6年間不動産を売らない理由は幽霊

 
私の履歴書 409
 
1991年8月の終わり頃、高槻市から島本町に引っ越しました。
最初の異変は、就寝後眼球に力を入れると白い雲が左から右へ流れること。
 
時には右から左へ、或いは正面奥から眼前への時もありました。
その時は、その白い雲は私の身体を通っていきます。
何度かに一度はその白い雲のあとに人の顔が現れました。
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血のついた武士の顔とか、切られて半分の顔とか。
 
時には、真っ黒に日焼けをし顔に泥が付き汚れたちゃんちゃんこを着た童女が現れました。
 
恐らく、秀吉と光秀の天下分け目の戦場だった天王山の近くですから、山の中腹に打ち捨てられた敗者側の成仏出来ない霊がさ迷っているのでしょう。
 
この年の晩秋だったと思います。
深夜、隣室で眠っていた息子が「わっ!」と大声を出します。
 
何事かと襖を開けると、豆電球の灯りの下、息子の脚の部分は一抱えもある大きな黒い影に覆われています。
「こら!あっちへ行け!」と私が叫ぶと、その塊は消えました。
 
またある深夜、ベランダに出してある鳥籠のインコ達がバタバタと大騒ぎをしています。ガラス戸を開けると、これも一抱えもある黒い塊が籠を覆っていました。
 
「シッ!シッ!」と追い払うとこれも消えました。
このインコの籠を黒い影が覆うことは二度ありました。
 
間もなく、「黒い猫を飼ったいる方は、ベランダに猫を出さないで下さい」という回覧板が回ってきました。
 
然し、よくよく考えてみると、あんなに大きな猫がいたとしても、ベランダから隣のベランダへ移動出来る相当大きな穴などは無いから猫ではないですね。
成る程、あの黒い霊魂は、私の所だけでなく、近所にも出没していたのです。
 
               ☆
 
霊魂が黒い影となって出現することは、母の日記によると父が亡くなってから数ヵ月後、母の元に父が黒い塊として現れたことから伺えます。
 
母は「父さんはもう死んでいるのですよ」と言うと、亡き父は「もっと生きたかった」と言ったと書かれています。
                ☆
 
それ以降、私たちの住居に、黒い霊魂が現れることはなくなりましたが・・・・
 
 
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家族でデズニーランドに行ったついでに、練馬区石神井いわさきちひろ美術館に寄った際、娘は一枚の絵「とんぼとり」のコピーを買いました。
 
それは麦わら帽子をかむった少女が後ろ向きで長い柄のとんぼとりの網を立てて持っており、空には何匹かのとんぼが飛んでいるものでした。
 
丁度この絵に長い柄の網を持たせた構図ですね。
 
それを娘は自分の部屋に貼ったら深夜に少女が出てきて金縛りに遭いました。
 
それが度々ですから、京都市内の神社からお守りを買ってきて部屋に貼り、一時はそれで少女は現れなくなりました。
でも、その効果が出るのはせいぜい二ヶ月間のみ。
 
私は京都市内の神社に行ってお守りを買ったり、時には出雲大社のお守りを送ってもらったりしたのですが、やはり効果は二ヶ月間でした。
 
でも、その少女が可哀想とその絵はそのままでしたが、遂に娘はその絵を裏返しに貼り直しました。それ以降、少女は二度と現れることはなく、娘が金縛りに遭うこともなくなりました。
 
 
1993年から1994年の春にかけては京都府北部震源の震度2前後の地震が連発。
地震が無い関西でどうしてこんなに起きるのかと疑問をもっていました。
処が夏になると地震はピタリと止みました。
 
その頃から、眼球に力を入れても人影は全く現れなくなりました。
恐らく地中の骸骨が地震で揺らされ、何処かへ避難したと妻と話していました。
 
それから5ヶ月後の明けて1995年1月17日、阪神淡路大地震が来ました。
その大地震の後の一年間は眼球に力を入れても何も現れず。
 
二年目からですね、ボツボツ現れ始めました。
遠方に避難していた霊魂が順次帰ってきたのでしょう。
 
 
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そんな状況の日々でしたが、話は一気に飛んで2004年春のこと、毎朝いつものように仏壇の燭台に15cmほどのロウソクをセットし点火しその場を離れました。
 
と、いつの間にかロウソクの火が消えているのでロウソクを見るとびっくり。
 
ロウソクは外部から力が加わった形跡など皆無なのに、きれいにU字型に曲がっていたのです。
 
私は「分かった!分かった!」と言ってその曲がったロウソクを妻に見せてから数個に切り分け、再度燭台にセットし全部燃やしました。
 
それから二ヶ月後ほどでしょうか。シンクでガタッと音がします。
みると、側壁に斜め30°で立てかけてあるまな板が反対側に倒れていました。
 
私は「もうこれくらいでいいでしょう」と天空に向かって言いました。
その後も何等かのことが起きたのですが無視しました。
 
                 ★
 
このような場所ですから、不動産屋が6年間も売りに出さなかった理由が分かっても、ことの成り行きからクレームをつけることは出来ませんでした。
 
然し、霊魂は相当なエネルギーを持っているものですね。
 
尚、2004年まで眼前に現れた像は一人の童女と昔のあの人を除いて大半は戦国時代から明治時代までの男性でしたが、知らない女性が何人も登場するのは2005年4月の尼崎脱線事故以降です。
 
 
余談ですが、娘の結婚相手は、奇しくも練馬区石神井生まれの下石神井育ち。
それと、娘が孫娘を生んだとき、写真で一度しか見たことがない曽祖父が夢に現れて「曾孫の顔を見に来たよ」と言って孫娘の顔を覗いてから消えたそうです。
 
 
(霊魂の力:参考事例)
ブログ友暁の子さんのお友達の家では、蛍光灯の紐を引っ張るカチッという音がして蛍光灯が勝手に点くという記事がありました。