再度夢路をたどる世子
今年の7月23日(月)丑三つ時を過ぎた午前3時40分の目覚めの時のこと。
和装喪服姿で現れた北海道時代の部下の世子(ヨ子)。30年前の二十四~二十五歳当時のそのまゝで。
(その記事)
夢路に現れた世子 2018/7/26(木)
それから110日後の、今月11月4日(日)、ふと目覚めの時の午前0時40分のこと。私は事務所で電話帳を開き、電話番号を転記していました。遅くなったのでそろそろ帰ろうかと窓を閉め、車のキーを確認。
処が、世子の机の上には、何故か腕時計や車のキー等が依然と置かれています。
どうしたんだろうと思いながら事務所を出ようとし、落ちていた白いタオルを拾った時、一人の社員が帰ってきました。
「世子を知らないか?」と問うと「車の中で寝ている。」と言います。
その車の中を覗くと、確かに車の中の世子は後部座席で横になり眠っているように見えます。
彼は 「子供を堕ろしたばかりなのに大丈夫かな?」と言います。
私は 「大丈夫だろう。」と答えます。
ここで覚醒しました。
やはり世子は、7月の夢の通り、タクシーに乗って後部座席で亡くなったものと思われます。
私は今回も直ぐに起き、机の上のノートにメモし再度寝ようとするも目がすっかり覚めてしまいました。
何気なく、傍の段ボール箱の中の書類をまとめて取り出すと、箱の底に一冊の黒いダイアリーがありました。
ひょっとしてこのダイアリーは?
紛失したと思っていたもの。
この28年前の1990年の札幌時代のダイアリーの裏表紙に当時の部下の住所一覧表を縮小したものを貼り付けてあります。無論、その住所録の中に世子の住所・東札幌が書かれてありました。
世子が再度あの世から現れたということは、単に私に亡くなったことを知らせるだけでなく、私に札幌に来て欲しいのかもしれません。
今年は無理ですが、年が明けたら札幌に飛んでご焼香をしたいと思います。
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