日本:戦争の足音が聞こえる


数日前から書き始めて、本日7日(金)AMにブログにオープンした記事が、同日、瞬く間に消されてしまった。内容は、中国・北朝鮮と韓国の関係、そして日本にいる国会議員を始めとするスパイについてであった。

全体の内容には確かに過激な内容を含んでいたが、大筋としては合っており、それが、今日の夕方のyahooニュース記事で裏付けられている。そのニュースは、このブログ記事の後半に一部抜粋し掲載する。

この削除された記事の前半の一部のみ掲載するが、本来、国としてなければならないスパイ防止法立法府である衆参両院では何故に作ろうとしないかの論拠の箇所は削除する。

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(私の前半の一部抜粋)

この画像は、この4月に聯合(れんごう)ニュースTVで放映されたものである。
イメージ 1

韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領に貼られたこの北朝鮮国旗「人共旗」(共和国旗)は単なるグラフィックの間違いと称しているが、間違いではない。
イメージ 2

毎年総額で300億ウォン(約28億円)の税金が投入されている聯合(れんごう)ニュースの聯合ニュースTVが自国の国旗「太極旗(テグッキ)」を間違うはずはないのである。

過去千年以上、あらゆるメデア、あらゆる政府機関紙、あらゆる民間の、個人の小発行物でさえ、他国の国旗を自国の国旗として掲載された例は皆無である。

他国の国旗を間違ったケースでは、ロンドンオリンピック南北朝鮮の国旗と、国旗の逆さま掲揚ぐらいである。このように例え間違ったとしても自国の国旗ではない。

今回のこの韓国の文在寅に貼っている北朝鮮国旗「人共旗」の意味することは、既に、韓国政府内部、並びに政府付属機関内部、或いは政府の資金援助を受けているこのようなメディアでは、常に人共旗を掲げており、韓国文在寅大統領政府が北朝鮮金正恩キム・ジョンウン、김정은)指揮下に入ったことを示すものに他ならない。

当に、流石、日本のNHKと違って、真実を伝える聯合ニュースTVは、違和感なく、躊躇することなく、北朝鮮国旗「人共旗」で示したのである。

朝鮮日報に、聯合(れんごう)ニュースの関係者を処分した等と述べているが、それは韓国民の大批判を韓国政府がかわすためのゼスチャ&トカゲの尻尾切りにすぎない。  

【社説】聯合ニュースTVの編集ミス、支援中断をちらつかせる韓国大統領府 朝鮮日報 2019/06/05
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(今日のyahooニュース)
ついに「在韓米軍」撤収の号砲が鳴る 米国が北朝鮮を先行攻撃できる体制は整った
デイリー新聞 6/7(金) 17:30配信

(要約)
「在韓米軍撤収」の号砲が鳴った。米軍人やその家族が半島から引き上げれば、米国は心おきなく北朝鮮を先制攻撃できる。(鈴置高史/韓国観察者)

司令部も家族も「ソウル脱出」
 米国のシャナハン国防長官代行は6月3日、韓国で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と、米韓連合司令部をソウルから南方の京畿道・平沢(ピョンテク)の米軍基地キャンプ・ハンフリーに移転することで合意した。

 これにより、米軍の司令部や第1線部隊はソウル市内を流れる漢江の北からほぼ姿を消す。移転先のキャンプ・ハンフリーには国連軍司令部や在韓米軍司令部、歩兵2個旅団などが集結済みだ。(中略)

 ことにイラク戦争以降、被害の大きい地上部隊の投入を米国は極度に嫌うようになった。防衛線となる漢江以北から米軍人とその家族が姿を消せば、北朝鮮の「奇襲攻撃でソウルの北半分を占領したうえ、韓国と停戦する」との作戦が現実味を帯びる。(中略)

同じ6月3日、ソウルの米軍基地内にあった米国人学校が閉校し60年の歴史を終えた。在校生は今後、キャンプ・ハンフリー内の米国人学校などで学ぶことになる。(中略)

