新装事務所には新しい来客

 
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    私の履歴書265
  
 
私の着任二ヵ月後の3月、金沢の岡部所長(44歳)が、札幌営業所CC課の課長として着任。
 
彼に営業所建物の改造を頼みました。
二階の空き家の住居を潰して事務所に。
 
 
柱を全部抜くようにといいましたが、流石に全部は抜けないとのこと。
これ以上抜いたら、ひねりながら崩れるそうです。
 
これまでの暗くじめじめした一階の穴倉から脱却。
二階の事務所へ移動。コストは580万円だったと思います。
 
外付けの階段を誰かが歩くと二階事務所が揺れましたね。柱の抜きすぎ。
だから、誰かが上って来るのが居ながらにして分かるのです。
 
他方、新しい事務所での私の席は、床の間だった場所。
ですから、私の横には床の間の柱が四本。
 
事務所を明るい二階にしますと、皆、明るい顔になりました。
それと一階の時とは来客が違いましたね。
 
珍客の第一号は、近くの小口現金を預けている拓銀の支店長と女子行員。
私に会いたいとやって来ました。銀行が何事か?
 
事務員の由紀さんが小口現金を出し入れしていた支店です。
行内全体で一円が合わないから、その調査とのこと。
 
四年間の札幌在任期間中、この一円が合わないと言って二度来ましたね。
応接室で銀行の支店長の言う言葉は同じ。「女性の生理的現象」
 
 
予想だにしていない客は、伊藤忠商事北海道支社の吉田係長。
  
伊藤忠商事は第一勧銀(みずほ銀行)系ですね。
我社の株主の内の一社が第一勧銀。
 
その関係で北海道・伊藤忠会への出席要請です。
どんなものか、私が行く事にしました。
 
この話は次回別途。
 
次が、北海道中小企業家同友会の事務長。
我社の事務所の看板が変わりましたから、挨拶で寄ったそうです。
 
本来、我社の企業規模では同友会会員になれないのですが、私個人として会員にならせて頂きました。無論、年会費がいりますが、それは会社経費で。
 
この会合に出席し、北海道の色々な企業の社長さんたちと会えましたね。
でも、皆さん、見ている方向が何か違うように感じられました。
 
その中でも、異業種の小樽のある会社の社長さん(当時65歳前後)とは、その後、暑中見舞いと年賀のやりとりをして近況を報告し合いました。
 
処が10年後、ぷっつりと途絶えましたね。
社長の名前が息子さんに代わりましたから、恐らく亡くなったのでしょう。
 
 
四人目は、中年の女性。
熱意に溢れる人でした。
 
このプログラムは素晴らしいものでした。
 
彼女は、その熱意で、ナポレオン・ヒルを札幌に呼んだのだそうです。
彼女とは三度会いまして、彼女のしずるを貰いました。
 
でも、そのプログラムキット録音テープ一式が80万円~120万円
金の無い私には、到底手が届かない代物でした。
 
そこで、彼女の持参したデモテープをカーステレオで何度も聴きましたね。
他方、ナポレオン・ヒルの本を全て購入し、何度も読み返しました。
 
今も覚えている本の題名の一つ、「思考は現実化する」
 
これが、社員教育に随分と役に立ちました。
 
 
参考)ナポレオン・ヒルのプロローグ(←ファンの方はここをクリック)
 
彼は、偶々、鉄鋼王カーネギーと面談したのです。
その時のカーネギーの要望は「人生の成功哲学」を体系化したプログラムの完成。
 
但し、500人の成功者と20年かけて面談するものですが、報酬は皆無。
彼は、この無報酬の仕事を29秒で引き受けたのです。
 
鉄工所の父親を褒めて歯医者にした継母と妻は、彼を応援。
最初の仕事は、デトロイトヘンリー・フォードとの面談。
 
以後、20年間、世界の成功者と面談。
そして最初に作られた成功プログラムが「The Law of Success」
 
 
 
 
追記)人生成功哲学のシズルは下記のサイトです。
 
「ナポレオン・ヒルの17の黄金律」   ←先ずここをクリック
 
ボールに記入されている数字を①から順番にクリックしてみてください。
又は、右下にある「次ぎへ」をクリック。