京大生を甘やかし過ぎた京都の街
ほっこり京都人(15)
昨日のニュースに拠りますと石像「牛馬童子」の首が切断されているのが見つかったとの事です。
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世界遺産に登録された参詣道の熊野古道沿いの石像です。
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(新聞記事は最下段に掲載)
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こういう話を聞く度に、思い出しますね。
古い話しですが、四十年前になりますかね。
先ずはその前段の話し。
古都京都市民は、自分達のひがみが他様に知られないように間接的に表現していたのですね。
調子に乗ったのが京大生ですね。
換言すれば、京大生は甘やかされて、何をしても京都では赦されたのですから。
換言すれば、京大生は甘やかされて、何をしても京都では赦されたのですから。
昭和10年代(1935-1944)生まれの京大生に限れば、泥棒が流行った年代。
先ずは、図書館の本の盗み。寮に行きますと、本棚に並べてあるのです。何十冊も図書館のラベルを貼った本を自慢げに。
更に、本屋での専門書の万引き。手法は、大きな紙袋を持参。本棚から二冊を取り出し、一冊を読んでいる姿で、もう一冊を下に置いてある紙袋に滑り込ませるのです。これも自慢げに実演して見せるのですよ。
当時、京大で流行っていたものは、それだけではありませんでした。
何れも、旧道やその枝道を、ばかでかい空のリュックを背負って。
このお尻の下まで垂れる程の空のリュックがミソ。
食糧の買出しではありません。1㍍強の寸法が必要だからです。
食糧の買出しではありません。1㍍強の寸法が必要だからです。
つづく
参考) ニュース記事
市教育委員会によると、18日午後、通りがかった人が気付き、市に通報した。頭部は発見されておらず、人為的に壊された可能性が高いという。
像を管理している財団法人「近野振興会」が田辺署に被害届を提出。同署は器物損壊容疑で捜査している。
牛馬童子像は高さが約50センチ。1891年ごろ、花山法皇が旅をしている姿を模してつくられたとされる。田辺市の指定文化財で、作者は不明。
牛馬童子像は高さが約50センチ。1891年ごろ、花山法皇が旅をしている姿を模してつくられたとされる。田辺市の指定文化財で、作者は不明。
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