和琴温泉露天風呂で天使と戯れた話

 
     私の履歴書275
 
今日、網走市経済部観光課から返信メールが。観光課で使っている写真を使わせて欲しいと言いましたら、許可が出ました。
 
せっかくお許しを頂いたのに、網走に関しての記事はもう少し先になります。
それで、過去に別の書庫で書いた網走の記事を再度掲載することにしました。
 
                          
 
深夜、露天風呂で浸かっていると、水銀灯の元に、一糸まとわない三人の二十歳弱の女性が白く輝く。

夢か?幻か? 聖母マリアか? それとも天使????
 
      ☆       ☆       ☆
 
亡き父の日記帳を見ていたら、偶然、道東・屈斜路湖の絵葉書が出てきた。
思い出す!!懐かしい!!屈斜路湖畔の露天風呂でのこと。  

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 (1989年秋)

1989年、紅葉が枯葉になった晩秋の嵐の去った風の強い日、北見と釧路の所長を呼んで我等男三人は和琴温泉旅館湖心荘(当時はホテル湖心荘)で会議・宿泊。

 イメージ 2夜十時過ぎ、当該湖畔の露天風呂に行くべし。
 
場所は、和琴半島。
お~!浴衣があおられ寒い!
 浴衣姿で徒歩十五分。 
.
.和琴温泉天然露天風呂へ。

湖畔の露天風呂は、三日月の形。
灯りは、右端に水銀灯が湯煙でぼんやり一個のみ。

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 我等は、偶々、水銀灯から離れた湖に近い真っ暗な場所で湯に浸かっている時、若い娘の声。
 
女性は三人。
水銀灯の下で、あれっ?あれっ? 脱ぎ始める! 
 
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我等は暗闇のお湯の中。
彼女等からは見えないのだ。
 
無論、周囲は暗黒。我等は、あんぐりと口を開けて見守るしかない。

驚いたのはこちらの方。
一糸まとわず!!
.
何しろ、二十歳弱の六つの胸が、上からの水銀灯で白く浮かび上がる!

.三人の天使がこの世に舞い降りてきたのだ!
まさか!!水銀灯のスポットライトの下でのシルエットは幻想的。

夢か??

露天風呂に入ってくるや否やキャッキャとお湯の中で騒ぎ出す。
暫くして後、「きゃ~~~~~~~~~!!」 

我等にようやく気付いたのだ。
一瞬、逃げようとするも、衣服は水銀灯の下。

彼女達は、湯の中から出るに出られない。
やがて、我等は狼ではないと思いきや、お湯が飛んでくる。

それからと言うもの、四十歳前後の男三人と、十代後半の天使とがお湯掛けごっこや追っかけっこ。

湯の深さは膝上までしかないのに。
おんぶやだっこ!!

全裸の父親と幼稚園児の全裸の女の子とのお風呂場での戯れか?

仕舞いには、男女各々ペアーになり、騎馬戦となった。
世に言う『肩車』。
全裸の我等馬一頭につき、全裸の女性騎手一人である。

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※画像は、映画Where the Boys Are (ボーハント)より 場所はフロリダ

お~~! ジャンヌダルクだ!

先ず騎手は腰を落とした馬の首に最初はまたがるのに一苦労。
温泉で滑るからだ。

またがってからが、又一苦労。騎手は、馬の首にぴったりと腰を当て両股でしかと首を挟まなければならない。

両股の力が弱いと滑って腰から落ちて湯の中にドボン!
 
さて、三頭がまともに立ち上がり、騎手同士、頭に巻いたタオルを奪い合う。上でもみあうから、馬の我等は平衡感覚がとれない。

 
     騎手、馬、共倒れでドボン!

裸体の騎手は、お互い、何も着ていないから掴む場所がない。
幾度と無く、騎手・馬、共につるりと滑ってドボン!

熱くなった騎手達は、相手の髪を掴む。
掴まれたら掴み返す。

こうなったら、同僚とかは関係なし!
もう、騎上ではジャンヌダルク同士、髪の引っ張り合いの乱闘と化す。
         ☆       ☆       ☆

皆、記念写真を撮ろうと言うので、水銀灯の下で全員「チーズ」。
但し、皆、スッポンポンからショーツやブリーフを穿いて。
 
撮った写真を、後日、現像して渡すと言う約束をして。
彼女等の勤務先は、網走市営・オホーツク流氷館。
 
写真を撮り終わり衣服を着て、時計を見ると、午前零時を遙かに超えている。旅館に帰ろうとしたら、旅館へ我等を車で送っていくと言う。
 
そこで50m程離れた真っ暗な茂みの中に停めてある彼女等のワゴン車へと歩く。無論、懐中電気で足元を照らしながら。
 
  エ~~~~エ~~ッ!

車の運転席に若い男の子が乗っている。
彼は、彼女等のアッシー運転手。

厳命で、ここで待機していたのだ!! 
アッシーもオホーツク館勤務。

    参りました!!

   ✩   ✩   ✩
 
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それから一ヵ月後、またまた三人で会議を道東の別の地の温泉ホテルで行う。
 
無論、オホーツク流氷館に立ち寄る。
  くだんの写真を皆で再三見入る。

静か~~に!静か~~に!と言うのに、彼女たちはキャッキャとエリアで騒ぐ。

何事だろうと館長らしき人(課長)が興味深げにやって来た。
まずい事になったものだ。

が、内、一人の女性が、我等を館長(課長)らしき人に紹介した。しかも、丁重に!!

「この三人のお客様は、私たちの生まれたまゝの姿をこよなくご覧になった人たちです」

さすが館内案内嬢! それから案内嬢たちが、課長や事務方に和琴温泉露天風呂での出来事を話したから、皆で大笑い。

以後一週間、我ら三人は腹痛に悩まされる。
笑いすぎて筋肉痛になったのだ。

   ✩   ✩   ✩

今、あの例の可愛い女性三人はどうしているでしょうか。
三人共に1970年前後生れだから、40歳過ぎだろう。
恐らく結婚して、可愛いお子さんも大きくなっているでしょうね。




(参考)
和琴温泉地図

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