有能な女性社員教育の場 『札幌クラブハイツ』

 
     私の履歴書303
 有能な女性社員教育の場 『札幌クラブハイツ』
 
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世子(よこ)と亜子(あこ)との三人で松阪牛すきやき料亭「大手門」に行きました。
 
今思い出しますと、料亭でのすき焼きの支払い総額は約14万円。
 
内訳は、飲食代が117,600円。
これに料飲税10%にサービス料ですね。
 
世子と亜子の私へのご褒美は、チークダンスでした。←意味不明の場合はここをクリック
 
ここの料亭から札幌クラブハイツまでは、食後の散歩として丁度良い距離だねと言いながら歩きました。(南11条西1丁目→南5条西3丁目)
 
さて、札幌クラブハイツに入り、副店長に案内された席は、舞台の斜め前から3列目か4列目でしょうか。
 
舞台には演奏が入っていました。
チークタイムではないですが、一曲目は亜子とチーク。
踊っているのは私達だけ。
 
踊るフロアは、照明を落としていますから薄暗い。
亜子の私を見上げる潤んだ瞳。
 
「亜子は可愛いね」と言ってギュッと抱きしめながら踊りました。
一曲で5分以上ですから、結構長いです。
 
次の曲の時は、世子と踊りました。
踊っている時に、世子に言いました。
 
「今度の曲の時には、このままでステージに上ろう」
「誰もいないから照れますわ」
 
 
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チークタイムの時は、フロアの他にステージにも上りますが、流石にチークタイムではないですから気が引けて当然です。
 
「だから行くのだよ」
「どうして」
「誰もいないステージに上ってみたら分かるよ」
 
次の曲の時、世子と踊ったまま一緒にステップを上りました。
 
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ステージの上にはスポットライト。
チークを踊り続けました。
 
「世子、亜子が見えるかい?」
「暗くて見えません」
 
「目を凝らして、ようく、じっと見て御覧」
 
暫らく
 
「見えました。亜子さんの顔が見えました」
「それじゃ、このホール全体を見渡して御覧」
 
「落ち着いて」
 
「見えました」
 
「ほぼ満席。恐らく300人以上はいるだろうね」
「そんなにいるのですか」
 
「一人一人、皆の顔が見えるかい?」
 
「見えます」
 
「僕達二人を見上げているのはどの位かね?」
「半数以上です」
 
「どうして半数の人も私達を見上げているのかね」
「分かりません」
 
「人の上に立つと言う事とはこういうことなのだよ」
「いつも見られているのですね」
 
「そうだね。君のような素敵な女性と壇上で踊っている姿を嫉妬する人もいるだろし、自分も壇上に上りたいと思っている人もいる」
「たまたま見ている人もいそうですね」
 
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「色々な人が、色々な思いで見上げている」
「不思議ですわ」
 
「この光景を記憶に留めておくべきだね」
「どうしてですか?」
 
「君の未来では、このようなステージが君を待っているからさ」
 
 
このひとときのステージが、私の世子への最大の実践教育の場となりましたね。
 
世子が変わっていったのは、恐らく、この時からでしょう。
 
尚、この札幌クラブハイツには、世子と亜子との三人でこの後も何回か来ていますが、どちらかと二人きりで来ることは一度も無かったです。
 
注)札幌クラブハイツの店内写真は、現在の店長から送ってもらったものです。
 


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