ノロウイルスと美味しい牡蠣
ノロウイルスでの食中毒が流行していますね。
何が原因か調べてみましたら、面白い記事を発見。
先ずは、このグラフから。
生食用夏牡蠣は、国内外を問わず養殖でない天然物。
米国・オーストラリア・ニュージーランドからの輸入品も天然物。
牡蠣のみならず、魚介類は世界から輸入している故、季節要因はない。では何故に毎年、養殖牡蠣の解禁の10月から増えるのか?
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同じく、感染性胃炎も毎年牡蠣と同様、10月から事故発生する。
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この下の表はノロウイルスの罹患者数。
年を追うごと患者数が増えている。
何故か? この増加は何かと相関関係があるのではないのか?
民主党政権は牡蠣原因説を否定しているが、否定するなら、原因を何故に究明しないのか? それは究明したくない何等かの理由があるのか?
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下記は、『エッセイ うつぼのつぶやき』の一部抜粋です。
著者:元海上保安庁 仙崎海上保安部長鈴木正臣氏のHPから一部抜粋。
以下、抜粋本文
風が吹けば桶屋が儲かるという話がある。風が吹くとゴミやほこりが舞い上がり、それが人の目に入って盲人が増える。
盲人は座頭となって三味線を弾いて門付けをして回る。そうなれば三味線の需要が増える。三味線は猫の皮で作るから猫が少なくなる。猫が少なくなれば鼠が増えて桶をかじるから桶屋が儲かる、ということだが、これに似た話は外にもある。
昔、田舎では、糞尿は作物の肥料として、畑にばら撒いていたが、昭和30年代頃から、生活水準の向上と相俟って、環境衛生上の問題から、各市町村が収集して処分するようになった。
処分するといっても、田舎の方では、屎尿処理場が整備されていないから、海洋投棄する外はない。
昭和47年6月に海洋汚染防止法が施行されるまでは、(旧)清掃法により、陸岸から1万メートル以遠の海域であれば、何処でも糞尿を投棄することができた。
福岡県の内陸部の市町村では、急激に増えてくる糞尿を処理する施設の建設が追いつかず、そのほとんどを周防灘のど真ん中に捨てていた。
海洋汚染防止法の施行前は、それほど厳しく取締りをしていなかったから、ど真ん中とはいっても、実際には、沖へ出たら適当な所にばら撒いていたようである。
周防灘の沿岸部には、海苔ひびが至る所に在って、有明海に次いで海苔の養殖が盛んであった。
海苔は何時も豊作であったから、養殖業者は景気が好く、札束を腹巻きに捻じ込んで、ゴム長靴のまま飛行機に乗り、大阪方面のキャバ レーなどで散財していたという。
海苔豊作の原因は、海洋投棄される糞尿であった。
しかし、食卓に出された海苔を見て、これが人糞 で育ったものだと思うと誰も食べなくなるので、あまり大っぴらにはやっていないのですが、実際には、糞尿運搬船 が近くを通ると、養殖業者が手招きして、この辺に少し撒いてくれ、と頼んでいるようですよ。」 というような話を我々にしてくれたことがある。
海洋投棄される糞尿の恩恵を被ったのは、海苔養殖業者だけではない。
海底に沈殿した糞尿は、貝類を異常繁殖させた。
あさりや鳥貝が多量に水揚げされたが、何といっても凄かったのは、寿司ネタとして高価な赤貝であった。
4.9トンの小型機船底引網漁船で貝桁網を引くと、川底から砂利を掻き集めるように、殻長10センチ以上の赤貝が山ほど捕れた。
福岡県漁業調整規則では、5月16日から10月20日までは赤貝の採捕が禁止されているが、海底に山ほど転がっている宝物を沿岸漁民が放って置くわけがない。
その頃を境として、豊前海沿岸の家が見る見るうちに新しく建て替った。
また、漁港の周辺では、水産加工業者が、ぼた山のようになるほど大量の貝殻を、ベルト・コンベアなどで海岸に捨てるという事件も多発した。(中略)
時代の流れとともに、周防灘での糞尿投棄はなくなり、密漁騒ぎも徐々に減って行ったが、赤貝御殿だけは残った。
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尚、今はし尿の海洋投棄は行われていない。
もしも、それが原因なら、白浜での海水浴客や、和歌山で水揚げされた魚介類を食べた市民は発病するはずだが、それは無い。
とすると、冬場に牡蠣を出荷する日本の養殖牡蠣が原因か?
日本では、養殖牡蠣にし尿をかけているのか?
然し、今の日本で人糞は簡単に入手できるのか?
つづく
(追記)日本でのノロウイルス流行の原因は明白である。
それは、今でも糞尿を海中に撒く韓国産の魚介類を民主党政権の時、無検査で輸入できるようにしたからである。
米国では韓国産の一部の魚介類の輸入販売は禁止されている。
無論、ノロウイルスや回虫やサナダムシがいるからである。
日本では起こりえないはずのノロウイルス中毒が発生する原因は、このように韓国産の魚介類やキムチなどの食品を無検査で輸入しているからである。
冬季に多発するのは、冬季、韓国産養殖カキを加熱用として輸入するのだが、問題は、そのカキを一旦まな板に乗せたり調理台に置いた場合、それからカキをいくら熱処理しても、調理台に残るノロウイルスは、他の食品に付着するからである。
※ノロウイルス書庫