戦略にはまった稚内

 
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      私の履歴書・337
 
 
出席者は、牧田所長に管理課長の二名。
こちらも二人で計四名。
 
私の戦略論を述べてから質疑応答。
 
彼はランチェスター戦略の講習を受けていましたから、理解は早かったですね。
後は、彼がどう考え、彼の部下へどう具体的指示を出すかですね。
 
彼とその部下営業員の中に私が入ったら、彼の所長としてのプライドに拘る。
斎木君と私は事務所を去りました。
 
 
さて、LL社営業員との我社主催の懇親会は午後6時から。
14人が一堂に会せる居酒屋の座敷を探しました。
 
処が、JCBカードの使える居酒屋が一軒も無い。
已むを得なく現金払いの条件で予約。
 
私の持っている現金といえば2万円とジャリ銭。
キャシュカードは持ち歩いていない。
一般的にホテルや飲食代金はJCBカードだから現金は必要ない。
 
斎木くんの財布の中には現金が3万7千円とジャリ銭。
二人合わせて5万7千円とジャリ銭。
果たしてこれで済むだろうか。
 
 
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未だ二時間ほど空き時間がありましたから、斎木くんの案内で北防波堤ドームへ。
 
ここドームの中を直進したら、突き当たり。
 
車をぶっ飛ばして真正面の壁にぶち当てて自殺する人がいたとか。
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未だ時間が余っているので、ホテルに戻ってちょっこら休憩。
 
 
さて、午後6時。我等は予約を入れた居酒屋で待機。
続々とLL社営業員がやってくる。と言っても12名。
  
飲み会が始まり、連中の飲み具合を見ていました。
安くあがるのは鍋。然も一番安い鍋。
 
煮汁鍋の一種でしたね。
出し汁の色は、ナスを炊いた時のような半透明の黒っぽいもの。
  
私も斎木くんも酒を飲んだら予算オーバーのリスク。
お互い、飲んだお酒は初めのビールコップ一杯のみ。
 
参りましたね。
飲み会でたったコップ一杯とは。それもビール。
 
そんな裏事情も知らない彼等は飲むこと飲むこと。
二人で日本酒を注ぎ回りました。
 
厳寒の地ですから身体が暖まる燗酒が主ですね。
終ってほっとしました。
 
清算したら5万5千円台。
危なかった!
 
これでこの夜の煙草代と翌日の煙草代に昼食代が残ったのが嬉しかったですね。
全く変な感動ものでした。
 
 
 
然し、戦略とは凄いものですね。
それまでの牧田所長や彼の前任者が苦労した稚内市場。
 
あっと言う間の二ヶ月間で牧田所長は当初予算のロゴ機37台の内、残る32台を稚内市街地に設置してしまいました。
 
我社の製品は約七割の23台。
やはりブラウン社の牙城ですから、ブラウン社の製品が三割の10台。
 
そして年度末予算。注)二月~三月末日までに執行
LL社稚内営業所の予算獲得した台数は30台。
 
シナリオ通りの出来過ぎでした。
 
 
 
追記1)
北防波堤ドームの色々な写真と地図 ←ここをクリックしますと地図上に色々な小さな写真があります。更にその写真をクリックしますと拡大します。
 
追記2)
北防波堤ドーム物語 ~北防波堤ドームを造った男~ ←ここをクリック(稚内市建設産業部観光交流課サイト)