京都の男の性癖
ほっこり京都人(20)
当時から京都室町育ちの男性には、不思議と共通している一種の癖がありましたね。
彼等の今の年齢は、もう63歳から88歳でしょうか。
彼等の今の年齢は、もう63歳から88歳でしょうか。
さて、その具体例 ①
ホテルでのパーテーで何名かで輪になって話していますと、知人の京男室町人が私の横にやってきます。
彼は先ず私の横腹を指で突きます。振り向かないと何度も突きます。
知らん顔をしていますと、腹をつねります。
知らん顔をしていますと、腹をつねります。
振り向くと彼はその指を腰の位置で三歩程向かい側のとある人を指差します。
指を前後何度も動かして。
指を前後何度も動かして。
「後ろ指を指す」と言いたいのですが、本人を真正面から指してですから「前指を指す」と言うのでしょうか。やはり、この場合でも「後ろ指を指す」でしょうね。
それから、手の平を私の耳へ。ヒソヒソ内緒話のスタイルです。
そしてその人にわざと聞こえるように例えばこう言うのです。
そしてその人にわざと聞こえるように例えばこう言うのです。
その人を横目で見ながら「あのすかたん!」とね。
この動作は、今思い出しますと室町人だけではなかったですね。
程度の差こそあれ洛中かその周辺で生まれ育った京都人に共通していましたね。
程度の差こそあれ洛中かその周辺で生まれ育った京都人に共通していましたね。
尚、もしも私がつねられても振り向かなかったり、耳打ちされた時に私が「アッハハ」と笑わなきゃ次にやられるのは私。
京男室町人が酒に弱いと言っていたら要注意ですね。
酒の席で横に来ましたら何かが起きる事を覚悟しなきゃなりません。
酒の席で横に来ましたら何かが起きる事を覚悟しなきゃなりません。
更に、酒をどんどん勧めてきましたらもう危険の域。
怒らすか言質をとろうとする魂胆です。
怒らすか言質をとろうとする魂胆です。
例えば、酒の席で隣に座ってきまして私の膝をポンと軽く叩くのです。
二呼吸程おいて再度ポン。このポンポンが続くのです。
二呼吸程おいて再度ポン。このポンポンが続くのです。
「いちびるのやめてんか」と言っても止めませんね。
ポンと叩く一瞬は、私が息を吸う時。呼吸を乱して不機嫌にさせるのですね。
「ええ加減にしんかいな」と少し大きな声で言ったら最後、これが後ろ指の材料とされるのです。
次から私が後ろ指を指されて言われる言葉「きーつけや、いらちや」
すこいでっしゃろ つづく
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