴書・375 歩いて渡らなかった釧路・幣舞橋(ぬさまいはし) 帯広駅近くでレンタカーを借り、後任の福知君を乗せて帯広商業組合事務所へ。 そしてその二階に開設したばかりの我社出張所へ。 . . そもそも、私の着任時、この帯広エリアは函館エリアと…

怒り狂った彼の妻が包丁を投げる

私の履歴書・374 怒り狂った彼の妻が包丁を投げる 私の後任者・千葉営業所福知所長に引継ぎの日時を問う電話をすれども、音沙汰無し。 先ずは着任前に一度札幌に来て住居を確定するものだが、どうやら千葉営業所の引継ぎでもめているらしい。 参考1)私の…

公然の秘密の闇金作り

私の履歴書・373 北海道は、私が1987年に赴任するまで子会社が管轄していましたね。 その子会社時代、山川・坂上両氏によって闇金作りが行われ、それを定期的に菅野取締役(工場長)が回収。太秦社長に上納されていたのです。 注)上納していた全国の子会社…

当時は遠すぎた襟裳岬

私の履歴書・372 神戸部長は、私を陥(おとしい)れたい充分な理由が二つありました。 そのうちの一つ目。 私が着任時の彼の年齢は63歳。 札幌を離れる時が67歳。 . 職制上では「参事」で私の部下。 但し呼称は人生経験を尊重して「部長」。 彼は、札幌営業…

仕掛けられていた罠(わな)

私の履歴書・371 正月早々の転勤話で、年始が転勤挨拶も兼ねることとなりました。 転勤の正式挨拶は、後任者と後日再訪することにして。 . . 神戸部長と一緒にLL社札幌支店次長と「すすきの」で会食した夜のこと。 梯子(はしご)をし、次長と別れたのが日…

奥様に郵送した主人の通信簿

私の履歴書・370 やはり転勤か。(1991年1月) 先ずは頭をよぎったのは世子と亜子の顔。 二人とも彼氏がいるし、亜子の場合はこの正月に婚約した。 営業で沢山の男性との面談や夜の接待を通じ、一見しただけで男を峻別する能力ができている彼女等は、直ぐ…

とうとうきた転勤命令

私の履歴書・369 1991年1月7日(月)吉田常務から電話が来ました。 「君は本社に転勤してもらうことになるが受けてくれるだろうね」 . 「やはりそうでしたか」 「社長から直接話があったのですか?」 「いえ、何ヶ月か前に、私の転勤を暗示する夢をみたも…

三十代の美少女にもらい泣く

初めての訪問の方は、『留萌慕情 目次』 (←ここをクリック) で(1)からお読み下さい。 私の履歴書・368 次に北見に出張の時、塚本君が言いました。 「あの面談の後、亭主は不満を言っていたそうですが、『今更何を言っているのか!』と親戚の者から叱ら…

お互い夫婦四人の顔合わせ

初めて訪問された方へ 「留萌慕情 目次」(←ここをくりっく) を開き、最初からお読み下さい。 私の履歴書・367 伊織さんの主人から、「夫婦4人で会いたい。 場所は札幌でどうか」とのことでした。 伊織さんの心情を考えると、旭川の方が良い。 ホテルの小…

届かなかった妻の手紙

初めて読まれる方へ 『留萌慕情目次』(←ここをクリック)を開き、(1)からお読み下さい。 私の履歴書・366 沈黙が続きました。 妻が話し出すのを静かに待ちました。 その場景は十数年前の『あの時』と同じでした。 注)『あの時』→私のブログ記事「何故…

妻を裏切れない本当の理由

私の履歴書・365 次に北見に出張した時ですね。 その前日、塚本君に伊織さんの夫から再度電話があったそうです。 「伊織さんを退職させる」とのこと。 . 間も無く、夫が『退職願い』を持参して旭川事務所を訪れました。 斎木君は、直ぐに新たなパート事務員…

妻への告白

私の履歴書・364 札幌着任当時、先ず驚かされたのが女子事務員の砂子さんの美しさ。(私の履歴書・236) 残念にも彼女の退職は決まっていましたので、女子事務員の募集をかけました。 開封した126通の履歴書、半数以上が美しい。(私の履歴書・243) 他方、…

一線を越せなかった原因

私の履歴書・363 私、意識的に眠ったのではないのです。 本当に眠たかったのです。 眠たい原因の一つは、前回の記事にも書いているように「世子と亜子の午前様帰社」でしたね。とにかく、常日頃、寝不足状態。 . . 二つ目の原因は、多忙な仕事での精神的疲…

二人で会えた最後の夜

私の履歴書・362 其の日の昼、斎木君が旭川ワシントンホテルに迎えに来て、旭川事務所に入りました。 「いらっしゃい。水無瀬所長」 何事も無かったように微笑む伊織さん。 . . 伊織さんは、定刻9時に出社していました。 私は、一瞬、昨夜からの出来事は白…

雪雲に煙る旭川の街を見下ろす

追記)2011.03.13追記 先日、分かったこと。 下記記事でのこの丘の中腹の場所は、旭川市観音台遊園地の手前の道路です。 この件で、けいあん氏にはわざわざ現地まで行っていただき、大変なご足労をおかけしましたこと、 深く御礼申し上げます。 けいあん氏…

暗闇の中の黄金岬

私の履歴書・360 目が覚める。 瞼(まぶた)が重い。 今は何処? 何処を走っているのだろう? 時計を見ました。 午前一時。 もう2時間も走っていることになる。 何処に行くのだろう? また睡魔に襲われました。 「所長!起きて下さい。着きました」 時計を…