女性社員が楽しんだ札幌クラブハイツ

 
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   私の履歴書302
 
我等、札幌クラブハイツへの二度目の訪問は、多人数でしたね。
 
営業補助女性三人目を雇用した時の一次会がいつもの札幌ビール園。
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.ここでいつものパターンで大騒ぎをしてからタクシーで二次会のすすきのへ。
 
魚住君と草野君のたっての御所望がクラブハイツ。
 
「これだけの人数だと相当な額となるよ。何処からその金は出て来る?」
「お任せ下さい! この間の接待予算が残っていますから」 
これ、魚住君の得意な言葉。
 
「そう言っても、総務の森口係長が本社に密告するよ」
「お任せ下さい。今日は森口係長をメロメロにさせますから」
森口係長は堅物。
 
「人数は?」
「二次会に残ったのは15名です」
「と言う事は、私の決裁は5万円だから、一人3千円だよ」
「副店長とコミコミの5万円で交渉します」
 
そういって、魚住君と草野君は東宝公楽会館のエレベーターに乗り6Fへ。
 
表の道路で待つ我等。
六名の女子社員達の不満の声が聞こえる。
 
「所長、キャバレーは男相手で女性が入るものではないでしょう?」
私は、笑っているだけ。
 
どうやらクラブハイツの副店長との交渉成立でエレベーターへ。
依然と女子社員達のブツブツ。
 
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 ホールに一歩足を入れたとたん、驚愕に変わる。
「すごい!」
 
案内されたのが一番前の直ぐに踊れる位置の四つのBOX。
流石魚住君、こういう時は気が利く。
 
チークタイムには未だ時間がある。
でも私にとっては曲さえ流れていれば全てチークタイム。
 
「亜子、チークを踊ろう」
恥ずかしがる亜子を引っ張り出して直ぐにチーク。
 
亜子は私の首に両手を回して来る。
「亜子、それじゃ、身動きとれない」
 
女性社員6人全員と1時間以内に踊り切らなきゃならない。
一晩二度だけのチークタイムなど待ってはいられない。
 
亜子の次は世子。
それから順次女子全員と踊って責務を果たしてやれやれ。
 
私の先例に習い、皆も男女ペアになり踊り出しました。
処が、ありゃ、何じゃあの恰好は?
 
「いつから清純なる高校生同士になったのかい?」
 
皆、自分が踊った姿はさておき、他人の踊っている姿を見ては大笑い。
他方、「そんなにくっつかないで」と女子から叱られる魚住君。
 
特に見ものは森口係長とその部下の由紀ちゃん。
 
 常日頃、由紀ちゃんは森口係長にいじめられていますからね。
私「皆が交互に踊っているのに、君達二人だけ例外とはけしからん!」
 
二人共、顔を真っ赤にしてフロアへ。
にらみ合ったままなので檄を飛ばす。
 
ようやく両手を合わせたものの、握り合うのではなく摘まみ合う。
「とおりゃんせ とおりゃんせ」スタイルのへっぴり腰。
 
二人の動きに全員一喜一憂。歓喜や落胆の声があがる。
見方によっては、初々しい初恋同士。
 
一時間が瞬く間に過ぎましたね。
 
全員、一階に降りてから解散。
 
「今日は楽しかったです。また連れて来て下さい」とは彼女等の夫々タクシーに乗るときの言葉。
 
 
注)店内画像は、同じく札幌クラブハイツの現在の店長から送ってもらったものです。
 


(続編)
私の履歴書・303  有能な女性社員教育の場 『札幌クラブハイツ』

私の履歴書・40歳代北海道編 目次(1)~(3)