道東での忘れえぬ強烈な香り
私の履歴書・276
5月の中旬の根室商業組合の懇親会から10日後前後の26日だったと思います。
先日の組合の懇親会のお礼を兼ねての挨拶回りをしました。
釧路空港から、我社釧路の並河君に乗せてもらい、アンチの釧路組合訪問。
懇親会出席者名簿を元に、各商店を片端から訪問。
中標津の例の女性の店では、お茶をご馳走になり、お土産まで貰いました。
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お天気は良かったのですが、春霞で残念にも遠方が明瞭に見えませんでしたね。
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中標津から別海に向かいました。
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桜が満開でしたね。
流石、道東。北国の遅き春。
緩やかなアッウダウンの道。
すれ違う車は無い。
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ほぼ直線。
見渡す限り牧草地を突き進む快適なドライブ。
いいお天気。
春うらら。
ところが、突然、ある場所から頭が狂ったようにグァーンとなりましたね。
強烈な臭気。
鼻で臭気を感じるのですが、それでは収まらない。
酸欠で脳細胞が沸騰したような。
景色は見渡す限りの牧草地。
何の異常さも感じられない。
依然と春うらら。
だが、
大空の全てがグワァーンと一定の振動で鳴り響いているような。
早くここを脱出して新鮮な空気を吸いたい!
でも、車は一向に臭気帯から脱け出せない。
ほうほうの体で脱け出しほっとしていたら、次の臭気層の中に。
目に見えないトンネルに入るようなものでしたね。
何しろ無風。
どうあがいても、どうしようもない。
大平原のような広大な牧草地に撒いた『し尿』には、全く無力でしたね。
余談ですが、北海道の四年間、開陽展望台にもう一度行きましたが、その時も晴天なのに遠くが霞んでいました。
双眼鏡を持参したら、楽しめたでしょうね。
道東の展望台で最も好きな場所は、帯広の北の『扇が原展望台』ですね。
道東の大自然の素晴らしさを体験できたことの中からもう一つ。
それは1988年か1989年のある晴れた日の午後、
一人でレンタカーを運転し、中標津から西に向かっている時でしたね。
青い空の向こうから、突然黒い雲がにょきにょき。
入道雲かな?
それが帯状で一直線になってこちらに向かって来る。
天空を左右真二つに割って!
私の進む道路は蛇行している。
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その雲の下に入ると車全体がバチバチバチ!
雹(ひょう)でしたね。
やがて、その雲の下の道路は、真っ白。
雲の下を外れたら、何も降っていない乾いた道。
空は青空。
あァ~! これが北の国の大自然! とつくづく思いましたね。
尚、鹿追町の観光課からも許可をもらえましたら、動画から写真に貼り直します。