煙草:お笑い肺がん原因ウラン説


面白い記事に出会い、笑ってしまいました。
世界的にタバコを吸わせないために、いよいよ、その神髄のところまで大きく近づいてきた感がします。

今までの私の記憶によると、煙草の健康害は『ニコチンにあり』、から始まり、これが否定されると次は『タールにあり』となり、更にこれが否定されると紙巻きたばこには破れにくくするために『紙に高分子の物質が入っている』から。その次には煙草には『化学物質の香料や砂糖などの添加物が入っている』からと、その都度その都度、その煙を吸うと肺がんになるという風に変遷してきました。

さてさて、今度は煙草の葉には放射性天然ウランを含んでおり、その放射線で肺がんが出来るという理屈です。

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それなら、私の幼少時代、友達の大半は農家で、遊びに行くと土間では大きな囲炉裏で枯葉や薪を燃やすから、時には煙たいのなんの。或いは、我が家では私も竈(かまど)で飯炊きをしたものですから、燃やし初めは煙で顔が黒くなったり。

ということは、私も含めて古来の日本人は、煙、イコール、天然ウランをしっぽりと吸い込んでいたことになりますね。

この理屈から言うと、日本人は古来から肺がんだらけだったことになりますが、その文献は皆無。

この『放射性天然ウラン説』は苦しい言い訳ですが、ある意味では本筋と言えます。『放射性天然ウラン』を『放射性人工ウラン』に置き換えたらどうなるでしょうかね。

参考:野菜や魚介類の放射能濃度は100ベクレル以下が条件だが、煙草にベクレルは対象外。かって輸入米国タバコの放射能濃度は500ベクレル/kgもあった。



Measurement of Uranium Concentrations in Tobacco Cigarettes Consumed by Iraqi Publics using Kinetic Phosphorescence Analyzer (KPA) 
キネティック・リン光分析装置(KPA)を用いたイラク市民で消費されたタバコのウラン濃度の測定



International Journal of Current Engineering and Technology, Vol.4, No.1 (Feb 2014)
現在の技術と技術の国際ジャーナル、第4巻、第1号(2014年2月)

Abstract Tobacco contains minute quantities of radioactive isotopes of Uranium series, which is radioactive carcinogenic. Smoking of tobacco and its products increases the internal intake and radiation dose due to natural radionuclides. 

要約:タバコには、放射性発癌物質であるウラン系列の放射性同位体が微量含まれています。たばことその製品の喫煙は、天然の放射性核種に起因する内部摂取量と放射線量を増加させます。

In a number of studies, inhalation of some naturally-occurring radionuclides via smoking has been considered to be one of the most significant causes of lung cancer. 

In this work, forty seven tobacco samples were collected from the Iraqi markets. Uranium in tobacco was measured using the Kinetic Phosphorescence Analyzer (KPA) techniques. 

多くの研究において、喫煙による自然発生の放射性核種の吸入は、肺癌の最も重要な原因の1つと考えられています。この研究では、イラク市場から47個のタバコサンプルが採取されました。タバコ中のウランはキネティック・リン光分析装置(KPA)技術を用いて測定しました。

(原文省略)
その結果、ウラン濃度は1.371±0.0018から3.424±0.0075μg/ g(≒ppm)の範囲であり、全体平均は約2.224μg/ g(≒ppm)でした。

大人(喫煙者)の吸入による年間有効量は0.144〜0.361mSv / y(年)で、全体の平均値は0.234mSv / y(年)でした。

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※ドイツ製紙巻きたばこウエスト(20本入り、タール6mg、ニコチン 0.5mg)は、南アフリカ大陸、アメリカ大陸、アジア大陸で産出されたバージニア種、バーレー種、オリエント種の3種類の葉たばこをブレンドしている。

その結果、ドイツの紙巻タバコは、他の世界的な生産源から生産されてイラク市場で消費されたタバコと比較し、ウランの濃度が最も高いことが示されました。

結果は、すべてのたばこサンプルには様々な割合のウラン濃度が含まれていることが示されました。

1.はじめにウランは、親油性元素であり、土壌、堆積物、植物および水流に存在します。

2900kmの深さの土壌は、土壌1グラムあたり0.76μgのウランの平均濃度を有します(Mauda、A. 1964)。

ヒトのウラン摂取の主要ルートの2つは、吸入および摂取です。非職業暴露者によるウランの吸入は、主に空気中の再懸濁した粉塵によるものです(Singh、NP、and Wrenn、ME 1989)。

ヒトの体内の全ウランの量の大部分は、食事摂取によるものと考えられています(Singh、NP、and Wrenn、ME 1989; Fisenne、M. et al 1983)。

ウランの溶解性はその化学的形態に依存しますが、可溶性ウランは摂取後直ちに腸に吸収され、血液に移行します(Wrenn、MD et al 1985)。

人体におけるウランの分布は、組織ごとに異なる生物学的半減期、ならびに組織によって異なる特定の組織型へのウランの再分布率に依存します。

しかし、ウランは通常、骨に再分布し、骨にとどまります(ICRP 1978)。いくつかの研究では、空気とタバコの両方からの210 Pb(註1)および210 Po(註2)の吸入が肺癌の最も重要な原因剤の1つとしてあげられています(Martell、EA 1987)。

