ボクシングで実証した米国産牛肉のリスク

ボクシングで実証した米国産牛肉のリスク

8月24日の下記の記事を読み流した方が多いと思いますが、実は、この記事では、米国産肉類がいかに危険なものであることを実証していたのです。


新王者ネリから薬物反応。山中が失ったベルトの行方はどうなる? 8/24(木 三浦勝夫 ボクシング・ビート米国通信員

山中慎介帝拳)に4回TKO勝利でWBC世界バンタム級王者に就いたルイス“パンテラ”ネリ(メキシコ)。彼の殊勲を称えたのも束の間、一転して疑惑の目を向けなければならなくなった。

WBCが事前に実施したドーピングテストでネリから陽性反応が出たのだ。(中略)そこで今回、ジルパテコルという物質がネリから検出された。(中略)

この時バルガスのプロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)は「彼がメキシコのキャンプで食べた肉にクレンブテロールが混じっていた可能性が高い」と報告。バルガス本人も「検査の前に2日連続して牛肉を食した」と認めた。

同様なケースでは同じくメキシコの4階級制覇王者エリク・モラレスがダニー・ガルシア(米)との第2戦を前に同じ物質が検出されたことがある。

モラレス陣営も「食べた肉に偶然入っていた・・・」と主張したが、試合後サスペンド処分をニューヨーク州コミッションから科されている。(中略)食べた肉が災いした?

 今回、ネリのケースもメキシコでは“食肉説”が主流。アメリカで飼育された牛肉を人と物の交流が多い)アメリカ国境に接する町ティファナに住むネリが食べたから――と報じるメディアもある。

ネリのプロモーター、フェルナンド・ベルトラン(サンフェル・プロモーションズ)は、ルイスはとても健全なボクサー。心配することは一切ない。すべてのことが明らかになり、今回の偉業のエピソードのひとつに終わるだろう」と報道を一笑する。(以下省略)


米国産牛肉・豚肉・鶏肉は、医薬品のデパート
ー米国産には、450種以上の動物薬、医薬品の組み合わせと飼料添加物で化合された飼料で飼育されているが、普通の検査では検出されない。

米国の食肉検査には連邦政府は関与していない故、業者のやりたい放題。米国の家畜飼育農場では、使用量が限定されていたり禁止されている薬物でも、種々なものとの化学合成で検出困難にし、それを餌に混入し飼育している。故に、例えば米国産牛肉を食べるということは、少なくとも数百種の薬品服用を意味す。


Why Eating Meat in America Is Like Going on a Trip to the Drug Store
なぜアメリカの肉を食べるのが薬局訪問と同じなのか?

Organic Consumers Association
Most of the meat Americans eat is banned in other industrialized countries.

米人が食べる肉の大半は、他の先進工業国では禁止されている。

(以下原文省略)
最近、有機飼育(註1)消費者協会と地球フレンズ、食品安全センターは、禁止されている物質が含まれているにもかかわらず "100%有機飼育(註1)l"とうたっている製品を販売していた鶏の巨人サンダーソンファームズ(Sanderson Farms)を訴えました。

(註1)有機飼育
家畜を化学飼料や抗生物質を使わない飼育
有機消費者協会(Organic Consumers Association )( OCA )は、ミネソタ州フィンランドに本拠を置く有機農業の 非営利 団体。

サンダーソンの鶏肉は、家禽生産用に認可されていない抗生物質クロラムフェニカル(註2)、及び、食用動物で禁止されたアモキシシリン(註3)に対して陽性(検出)でした。 

サンダーソンファームズ(Sanderson Farms )製品(豚肉、牛肉など)はまた、ステロイド(註4)、ホルモン、抗炎症薬、さらには幻覚作用を有する薬物であるケタミン(註5)の残留物についても陽性でした。

(註2)クロラムフェニコール(Chloramphenicol) 抗生物質
適応菌種としては、ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、その他省略。適応症としては、表在性皮膚感染症乳腺炎、骨髄炎、咽頭喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎)、淋菌感染症、軟性下疳、子宮内感染、歯周組織炎、その他省略。
但し、造血機能の低下している(肝・腎機能障害のある)患者に投薬した場合、再生不良性貧血を含む骨髄の損傷など人体に重大な副作用がある。

(註3)アモキシシリン(Amoxicillin)抗生物質
アモキシシリン は細菌感染症の治療に用いられる、ペニシリン抗生物質に属する。構造はほとんどアンピシリンと同じだが、腸からの吸収性が良いことから、経口摂取薬として用いられる。幅広い治療に効果がある万能薬で、即効性も有る。

