牛肉と水とサプリと医者


私が牛肉に関して不信を抱いたのは、1970年代私の最初の東京赴任の一年前までに東京支店に勤務していた牛肉三羽烏が東京から去った10年後に牛肉三羽烏が共に発病してからですね。

当時の彼等の業績は絶好調。
ほぼ毎日、お昼前に顧客や取引先を支店に呼び、昼食は新宿のホテルのレストランでステーキ。夕食というと焼肉やうなぎ。無論接待交際費。

彼等に共通しているのは、牛肉の脂身が大好き。
私なら一口目は美味しいが二口目からはえづく代物。

それから10年後の1980年代のこと。

A氏は40歳代半ば。原因不明の内臓疾患で激痩せ。
B氏の場合は、40歳そこそこで脳溢血。
C氏は、30歳代半ばで腎不全の人工透析。後、縁者から移植。

A氏はようやく原因は牛肉と気づき、ダイヤモンドホテル(場所 半蔵門)の中国料理金剛飯店に切り替えたのだが、時すでに遅しでしたね。


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もう一つ疑問に思ったのは、A氏もB氏も、京都の嵐山から高槻市日吉台につながる山の麓や山を切り開いた住宅地に転勤時を除いて住んでいたことです。

西京区長岡京大山崎⇒島本⇒高槻

水が美味しいと言われているエリアですね。

A氏B氏も含めて、このエリアに当時住む会社のよく知っている同僚は10名。

内、70歳代で死亡が1名。65歳前後で死亡が2名。結石入院手術が3名。脳溢血が1名。糖尿病で眼底をくりぬくが1名。欝が1名。原因不明体調不良が1名。

まともな者は70歳代で死亡の1名を除くと一人もいない。
何故にこのエリアではこうなのか?

私は、ひょっとしてこれは食生活と水に原因があるのではないかと思いました。
共通しているのは肉類が好きで、魚はあまり食べないこと。
だから腹部も共通で突き出た厚い脂肪のベルト。

動物や鳥類の体温は、人間の体温より高いわけですから、一度人間が身体に動物の脂肪を取り込んだら、人間の体温では融けないのは当たり前ですね。

その点、魚介類は、水温10℃~20℃台に生息しますから、36.5℃の体温で融けるから、同じ脂肪を摂取するのでしたら魚介類か植物油からですね。

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もう一つの水の問題。
美味しい水とは何ぞや?

ミネラルウオーターとも呼ばれる硬水。
カルシウム、マグネシウムカリウム等のミネラルを含みますね。
土の中には大量のケイ素も含んでいますから、当然ケイ素も水に含みます。

このエリアでは、10人中3人もの胆石手術者を出したのですから、結石の原因は、このケイ素の摂取過剰によるものか、又はカルシウム過剰によるものと素人ながら思いました。

その話を友人にしたのが11年前。
契機は、彼は健康そのものなのに毎年人間ドックなどの精密検査をしており、その数値がどうのこうのと言っていましたが私にはちんぷんかんぷん。

私は健康診断を受けたのは、成人になってからでは22歳と40歳の二度。胸部レントゲンだけはその他に37歳と60歳過ぎのですから計4度。

彼の悩みは、毎年の検査の都度、大腸にポリープが発見されるとのこと。そこで、私はこう話しました

「大腸ポリープは、はと麦茶を三ヶ月も飲み続けたら消えますよ。
騙されたと思って毎日2~3杯飲んでみたらどうですか?」 と。

彼は早速はと麦茶を購入し、毎日飲み続けました。
それから半年後の検査で医師がびっくり。
みごとにポリープは消えていたそうです。

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血圧が高いとか低すぎるとか言いますので、次の話をしました。

「そもそも血圧に関しては医療業界が病人を作る為に数値を変えている。
昔の高血圧は180であったが、今は140でも高血圧で薬の処方。
これで医者通いの患者数は飛躍的に増大した!
そのうち100前後でなければ高血圧と看做されるかも。

