ノロウイルス:偽装対策


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ノロウイルス付き生食用カキを食べるのに手洗いが有効とはこれいかに。カキそのものにノロウイルスが入っているのに、手を洗ってどうして防げるのか?

他方、生食用カキをも加熱して食べなきゃならんと仰せかな? それなら最初から減菌処理されていない安い加熱用カキを購入するはず。


宮城県産カキからノロウイルスが検出されたから、宮城県の全海域のカキは一時全面出荷停止と言っているが、実は、漁協における入札が、12/20、及び12/22~24の3日間、一時休止となるだけで、漁協の入札ルート以外では、宮城県産カキは従来通り販売され流通していた。


宮城産カキからノロ検出…全海域で出荷停止に
読売新聞 2016年12月21日 19時06分
 宮城県漁業協同組合は21日、県内各地で水揚げされたカキからノロウイルスが検出されたとして、全海域でカキの出荷を25日まで停止することを明らかにした。

26日の検査結果で再開するか判断する。農林水産省によると、同県の養殖カキ年間生産量は広島県(約11万6000トン)に次ぐ全国2位の約2万トンで、10月~2月頃が出荷の最盛期となる。

 宮城県漁協によると、19日の検査で、県内11海域のうち10海域のカキからノロウイルスが検出された。生活排水などに混入したウイルスが海に流出し、カキに蓄積した可能性がある。


生食用カキ ノロウイルス検出で宮城全海域で出荷自粛
2016-12-20 NHKニュース
宮城県内の各地で水揚げされたカキからノロウイルスが相次いで検出され、宮城県漁業協同組合は20日から、県内すべての海域で生食用のカキの出荷を見合わせることを決めました。 

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(注)実態は漁協の入札をしないだけで、宮城県産のノロウイルス付きカキは通常通り販売したから、痛くも痒くもない。


そもそも宮城県では、十数年前から韓国産のノロウイルス付きカキを輸入し、産地偽装宮城県産として販売していたことは、国会でも問題になっていた。


衆議院 第154回国会 農林水産委員会 第11号
(平成14年5月29日(水曜日)) 議事録より一部抜粋

○安住委員
さて、広島や岡山、それから宮城、これは漁業で見ますと、大臣、生ガキの、ボイルも含めた産地ですね。年間三万トンぐらい我が国では生産をしているわけです。私の地元もカキの生産地なんですね。この十年ぐらい見ても、沿岸漁業者が本当に安定収入を得るというのは非常に難しいわけですよ。多分北海道でもそうだと思うんですね。(中略)

 ところが、ここで大きな問題が起きました。ことしの三月に宮城県の表浜漁業協同組合の木村組合長を初め何人かが宮城県庁を訪れまして、カキの養殖をしている生産者でございますが、どうも韓国産のカキを相当多量に、宮城県内を含めて、仲買業者が混入をしているんではないかということで訴えをしたわけです。

それが地元の河北新報を初め大きなニュースになりまして、今宮城県ではこの実態調査をしております。事実関係から申し上げますと、今月の初めに一部業者はその混入を認めました。しかし、そうはいったって全体の実態の解明はまだ霧の中ということになるわけですね。

 私は、今回のJAS法というのは、確かに、私自身も、前向きに消費者を向いた行政をやるという点からいえば、これはもう遅きに失したと思うぐらいであります。それはそれで結構でございます。しかし、現実に、このカキの混入問題を私なりに調べていきますと、本当に今の組織、今の体制の中でやれるんだろうか、そういう疑問を持ったものですから、今回質問をさせていただくということになっているわけです。

 今も私話しましたように、実はカキは、三月で漁期が終わって、ことしの九月から漁期が始まるということですから、このまま、はっきり申し上げて、ただ問題が起きて大変だ大変だと言うだけでは解決にならないんですよ。解決にならない。農水省を含めてどんな対応をしているか、私も全然わからないものですから。宮城県は実態調査していますと言うけれども、これは宮城県だけで実態調査してもなかなか難しい問題なんですね。ですから、JAS法が改正されて、それはいいけれども、現実に今起きている問題にちゃんと対応してほしいということです。ちゃんと対応してほし

○木下政府参考人 お答えいたします。
 宮城県産カキへの混入問題でございます。
 これまで、宮城県漁連あるいは宮城県から、輸入生ガキの流通ルートの解明あるいはカキ産地の識別技術の確立についての要請が水産庁に寄せられたことは、御質問のとおりだと思います。

私ども、この問題について、宮城県の一部にとどまっているというような認識もあったかと思いますけれども、十分な対応をしてこなかったという批判につきましては謙虚に受けとめて、今後とも対応していきたいというふうに考えております。(抜粋終り)


私見2)
宮城県内のカキ養殖場の海水がノロウイルスだらけの原因は、幾年にもわたり、韓国産ノロウイルス付きカキを宮城県産と詐称してきたことにある。

宮城県全域で韓国産カキを宮城県産と詐称するために一旦韓国産カキを宮城県内の湾に浸した可能性が強い。拠って、韓国産のカキに含むノロウイルスが海水に漂うことになった。
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他方、加熱用として輸入した韓国産のむき身のカキの場合、小分けにしてチューブに入れるのだが、その過程での洗浄水を何ら浄化や殺菌することなく近くの海に放水し続けた結果、湾内がノロウイルスだらけとなった。

尚、このノロウイルス入り加熱用韓国産むき身のカキを、生食用としてチューブに入れ市販した可能性がある。

●黄金に輝く韓国の海 2016/10/5(水) 
韓国の近海は糞だらけ


(参考例)
外国産シジミを国産と表示 三重・四日市の卸売業者
産経WEST 2016.2.9 23:10
三重県は9日、外国産のシジミやアサリを国産と表示して販売したとして、食品表示法に基づき、同県四日市市の個人経営の卸売業者「一久水産」に表示の是正と再発防止策をまとめるよう指示した。

 県によると、同社は少なくとも昨年1月27日~12月22日、ロシア産のシジミ24トンを三重県産と表示して販売したほか、韓国産のアサリ200キロを熊本県産として販売していた。経営者の男性は「3、4年前から始めた」と説明している。

 昨年9月に外部から情報提供を受け、今年1月に立ち入り検査を実施。保管されていた仕入れ伝票から虚偽表示が明らかになった。


茨城産のバチ型のシジミ 外国産を茨城県の湖沼や河川に放流し,すぐに回収して「茨城産」として販売している  
(注)シジミの輸入先の大半は中国から
外国産シジミが、国産に混ざって、「〇〇湖産」、「△△川産」、またはただの「シジミ」として店頭に列んでいる。このただの「シジミ」表示は100%外国産。だが、店頭で「外国産が混ざっています」という表示は見かけたことはない。



画像借入先カキチューブ