肉食のリスク

 
イメージ 1
 
 
    私の履歴書  番外編 肉食のリスク
 
今年平成23年4月27日焼き肉チェーン「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒事件が発覚。
死者4名、今尚重症入院患者18名。
 
 
これで思い出した事がありました。
 
私の入社以前の昭和40年代後半、山村課長、平井主任、平間社員の三人の昼食は、度々帝国ホテルや新宿京王プラザホテルでのステーキ。
 
昼食なのに一人当たり15,000円前後。
この話は、私の履歴書・152で述べていますね。
 
私は入社した翌年の昭和49年(1974)秋から東京支店勤務。
山村部長(課長→部長)が上京した時の何度かはご馳走になりました。
 
メニューは、決まっていました。
ホテルレストランでのサーロインステーキですね。
 
それをブルーレアで。
然も別途白い脂身を貰い、美味そうに食べる。
 
私の場合は、あの脂身はひとかじりがやっと。それ以上は吐き気。
私が「もうステーキは堪忍して下さい」と泣きを入れました。
 
以後、夕食は私の希望でサッポロビール・銀座ライオン池袋東店
生ビールに生ハムやほたてがあてで、それに壇上から歌声が響きますからね。
 
注)山村部長の泊まる池袋グランドホテルに近いですから。
注)私の履歴書151にこの事は書いていましたね。
 
 
平井氏のその後、
 
私が札幌勤務時代(1990年頃)に、平井氏が会社を辞めたとの噂を聞きました。
退職理由は、脳出血で身体の一部の麻痺と言語障害ですね。
 
そういわれれば、彼は35歳以降、腹がぽてっと出てきていました。
彼もビーフステーキが好きでしたし、それに食べる量が半端じゃない。
テーブル一杯に脂肪の多い色々なものをオーダーしていましたね。
 
 
山村氏のその後、
 
山村常務がホテルのステーキだけでなく中国料理も食べるようになったのは、平井氏の脳出血で自分の身も危ないと思ったからでしょうね。
 
「美味い店がある」と言って何度も行ったのがダイヤモンドホテル・金剛飯店(地下鉄半蔵門下車)  
山村常務が何となく痩せてきたのはこの頃から。
牛の脂身を食べる量が減った故と思っていましたね。
 
処が、原因不明の肝臓・腎臓の病気で医者通いをしていたとか。
当時は知りませんでした。
 
年々、少しずつ痩せていきましたね。
不治の病だそうです。
 
 
平間君の場合は、
 
1980年頃、本社会議で皆が集まった時、平井氏から「平間の小便は臭い」と言われていました。
平間君は1985年頃から透析を始めました。
 
それが十年続き、もう移植しか手が無いと言われました。
確か透析の針を刺す場所がなくなったといわれたはず。
でもビールと缶コーヒーを少しは飲めたようでした。
 
誰も腎臓を分けてくれる人がいなく、余命いくばくぞとなった時、親戚の人が腎臓を分けてくれることになって彼は生きながらえました。
 
 
ビーフステーキをたっぷりと食べていた彼等に共通しているのは、何等かの病。
乾燥熟成肉だからブルーレアでも大丈夫だと言って。
 
焼肉の場合でも、さっと火を通すだけ。
だから我等が一切れ食べている間に、彼等は三切れも四切れも食べている。
 
私の場合は、生肉に触れた割り箸は必ず火にかざす。
それにミディアムで食べる。
 
レバ刺しでも、表面は必ず軽く焼く。
つまりタタキにする。
 
失敗は、最初の東京支店時代、山村部長(当時)に連れていってもらった焼肉レストランでレバ刺しを食べたこと。
 
「美味しいぞ」と言われるので確か二切れほどそのまま生で食べました。
レバ刺しを始めて食べたのはこの時で、生そのもので食べたのもこの一度だけ。
 
一年後(?)からでしょうか、毎年ある季節になると尻穴から何かが覗く。
一種のお漏らしの感じ。ウンコではない。
 
最初の時は、引っ張ったら直ぐに切れました。
出ない年もありました。
 
三度目の時でしょうか。休日の朝、広島の自宅のトイレで頭を出した細くて白いパイプ状の先端を少しずつそろりそろりと引っ張ったら1mほどの長さで切れる。
 
これで確信しました。これはサナダ虫(条虫)。
引っ張ったからひょっとして除去出来たかもしれない。
 
処が翌年再度出てきました。
そこで薬局で虫下しを買ってきて通常の倍を二日間飲んだら体調不良が二ヶ月も続きましたね。
でもお蔭様で、それ以降、サナダ虫が尻穴から登場することは皆無となりました。
 
 
40歳代後半でしょうか。
 
本社月例会議終了後、皆で焼肉レストランに行きました。
レバ刺しが一人前で確か1,800円。
 
出されたレバ刺しをじっと見ていましたら、濡れた表面が何となく動いている。
恐らく目に見えない程の小さな虫が動いていたのでしょうね。
同僚は、そのまま「美味い!美味い!」と言って食べていましたね。
 
またある時は、レバ刺しの表面は穴だらけ。
どうしてこんなに肝臓に穴が開いているのだろうと不思議に思って見ていたら、穴の中から5mm弱の白い幼虫が出てきましたね。
 
生レバにはサナダ虫(条虫)の幼虫や食中毒原因菌カンビロバクターが潜んでいると知ったのは極最近のこと。
 
今、毎日を何事も無く過ごせているのは、魚介類を主にした食事であったことと、たとえ、レバ刺しを食べる場合でもタタキにしたからかも。