私の両親共に高血圧で、母親からは高血圧に注意して塩分を控えることなどと耳にタコが出来るほど聞かされたものだが、この歳になっても何等異常なし。

実は、還暦前後、布団に入ると時々頭の中で血液が流れるシューッ、シューッという音がするのと、味覚が塩分に敏感になり、何でもしょっぱくなったこと。
このままでは高血圧で薬のお世話になるのかと思い先ず塩分を控えた。

他方、血圧に良いとされるそば茶を通販で5kg(250g×20袋)購入。
朝昼晩、飲み続けた。

これも半年もしないうちに、その症状は出なくなり、普段通り刺身には醤油をたっぷり浸けて食べても何等問題は起きず。全く普通の食事で10年弱経過。

無論、JTの塩は使わず、海の塩を。
血圧は、140弱。

彼はこの件でもそば茶を購入。

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更に、水の話もしました。

「水道水からケイ素やカルシウムなどのミネラルの中の一種類だけ偏った摂取をすると、京都西山の三人のように結石となるから、近所の住民の健康状態を聞いて結石者がいなければ水は大丈夫だと言える」

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それから6年後、彼は夜中に突然の腹痛に襲われ、急遽入院し、尿路結石手術。

それから1年半後に再度救急車に担がれて結石粉砕手術。

私 「変ですね、そこの水はミネラルウオーターとは程遠いから、ケイ素やカルシウムの含有量は多くはないはず。考えられるのは牛肉。せめて魚と半々にしたら?」

と言うも、夫婦共に牛肉が好きなことと、奥方がある活動で忙しく、食事作りは肉の方が簡単なので、どうしても毎日肉になるとのこと。

その後、彼の家の事情でそれまで住んでいたマンションを売り払って別の町に引越ししました。

処が、そこでも夜中に激痛で救急車を呼び、これで三度目の結石粉砕手術。

私は入院したことを知らず。家は留守。携帯と家の電話にかけても誰も出ず。
ようやく電話が通じたときは、退院して間もない頃。
彼の応対は、棺桶に半分足を突っ込んだようなろれつの回らない声で。

彼 「実は内緒にしていたことがあったのです。
十数年前、かかりつけ医で骨密度を測定したときに、医者が『全く問題ありませんね。でも高齢になったら骨粗鬆症のリスクがあるから、カルシウム剤を出しておきましょう』と言ってカルシウムのサプリメントを出してくれました。。
以後つい最近までの十数年間、それを医者から貰って飲み続けていた・・・」

私 「十数年も続けて飲んだって!!! 何度も言ったじゃないですか。
例の3人の結石に共通しているのは美味しい水と牛肉。
10人中3人も結石手術入院だから、何と30%の罹患率じゃないですか。

ミネラル分は、平均的に摂取せずに何か一つに偏ると障害が起き易い。

ミネラルは、一種類を過度に摂取すると、その過度に摂取した余分の量を身体が排出するのだが、その時に同時に他のミネラルも排出するから、逆にミネラル不足となるって話したでしょう。

それはカルシウムを錠剤で過剰摂取したら同じくミネラル不足になりますね。

医者が最初に奨めたのはあなたが全くの健康体のときでしょう。
マルチミネラルの錠剤だったら話は分かるが、全く必要の無いカルシウム錠剤単独なら、将来の病人を作るための投薬としか考えられない。

彼 「医者が奨めるからいいと思ったよ。でもそれに気づいたのが三ヶ月前。
医者が又カルシウムを出しておきますねと言われた時。だから断った」

私 「牛肉は?」
彼 「豚と魚に切り替えたが、野菜は生の方がいいの? 
   それとも煮た方がいいの?」
私 「どちらも夫々の良さがあるが煮た方を多く摂る。ミネラルは野菜から摂取するのがベターだね。今までの3倍食べることだね」

その後、彼は復調し、2月初めには正常に言葉を言えるようになりましたね。
尚、彼は私の10年弱先輩。

            参考まで
 
(私のブログ記事)