便秘には自家製甘酒


昨日27日の朝は水無瀬の山もうっすらと雪化粧。

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さてさて、息子夫婦が毎朝食時に飲んでいるのが甘酒とか。
そこで甘酒をネットで調べると、これがなかなかのものらしい。

甘酒で思い出すのは、幼少時代、我が家の正月のお膳と言えば、年末にリュックを背負った父が片道10㎞程の雪道を歩いて岩谷駅まで歩き、そこから汽車で本荘駅下車。本荘の大町の岡田鮮魚店などから購入したカニとキンキン(キンキ・きちじ)と赤い酢だこ。それに人参と大根の酢の物が並びます。


これを何故覚えているかと言うと、カニとキンキンは大好きだから。生酢は大嫌いだからです。

カニを食べるときの父のいつものセリフ。「カニの口の周りは食べるな。カニが猛毒を食べている場合があるから必ず酢を付けて食べよ。何年かに一人、カニで死んでいる。」。これはそれから三十数年後の北海道時代、根室商業組合の松谷さんも同じことを言っていました。

私は酢が嫌いだから、いかにもカニに酢を付けているように見せかけて食べたものです。

このお膳に同じく並ぶのが母が作った甘酒。これも何故に覚えているかと言うと、これはお菓子類と違う甘さで、あまり好きではなかったからです。今まで甘酒に手を出さなかったのは、そういう理由からなんです。

だけどこの歳になると事情が違います。終日座っているケースが多く、運動不足からか便秘に悩まされているし、それに10年前に水代わりに牛乳を飲んでいたせいか糖尿気味。これで免疫力が随分低下しました。

今まで自家製漬物で乳酸菌と市販の納豆で何とか凌いできましたが、二日おきの排便続きでは埒(らち)が明かないのです。

ひょっとして甘酒の発酵菌であるコウジ菌はどんなに効果があるのだろうかと調べるとスゴイんです。

『免役細胞の70%は腸にあるので、甘酒が腸の免疫細胞を活性化し善玉菌を増やす効果がある。更に甘酒にも善玉菌が含まれるため、相乗効果が出、善玉菌が腸内環境の免疫力を高める。免疫力を高めるだけでなく、血圧の上昇も抑える。さらに甘酒を飲むと目のクマが改善される効果がある。肌荒れにも良い。』

●名医に聞いた甘酒成分って何がすごい?
消化器内科・・・善玉菌 免疫力アップ
血圧専門医・・・ペプチド 血圧上昇抑制
眼科・・・研究中 目のクマ対策
精神科・・・清酒酵母 睡眠不足解消
形成外科・・・善玉菌 肌荒れ対策

但し、市販の甘酒では期待できそうもありません。

『市販の一般的な甘酒は発酵を抑えるために高温加熱処理をし、麹菌を殺していますから、期待される効果はありません。これは市販の発酵食品(納豆・味噌・醤油・漬物)でも同じことが言えます。』

『市販の生の甘酒の場合は、発酵が進みますから賞味期限が短く値段も高めです。』

やはり自分で作るしかなさそうです。そこで甘酒作り器をネットで検索。色々と比較検討した結果、温度設定とタイマーが付いているヨーグルトメーカー PYG-15-A (アイリスオーヤマのグループ企業である株式会社アイリスプラザ製造)をネットで購入しました。

やはり効果はスゴイものでした。
漬物や市販の納豆やアールワンなどでは、トイレで出すの硬くて苦労するのですが、甘酒を飲んでからは気張ることなく軟か気味なのがすんなり出ました。

(ユーチューブ)
【驚異の発酵食品】飲む美容液・飲む点滴・スーパードリンク【甘酒(あまざけ)】の魅力

我が家でタイマーセットして甘酒作り。一回に10時間かかるから、夜8時過ぎにスイッチONしておくと翌朝出来上がり。
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温度調節機能・タイマー付き
≪調理モード≫
41℃:ギリシャヨーグルト
60℃:甘酒、麹
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注1)甘酒にも微量ながら乳酸菌が含まれているので冷蔵庫保存しても1週間後には酸っぱくなります。
注2)甘酒の麹菌は、30℃以下では活動が緩やかになり、70℃以上になると死滅。消化酵素やペプチドは熱で壊れる。


(追記)2018/02/02
以下は、『料理だけじゃ勿体ない!?
麹がもつ知られざる秘密』より、一部抜粋

江戸時代では甘酒を売り歩く行商が夏の風物詩でした。
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老若男女関係なく、暑い夏を乗りきるための栄養ドリンクとして庶民に親しまれるポピュラーな飲み物だったため、俳句において甘酒は夏の季語として使われるほど。

“麹菌”はアスペルギルスというカビに属しています。
“麹菌以外”のアスペルギルス属のカビは、アフラトキシンのような強力なカビ毒を出すものが多いのですが、麹菌は毒をつくるDNAが欠落しているため、同じアスペルギルス属でもカビ毒を作り出すことがなく『日本の奇跡』と言われています。

カビはカビでも、麹菌(コウジカビ)は特別な存在なのです。

麹に含む酵素

アミラーゼ
でんぷん質を消化して糖分に分解(甘味をつくる)

プロテアーゼ
タンパク質をアミノ酸に分解(旨味をつくる)

リパーゼ
脂肪を分解する

と呼ばれる3大消化酵素を始め、30種類以上の酵素が豊富に含まれています。特に、この3つの酵素は体内でエネルギーを得るための重要な働きをしてくれます。

酵素」は、口から入った食べ物を体内に吸収しやすい大きさになるように小さく分解していく“ハサミ”のような存在。

食事からビタミン、ミネラル、タンパク質など必要な栄養素をきちんと摂っているつもりでも、体内の酵素が不足していると、うまく分解(消化)できないため、必要な栄養素を効率良く吸収できず、悪玉菌が増加・・・。

麹の働きによって生み出される「オリゴ糖」や「麹菌体そのもの」が、善玉菌の大好物。これらがエサとなり善玉菌を増やしてくれます。

麹には、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシンパントテン酸イノシトール、ビオチンなど多くのビタミンを作り出すことができます。甘酒が「飲む点滴」といわれる理由も納得ですね。

味噌や焼酎、醤油などに使われている麹菌は1種類だと思っていませんか?  実は、用途別に5種類も存在するのです!

主に「味噌」「醤油」「清酒」の製造に使用、黄緑色。
白麹菌
主に「焼酎」の製造に使用、褐色。
黒麹菌
主に「泡盛」の製造に使用、黒褐色。
紅麹菌
主に「豆腐よう」「紅酒」「老酒」の製造に使用、紅色。
カツオブシ菌
「鰹節」の製造に使用、旨味を引き出す。



※キンキンの画像借入先

※甘酒の善玉菌がスゴイ!
効果のポイントは「生」を飲むこと