谷崎潤一郎「蘆刈」の水無瀬

十五夜お月さんと山崎の渡し

わが町のマドンナ町会議員・伊集院嬢のブログによると、「山崎・橋本の渡し」復活実証実験を行うという。 http://blogs.yahoo.co.jp/harukaze_0402/63726047.html . 山崎・橋本の「渡し」の実証実験日は、平成24年11月6日(火曜日)。 でも定員は既に…

夏越の祓で茅野輪を潜ってきましたよ

昨日は6月1日、夏越の祓(なごしのはらえ)で水無瀬神宮に行きましたよ。 全国の神社や神宮では昨日から茅野輪(ちのわ)が建っているでしょう。 先客ペアーがいましたので、遠慮して遠くから眺めていました。 と、男の方は茅野輪(ちのわ)をなかなか潜…

大阪府下の我が町で拝めた初日の出

元日の天気予報は曇りで、初日の出を見られるのは東日本の太平洋側だけとか。 大晦日のテレビ番組は何処もつまらないので、午後8時に就寝。 目覚めたのが午後11時15分頃。 つまり、紅白は最初と最後の夫々30分しか観ていないの。 午前零時、新年にな…

夏越の祓え

先日の6月13日、水無瀬神宮に行きましたよ。 そして、今年も茅野輪をくぐって参拝しました。 そこで今度もお願いした! パカパカ、今度の日曜、阪神での宝塚記念の三連単を教えてくれって!

七色に輝く蜘蛛の糸

朝の光は素晴らしいですね。 (注)+記号をクリック↑ 上の写真は、蜘蛛の糸です。 芥川龍之介の蜘蛛の糸とは違ってフラット。 水無瀬神宮の拝殿の右横の樹に張っていたもの。 昨日の朝6時41分から僅か40秒間の光景です。 この時間が過ぎたら、どんな角度か…

水無瀬神宮に初詣

台風18号の大雨で水無瀬川は溢れるかも

昨夜は早寝をしましたので、今日の未明、覚醒。 夜が明けてから二度寝。 両目を閉じて、目にキュッと力を入れましたら青い空と川の流れが現れました。 久々です。 この水無瀬川の写真と瓜二つの光景です。 こういう場合は、どんどん上流に視点が移動するはず…

お盆に、まさかの朝露

15日の早朝、R176号線新水無瀬橋から淀川河原公園へ。 実は、水無瀬の滝の傍に植えた朝顔が、草刈で四本全部刈られていた! ここ、河原では三本植えたのですが一本は根腐れ。残る二本は? 河原の草地に入りましたら、まさかの夏の朝露。 靴とズボンの裾がび…

梅雨明けの水無瀬神宮の緑

. . 流石!梅雨明け宣言ですね。 昨日の朝も、今日の朝も、青空に朝の太陽。 . 水無瀬神宮で参拝してきました。 お賽銭と二礼ニ拍手一礼。 お願いは、例のことですよ。 . . . 写真は、いつもの拝殿と客殿の渡り廊下から垣間見る茶室「灯心亭」(国指定重要文…

水無瀬の滝にムラサキツユクサが咲く

万葉の時代から歌に詠まれた水無瀬の滝。 平安貴族の憩いの場だったでしょうね。 この梅雨時、水無瀬の滝は年間を通じて最も流水量が多いですよ。 (写真左)丁度、雑草や枝木を掃った時でしたから、下流から水無瀬の滝を見上げる事が出来ました。写真右が水…

早朝・河川敷での朝食グループ

梅雨の晴れ間の早朝5時半過ぎに出かけました。 桂川と水無瀬川の合流地近くの河川敷公園に行きました。 今年のうぐいすさんは、昨年と比べ、数が少ないです。 でも、一生懸命四方八方で鳴いていましたよ。 河川敷の芝生の上では、六時から近所の高齢者のお友…

茅野輪くぐり(夏越の祓)に行きましたよ

昨日の夕方、水無瀬神宮の茅野輪くぐり(ちのわくぐり・夏越の祓)に行ってきましたよ。 犯した罪や穢れを除き去るための祓え(はらえ)の行事ですが、この半年間は犯した罪もなく、穢れも無く、無事でした。 間違いました。犯した罪がありました。スピード…

うぐいすが鳴いていましたよ

鵜殿(高槻市)から四㌔上流の淀川河川公園(大阪府島本町)に行きましたよ。 . スズメ、ハクセキレイ、オオヨシキリが公園の芝生で餌をあさっていましたよ。 . . . . 私が近づきましたら、飛んで看板に停まりました。 チュン連中の非難?避難?場所。 . . .…

今夜は十五夜の白いお月さんですよ

.本当は、水無瀬神宮に参拝してから直ぐに水無瀬川と桂川の合流地に行くつもりでしたが、予期せぬ光景との出会い。 淀川河川敷公園に着いた時には、もう夕陽が水無瀬の山に隠れようとしていました。 芝生では、この日もセグロセキレイが十数羽、就寝前の腹ご…

未だ輝いていた水無瀬神宮の紅葉

. 先日の日曜日はきれいな山の紅葉でしたが、今は完全に枯れ葉。 . 写真上)左が水無瀬の山。右が天王山。 . . 昨日は午後三時に飛び出して水無瀬神宮へ久々参拝に行きました。 . 写真左)名神高速道路天王山トンネル南出口。 . この左の山間に水無瀬の滝が…

