会議は道東の何処かの温泉で
私の履歴書・319
着任した1987年の1月から道内支所長との月例会議を毎月札幌で開催していましたが、ニ年目の秋から旭川・北見・釧路の三つの支所の会議は道東ですることにしました。
初回10月1日は、旭川と釧路とのほぼ中間地点の糠平(ぬかびら)温泉で開催。
午後2時から5時まで会議を行い温泉に全員一泊。
宿泊したのは富士見観光ホテル。
翌朝は晴れ上がり、チェックアウトをしてから糠平湖で写真を撮りました。
つまり、道東での会議は、北見と釧路の各所長と私の三名ですね。
我等に共通していること!
それは、温泉好き!
会議を開催する場所は、北見と釧路とほぼ等距離の温泉です。
私が北見に入った場合、塚本君の車で中間の温泉に行き、そこで釧路の植野君と合流。
翌日は、釧路の植野君の車にのって釧路へ。
逆コースで釧路の車に乗ってきた場合は、翌日は北見へ。
つまり、私は、籠に乗せられた人質のようなものと自嘲していましたね。
(写真は羅臼の市街)
(下の写真は羅臼温泉)
確か、街には「たらこ御殿」があったはず。
当時三階建てエレベーター付き住居。
下関や九州に明太子(めんたいこ)を販売して財を築いたとか。
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注)明太子はスケトウダラの卵巣のこと
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街から離れた羅臼温泉に泊まった時です。
夜中に、車で7~8分の露天風呂「熊の湯」に行きました。
国道の端に車を停めて、そこから行きますと渓流に小さな板の橋。
そこを渡ると、丸い浴槽の「熊の湯」です。
この露天風呂のイメージとしては、お椀を引っくり返した上部が湯船になっているようなものですね。
注)上の写真の奥にある丸っぽい形が熊の湯の浴槽。
闇夜に100wの裸電球が一つだけ。
先客が7人ほどいまして、そのうち女性が二人。
無論、当時はバスタオルなど巻いて入る女性は皆無。
色白餅肌で40代前半でしょうか。
裸電球にほのかに照らされる上半身は、幻想的なものでしたね。
闇の周囲の下方からは、渓流のせせらぎが聞こえてきます。
当に大自然の中の露天風呂でしたね。
翌朝は結構強い雨。
代わって、羅臼側の海辺の露天風呂に車で行きました。
三人共にホテルの浴衣を着たまま。
羅臼から知床岬の方に海辺を走ります。
最初が「セセキ温泉」です。
シーズンではないですから、小屋は立っていませんでした。
雨がザーザー降る中、砂浜に降りて湯加減をみましたが、いくら温泉好きでも冷たくて入れたものではない。
次の「相泊温泉」へ行きました。
ここは当に波打ち際にあります。
ザブン!ザブン!と打ち寄せる波。
湯温を手で測るとセセキ温泉よりマシ。
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雨が小降りになったところで塚本君と浴衣を脱ぎ入りましたが、下は冷たい水。
更に、でかい高波が一発来て、頭から海水をかぶるわ、一瞬で浴槽全体が温泉ではなく海水となりましたね。
浴衣はずぶ濡れ。
お互い、くしゃみがとまらなかったですね
流石羅臼!
ここも大自然の中の露天風呂。
注2)但し、白濁している熊の湯の画像は、『北のかもしかさん』の画像です。