益々輝く北の大地

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前回のあらすじ)
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朝礼で言った言葉
「我等は舞台に立った役者」
「どうせ演じるなら拍手喝采を浴びよう」
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S電機札幌の幹部が挨拶に来るも、つれなし。
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私の着任を一月五日の初出勤の日とす。
その日の午後に全道社員は集合の事。
反論は許さず。

私の履歴書・239

事務所の二階に上りました。

そこは、解散前の先日まで田原常務、神戸部長、それに営業員と砂子事務員の計10名がいた部屋。
先日退職させられた設計担当高橋課長が、残務整理をしていました。

話を聞きますと、ここ二階の田原常務が指揮する営業部署と、一階で山川部長が指揮するメンテナンス部署の反目は激しいものだったようです。

両者のライバル意識が良い方に作用したら相乗効果が出るのですが、
日々殴り合わんばかりの最悪の状態になっていたそうです。

それにこの二階は、事務所が20坪の他に田原常務の住居が40坪弱。
事務所の横扉を開けると、常務の住居の廊下。

これじゃ、会社が潰れるのも当然でしたね。
公私の区別が付かなく、惰性の日々となること一目瞭然。


書庫に、彼等の月次決算報告書を綴じた青いバインダーがあり、開いてみました。

営業部署のもの。 メンテナンス部署のもの。
更にその両部門を合算したものの三部が一式になっているものです。

見て驚きました。
こんなにひどかったのか! 私が聞いていた月次決算平均数字と違う!

これまで本社から出向して経営指導した社員達は、何を経営指導したのか?
この売り上げでは資金繰りが到底出来ない。

恐らく、金融部門の子会社から億単位の借り入れをしていたでしょうね。


一階に戻りますと、高橋君も降りて来て、砂子事務員と話を始めました。
この二人は、先日まで二階の営業部にいたのです。

とたん、砂子さんの嬉しそうな顔!
そこのコーナーだけが急に明るくなるのですね。

そうか、砂子さんは、ここ一階事務所に居たくないのか。
確かに、山川課長(先日まで部長)と坂上課長が指揮してきたここ一階事務所の雰囲気は暗すぎる。

「素晴らしいコートですね。300万円はしたでしょう」

「エェ、250万円でしたが、85万円で買いました。シーズンオフの値下がりを待って。
これは一昨年のデザインなのですよ」

更に「でも、この毛皮は、前からどうしても欲しかったのでお金を貯めていました。
3年かかりましたよ」

嬉しそうに上気した面持ちで話していましたね。
処が、このコートの話が終ると、元の辛そうな顔に戻ってしまいました。




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午後になりまして、遅い昼食。
後、月寒(つきさむ)中央通の豊平郵便局前からリムジンバス乗車。

復路の千歳空港→広島空港便は、往路と同じくボーイング747
乗客数は、400人弱の客席に対し、67人だったと思います。

往路と同様、信州上空の時に視界が開けましたね。
夕焼けでした。

ピンクというよりも、褐色に近い薄ピンク色。
幻想の世界でした。

素晴らしい!

北海道のイメージが、益々輝いて来ましたね。