美に賭ける女性の決意

鵜殿の帰りに、東大寺付近の水無瀬川に立ち寄りました。 天王山の山襞(やまひだ)を見やりました。 谷崎潤一郎の観た光景はこのようなものかと感傷に浸りながら。じっと。 山襞の水無瀬の滝は、昨夜の雨で少しは水かさが増しているだろうと思いながら。 川…

水無瀬神宮の山吹の花と茅葺の茶室

水無瀬神宮(大阪府・島本町)は、例年より早く桜も散り、今は山吹が満開でした。 拝殿と客殿の渡り廊下から垣間見る茶室「灯心亭」(国指定重要文化財)の茅葺の屋根です。 毎年4月5日には裏千家、家元、御奉仕による献茶祭が祭神「後鳥羽天皇、土御門天皇…

陽春の水無瀬川の河口

15日の午後、水無瀬川と桂川の合流地点の付近にある淀川・河川運動場です。 この日は、子供達のサッカーの試合でした。親御さんの方が夢中。 向こうに見えるは、京都の北山です。比叡山と愛宕山の中程でしょうか。 冠雪していたのですからびっくり。 ホトケ…

うぐいすが鳴く練習を始めましたよ

昨夕、桂川と水無瀬川の合流地へ寄りました。 「ピッチョン!ピッチョン!」 うぐいすさんですね。姿は見えませんが、鳴き声は隠せません。 「春よ、未だか?早く来い!」と言っているかも。 尚、普段は水の無い水無瀬川は、先日までの雨でゴ~ゴ~でした。 …

太田道灌と紫陽花の場合は?

昨日五月末日、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の『茅野輪(ちのわ)』の準備が出来ているかな?と思って、水無瀬神宮に寄りました。 お賽銭をして、ニ礼をして下を見たら、お賽銭箱の中に白い封筒。表には『上』と書かれています。 この風習、私、知らな…

万葉集以来詠われた水無瀬川と桂川合流地

「水無瀬川」は、万葉集以来、多くの歌人に「枕詞」として詠まれてきました。 谷崎潤一郎の小説「蘆刈」の中でも「水無瀬川」が登場していますね。 何故に、水無瀬川は、「枕詞」となったのでしょうか。 写真は、連休後の、桂川との合流地の水無瀬川です。 …

京都に在った諏訪湖より大きな池

京都市伏見区に、長野県の諏訪湖(面積13.3㎡・周囲15.9km)より一回り大きな池があったことを知る人は、もう、少なくなったでしょうね 分かり易く言えば、南北は、北は京都市伏見区の伏見桃山城から、南は宇治迄。 東西では、東はJR奈良線、西は淀競馬場や男…

連休の岩清水八幡宮(谷崎潤一郎小説「蘆刈」を歩む)

水無瀬から眺めた岩清水八幡宮のある男山です。 谷崎潤一郎の小説「蘆刈」(あしかり)の中では、要約すると、こう述べられています。 水無瀬神宮の向こうに、淀川が流れ、その岸向こうが、男山・岩清水八幡のこんもりとした峰なのだが、 大河を挟んでいる様…

天王山でのカエルの昔話

小説「蘆刈(あしかり)」の中で、作者・谷崎潤一郎は、東の岩清水八幡宮の男山と目の前の天王山等四方眺めて言いました。 「わたしは今南北の山が屏風(びょうぶ)のように空をかぎっている谷あいの鍋底のような地点に立っている」 . 写真は、左が天王山、…

俳句の祖・山崎宗鑑屋敷跡と芭蕉

作者谷崎潤一郎は、阪急大山崎で下車。徒歩で京都・大阪の国境へ。 彼はこの国境近くの茅葺の家並みが続く西国街道を一軒一軒覗いて行く。 だが何故かこの国境の碑の南隣の『関大明神』(平家物語で有名)の事は語られていない。 そして、この関大明神のはす向…

万葉集からの歌枕『水無瀬の滝』

谷崎潤一郎の小説「蘆刈(あしかり)」の中で、『水無瀬の滝』は、南北朝時代に書かれた『増鏡』の文中の一部を引用している。 『水無瀬の滝』とは、『水無瀬川』と同様、和歌の『枕詞』として多くの歌人に詠まれました。 水無瀬の滝は、あの、秀吉と光秀の…

阪急大山崎下車の谷崎潤一郎

. 作者・谷崎潤一郎は、阪急電車(当時 新京阪電車)大山崎駅下車。 . 谷崎が、何故、ここに来たかと言うと、若かりし時、「増鏡」を読んだ時から、水無瀬の事が頭から離れなかったのである。 . . 後鳥羽上皇の歌「見わたせば山もとかすむみなせ川 ゆうべは…

愛するが故に妻との別離

愛するが故に、妻と一時的にではあるが別れる。 だが、その妻は、貴族の妻となるが、夫は乞食同然の葦(あし)刈り人夫(にんぷ)。 或る日、偶然再開するが、別れる。お互いに和歌を残して。 『君なくてあしかりけると思ふにも いとど難波の浦ぞすみうき 』 こ…

谷崎潤一郎原作・主演田中絹代

谷崎潤一郎の小説「蘆刈」(あしかり)は、大映映画「お遊さま」《(主演)田中絹代・乙羽信子》 という題名で1951年封切られました。 この小説では、舞台である水無瀬の光景が詳細に述べられています。 写真の本は、教育出版ですが、中央公論文庫本での説明は…