阪急上牧駅:高校生バレンタインデーに死す


先日の2月14日(水)夕刻、『ブォ~』という阪急電車の今まで聞いたことのない大きな異様な汽笛がしました。

「これは何かが起きたな」
そう感じた私は急いで駆け上がりましたがカメラを忘れたので引き返し改めて写真を撮りました。その時の画像です。

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このパチリした時刻は午後5時39分。
駅員が線路に降りていますから、誰かが電車に跳ねられたようですが、恐らくボケが電車によろめいた位に思っていました。
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処が、今、偶々検索したら、高校2年生の少年の飛び込み自殺ではありませんか。

それも、バレンタインデー!

そうか、恋する乙女からチョコレートを貰えなかったからか・・・。

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思うに、今の高校生には是非読んで欲しい一冊の本がある。

「人間とは精神である。精神とは何であるか?精神とは自己である。」
「自己とは何であるか?自己とは自己自身に関係するところの関係である。」


「本当の絶望とは、死ぬに死ねない状況なのだ!」
「絶望して自殺をした場合は、未だ本当に絶望していないから死を選択することが出来た!」

「究極の意味において絶望は死に至る病である。」
「我々は死ぬべきして然も死ぬことが出来ない。」
「否、我々は死を死ななければならないのである。」

「絶望者による死はいつも自己を生の中に置き換えるのである。絶望者は死ぬことが出来ない」

「彼が何かについて絶望しているのは本当は自己自身について絶望しているのであり、そこで自己自身から脱け出ようと欲するのである」

「「(帝王になれなかった男の絶望の場合)彼は本当は自己が帝王にならなかったことに絶望しているのではなしに、帝王にならなかった自己自身に絶望しているのである」

「もっと正確に言えば、自己自身から脱け出すことが出来ないと言うことが彼には耐えられないのである」

「我々は、誤謬(ごびゅう、間違い)の中に生きている」


私の履歴書・100 『二十歳代の衝撃』 より
死に至る病 (岩波文庫)  – 1957/1/1 \907



阪急電鉄 はねられ高校生死亡
NHK 02月15日
14日午後5時半すぎ、大阪・高槻市にある阪急電鉄京都線の上牧駅で、男性が快速急行の電車にはねられ、まもなく死亡しました。
近くのホームにあった男性のカバンから、高校の学生証などが見つかったことから、警察が確認を進めたところ、男性は、大阪府内の私立高校に通う高校2年生の17歳の男子生徒と分かりました。

警察によりますと、ホームに設置された防犯カメラには、男子生徒が線路に降りていくのが映っていたということで、警察は、電車の運転士から話を聴くなどして詳しい状況を調べています。

この事故の影響で、阪急電鉄京都線や千里線はおよそ2時間にわたって、全線で運転を見合わせました。


(参考)何と人身事故の多いことに驚かされます。
阪急京都本線の人身事故のまとめ記事一覧