(註1)210Pb(鉛-210)
半減期 22.20年。崩壊方式ベータ線を放出し、ビスマス-210(210Bi、5.012日)になる。低エネルギーのガンマ線が放出される。ビスマス-210もベータ崩壊してポロニウム-210(210Po)に変わる。

ポロニウム-210はアルファ線を放出して鉛-206(206Pb)となる。鉛-210があれば、ポロニウム-210もある。 生成天然に存在する放射能で、ウラン-238(238U、44.68億年)の崩壊で生じる放射能の一つ。

(註2)210Po(ポロニウム210 、Polonium-210)
ウラン系列の中に存在する核種の1つであり、天然に存在するほぼ唯一のポロニウム同位体である。半減期は138.376日という寿命の短い放射性同位体。天然ウラン1トンの放射能は約254億Bqであるため、天然ウランに含まれる210Poの比放射能(約120億Bq)は天然ウランの約半分に達する。

210Poが崩壊して放出されるアルファ線は強い電離作用を持つため、静電気を除去する装置に使われているが極めて毒性が強い。

210Poは半減期が短いため、極めて強い放射能を持つ。経口摂取の数値で比較すると、原子力事故の際問題となる核種である137Csの18倍も強い実効線量である。半数致死量の数値で比較すると人工物で最も毒性の強いVXガスの240倍も毒性が強い。

(中略)
タバコに含む210Pbおよび210Poは、土壌から、または空気からの葉面(ようめん)吸収で直接取り上げられます。

これらはまた、土壌と水から226 Ra(註3)を吸収した後に植物内で生成されます(Radford、EP and Hunt、VR 1964)。

(註3)226 Ra(ラジウム-226
半減期1,600年。天然でウラン‐238(238U、44.68億年)が崩壊を続けて生じる。アルファ線を放出してラドン-222(222Rn、3.8235日)となる。ガンマ線が放出される。ラドン-222はさらに崩壊して短寿命放射能が生じる。玄武岩、花こう岩および堆積岩に微量を含む。

ラジウムは土壌から植物によって吸収され、生物の食物連鎖に入る。食品中の濃度は地域によって大きく変動する。

ラジウムはカルシウムと似た性質をもつ。体内に入ると、骨内部に不均一に分布する。体内に取り込まれたものの中で、骨に集まる分の比率は低いが、骨に入れば長く残留する。

ブラジルナッツは1㎏あたり10~260ベクレルのラジウム同位体を含むとする研究がある。ラジウム濃度は、他の食品よりも約1000倍も高い。

熟成させたタバコの葉に火をつけることにより、高い210 Pb(鉛-210)活性の不溶性粒子を生成します。それが喫煙者の気管支に沈着します。

その後、210Po(ポロニウム210)は、喫煙者の間で気管支がんの原因となる高い局所粒子線照射を引き起こします(Martell、EA 1974)。

(中略)
喫煙による放射線実効線量の推定では、成人(1日30本の喫煙者)の吸入による肺への年間実効線量は、ウランで平均0.234mSv / yとなります。

The cigarette's flavored and good taste characteristic is that contain high concentrations of Uranium.

シガレットの風味豊かで美味しい特性は、高濃度のウランによるものです。

3. Results and Discussion
タバコの喫煙は、世界中の8つの主要な死亡原因のうち6つの危険因子です。その6つの危険因子の中の一つ、肺癌はタバコが最も重要なものです(Zaga、V. et al 2011)。

毎年135万の新たな症例が診断され、これは現代のすべての癌症例の12%以上を占めます(Zaga、V.etal 2011; Greenlee、RT et al 2000)。

さらに、喫煙は118万人のがんによる死亡(世界全体の17.6%)であり、そのうち21,400人が間接喫煙による肺がんです。(中略)

たばこの中にウランが存在するということは、彼らが喫煙しているかどうかにかかわらず室内のたばこの煙がウランの源であり、その放射能物質が連続し崩壊します。

得られたデータによると、サンプルNo.T43はドイツで製造されたたばこで、ウランの最高濃度を記録したのに対して、サンプルNo.T26はスイスで製造されたものでウランの濃度は最低でした。

高濃度のウランを含むこのドイツ製サンプルは、味と風味がよく、イラク市場で頻繁に販売されているブランドです。

タバコ栽培用土壌には、通常、化学肥料、特に窒素、リン、カリウムなどの栄養素の要件を満たすリン酸肥料で処理されます。

しかし、農業者がタバコ農園で巨額の利益を得るための化学肥料の過剰使用は、ウランとその腐敗生成物が豊富なため、放射能レベルを上昇させる一般的な慣行となっています。



※たばこで白血病倍増の論理 2017/4/18(火) 

※実証『煙草は無類の薬剤』 2018/2/6(火) 

(画像借入先)
古民家