非礼なるキャリアウーマンの話

 
 
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   私の履歴書269
 
自宅のFAX機での出来事
 
シャープのFAX機残るニ台のうち一台は札幌の自宅にセット。
 
初夏の平日の午前2時頃だったと思います。
 
FAX機の受信の音で目覚めました。
社員の誰かが、日報を私の自宅に送信したのかと思いましたね。
 
処が、何時になっても受信は終了せず。そんな長文なはずはない。
起きて受信の内容を見ますと、アルファベットと数字だらけ。
 
コンピュタープログラムですね。
間違い電話なので、途中で切りました。
 
やれやれと思い床に就き、眠りに陥る寸前、再度ピーと受信の音。
自動再送信ですね。これがもう一度でこの夜は計三度受信。
 
処が、翌日の午前2時、再度FAX受信で起される。
送信元の電話番号が紙の端に記入されていない。
 
やむを得なく、ともかく全部受信して発信元を探さなきゃ。
受信時間は1時間ほど? 感熱ロール紙のほぼ一本を消費。
 
ようやく出てきた発信元電話番号。03ですから東京。
但し、発信者の社名や所属名、氏名は見当たらず。
 
そこで、A4の紙に黒マジックで太く大きく、『FAXの送信番号が違うから至急訂正するように』と書いて発信元番号に送信しました。
 
 
注)本来、国際電話の010とすべき番号を、札幌の市外局番011として送信。
 
 (誤)札幌の自宅の番号  011-5××-××××
 (正)南米の国際電話番号 010-5××-××××
 
 
処が、処が、三日目の丑の刻も同じくピーと受信。
堪忍袋の緒が切れました。
 
104に電話をして、電話番号案内の女性に依頼し、発信してきた電話番号から発信元の企業を探してもらいました。
 
発信元は、富士通本社でした。
翌朝、出勤してから東京の富士通に電話。
 
FAXの電話番号から発信部署を探してもらい、その部署につないでもらいました。
これだけで10分もかかりましたね。
 
その部署で事情を説明。
10分以上も待たされて発信したのは女性社員と判明。
 
でも、その女性と連絡がつくのは、夜の8時以降とのこと。
ここまでで30分以上経過。
 
さて、その日は、夜の街すすきのには行かず、早々に帰宅。
 
何しろ、その日に電話番号を訂正してもらわないと。
またまたFAXが来たら、4日連続、丑の刻に起される訳ですから。
 
午後8時半頃、富士通本社担当部署直通電話に電話。
送信者は、電話の声から25歳過ぎの女性でしたね。
 
FAXの送信先の電話番号が違いますよ」
「あら、そうでしたか?」
 
「私は、あなたが海外に送信するFAXで、三日三晩午前2時に起されたのですよ」
「あら、それでは電話番号を訂正しておきますわ」
 
すみませんの一言も無い。
 
私も三年7ヵ月、東京支店に勤務し、東京の女性の性格は知っている。
東京生れの東京育ちの女性で、知的レベルの高い女性はこうである。
 
特に、千代田区・港区・中央区の大企業本社勤務の総合職となれば、男になめられまいとする心意気は相当なもの。
 
プライドも超一流。
この気性は、村田蓮舫 (レンホウ )行政刷新担当相に垣間見えますね。
 
「君は、他人に迷惑をかけたのに謝る気はないのか!」
私、切れましたね。
 
 ・三日間寝不足であったこと。
 ・電話番号を探した苦労。
 ・たらい回しされた朝の電話。
 ・感熱紙一巻の費用。
 ・札幌→東京の会社の電話代。
 ・そして今かけている私個人の電話代。
 
「あら、それはすみませんでしたわ。テレホンカードをお送りしますから、住所をお知らせ下さい」
 
「その物の言い方はなんじゃ!」
私、更に、ボルテージは上りましたね。
 
またまたこの夜はなかなか眠れず。
今度は憤慨・やるせなさで。
 
四日連続の睡眠不足となりました。
それにしても激怒に比例して電話代が高くつきましたね。
 
 
尚、後日、思い直して彼女宛に私の住所をFAXで送信。
私が富士通の為に身銭を切る理由は何も無い。
 
郵送されてきた封書の中にはテレホンカード二千円のが一枚に千円が二枚。
 
そのカードにクリップで付箋。
「テレホンカード四千円分を同封しました」
 
この一行だけ!
暫し、腹の虫が治まらなかったですね。
 

 
注)この時に、彼女の名前と電話番号をダイアリーに記入したはずですから、
納戸の奥のダンボールを開けたら当時のダイアリーで名前が分かるはず。