寝耳に水の南方移転
 米韓連合司令部の平沢移転は、韓国政府・軍にとって寝耳に水だった。在韓米軍司令部などが平沢に移っても、米韓連合司令部だけはソウルに残ると米国は約束してきた。

 首都ソウルに米国の高級軍人と家族が残る、という事実こそが、韓国人に大きな安心感を与えるからだ。だが5月16日、中央日報が特ダネとして「米軍が最近、連合司令部の移転を要請してきた」と報じて1か月もしないうちに、それが実現した。米国はよほどの決意を固めたのだろう。(中略)

中国の脅しに屈した韓国
 米韓の間の溝は深まるばかりだ。米国や日本は経済制裁により北朝鮮に核を手放させようとしている。というのに、韓国は露骨にそれを邪魔する。

 世界の朝鮮半島専門家の多くが、文在寅大統領は金正恩キム・ジョンウン)委員長の使い走りと見なすようになった。

 6月5日にも、文在寅政権は北朝鮮への支援用として800万ドルを国連に拠出することを決めた。人道援助の名目だが、国際社会はそのカネで購った食糧が軍に回るのではないかと懸念する(デイリー新潮「文在寅金正恩の使い走り、北朝鮮のミサイル発射で韓国が食糧支援という猿芝居」参照)

 北朝鮮との緊張が高まった2017年3月、米国は慶尚北道・星州(キョンサンプクト・ソンジュ)にTHAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)を持ち込んだ。韓国と在韓米軍を北朝鮮のミサイル攻撃から守るためだ。

 だが、韓国政府は2年以上たった今も、配備を正式に許可していない。表向き環境影響評価に時間がかかると説明しているが、中国が怖いからだとは誰もが知っている。配備の場所が韓国南東部で中国から離れているのも、中国への忖度からとされる。

 中国は、韓国配備のTHAADの高性能レーダーが米国に向けて発射した自身のICBM(大陸間弾道弾)の検知に利用されると懸念する。

 2017年10月には「これ以上のTHAAD配備には応じない」との一札を韓国から取り上げた(拙著「米韓同盟消滅」(新潮新書)第2章第2節「どうせ属国だったのだ……」参照)。(中略)

 中立的な議会調査局までが「米韓同盟はいつまで持つか分からない」と言い出したのだ。そんな空気が広がるワシントンにとって、米陸軍の韓国からの撤収は、当然、通るべき一里塚である。(中略)

「先制攻撃は北に通報」
 急に現実味を帯びた在韓米軍の削減――。北朝鮮は喜んでいるのだろうか。確かに北朝鮮にとって、安全保障上の脅威である米軍の兵力削減は願ってもないことだ。米韓同盟の解体にもつながる話だから、普通なら大喜びするところだ。ただ良く考えれば、(中略)

今は、先制攻撃も念頭に米国が核放棄を迫って来る最中なのだ。陸軍やその家族が引き揚げた後、米軍は思う存分、北朝鮮を空から叩けることになる。

 もちろん、在韓米空軍は特性を生かして、日本に瞬時に後退できる。そもそも韓国の空軍基地は使いにくい。そこから先制攻撃に動けば、文在寅政権が金正恩政権に直ちに知らせるのは間違いないからだ。(中略)

米国は北朝鮮の核施設への先制攻撃を、日本、グアム、海上から実施する。韓国の基地が使いにくい以上、北朝鮮に最も近い日本の基地が極めて重要になる。(中略)

もちろん「(日米の)共通の敵」の第1候補は北朝鮮である。

 在韓米軍撤収の号砲が、日米の運命的な結束誇示の直後に始まったことも、金正恩委員長の目には、さぞ不気味に映っていることだろう。(以上)

著者:鈴置高史(すずおき・たかぶみ)
(履歴等は省略)