水無瀬神宮の山吹の花と茅葺の茶室

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水無瀬神宮大阪府島本町)は、例年より早く桜も散り、今は山吹が満開でした。





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拝殿と客殿の渡り廊下から垣間見る茶室「灯心亭」(国指定重要文化財)の茅葺の屋根です。

毎年4月5日には裏千家、家元、御奉仕による献茶祭が祭神「後鳥羽天皇土御門天皇順徳天皇」に対して斉行され、一日中境内は賑わいます。


今年も4月5日の午前10時、千 宗室家元は家元夫人とともにご入場。
本殿に着座され、「離宮の水」をもって濃茶三碗を謹点、ご祭神に捧げられました



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つばきの赤い花は境内を囲む塀の外にいっぱい落ちていましたが、
名残惜しそうに木の枝に残って咲いている一花をパチリ。




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後鳥羽上皇の水無瀬離宮時代は、桜・紫陽花、そしてこの山吹が咲き誇ったとか。


改めて太田道灌の故事で著名な和歌を。

「ななへやへ(七重八重)花は咲けども山吹の み(実)のひとつだになきぞかなしき」

                              (後拾遺和歌集より)