(註4)ステロイド (steroid)
免疫反応を抑制するように働くため、炎症が治まり、かゆみも治まる。アトピー性皮膚炎、喘息、関節リウマチの、間質性肺炎、解熱(アスピリン)、かゆみ止め(『液体ムヒS2a』)の治療に使われるが副作用が多いとされる。

(註5)ケタミン(Ketamine)
麻酔薬

これは、不表示医薬品が米国の肉で発見された最初のものではありません。 ニューヨークタイムズは、検査されたほとんどの鶏の羽毛のサンプルにはタイレノール(註6)が含まれており、3分の1には抗ヒスタミン薬ベナドリル(註7)が含まれており、中国のサンプルには実際にプロザック(註8)が含まれていたと報告されています。

(註6)タイレノール(Tylenol)
解熱鎮痛剤

(註7)抗ヒスタミン薬ベナドリル(Benadryl)
日本の「ムヒ」のような虫刺され用の薬

(註8)プロザック (Prozac) 

 FDAアメリカ食品医薬品局)は鶏卵に直接抗生物質を注入する孵化場を見つけました。 タイソンフーズは危険なヒト抗生物質ゲンタマイシン(註9)を卵に注入し、逮捕されました。

(註9)ゲンタマイシン(gentamicin)抗生物質
グラム陽性菌から陰性菌まで,幅広い抗菌力を示す.
ゲンタマイシンに感性のブドウ球菌大腸菌、その他省略。

天然資源防衛会議は、強力な抗ヒスタミン剤ヒドロキシジン(註10)と 同様に米国の食糧供給の中で潜在的に危険なハーブの存在を報告しました。そのハーブとは、フォ ティ(herbs fo-ti,)(註11)、ロベリア(註12)、キャバ, カヴァ(註13)、ブラックコホシュ(註14)で、大半は中国の供給者からのものです。

(註10)抗ヒスタミン剤ヒドロキシジン(Hydroxyzine)
花粉症やアレルギーを抑える作用 鎮静・催眠作用の2つの作用を持つ薬

(註11)フォ ティ(herbs fo-ti,)
ツルドクダミは中国原産のタデ科のつる性多年草。別名、カシュウともよばれる。和名は葉がドクダミに似て、つるになることからこの名が付くが、ドクダミとは科の異なる別種の植物である。中国の長寿の強壮剤。この根を乾燥し粉末に飲用する。伝統的な中国医学では、この根は、精神的なパフォーマンスを向上させ、性的な活力を回復させ、肝臓と腎臓機能を活性化させるために使用されます。

(註12)ロベリア(lobelia)
ミゾカクシ属。キキョウ科の植物。非常に多様な種を含む。花形は他のキキョウ科とは大いに異なり、左右相称の花をつける。葉は、やり先のような形。

(註13)キャバ, カヴァ(kava)
コショウ科の潅木、またそれから作られる南太平洋のメラネシアからポリネシアにまたがる地域――フィジー、トンガ、サモアなどで常用される嗜好品。向精神性薬物。重度の肝障害を起こすリスクがある。

(註14)ブラックコホシュ(black cohosh)
キンポウゲ科の植物で、原産地は北アメリカ。古くからハーブとして使用されてきた。

まだ大半が認識されていない動物薬

エランコ社名、イーライリリー社の動物薬部門、Bayer HealthCare Animal Health社について多くの人が聞いてきました。 しかし、ファイザー、メルク、ベーリンガー・インゴルハイム、サノフィ、ノバルティスを含むほとんどの大手製薬企業は、同様の収益性の高い動物部門を運営しています。

人間用医薬品と異なり、動物用医薬品について、市民は全く認識していません。薬物広告はテレビに放映されず、安全性や販売の不祥事は連邦議会で取り上げられていません。 それでも利害の紛争はたくさんあります。

「現在、獣医師が自らの動物や飼料工場を所有するのを妨げたり制限したりする規制はない」と食品安全センターは述べています。

「認可された獣医師が認可された薬用飼料工場を所有している場合、彼らは各家畜の群れを診断し、薬用飼料を処方することによって利益を得ます」

動物医薬品の活動はあまり報告されていないため、他の先進工業国では、動物医薬品を使った食肉は禁止されているとアメリカ人は認識していません。

1つの例はラクトパミン(註15)であり、市販されている物議を醸している喘息薬に似た成長促進薬剤である。 

(註15)ラクトパミン(Ractopamine)
飼料添加物として用いられる肥育を目的とする性ホルモンの一種の化学物質。米国・カナダ・メキシコ・オーストラリア・ニュージーランドでは使用されている。

それらの薬剤とは、牛用のオプタフレックス(Optaflexx)、ブタ用のペイライン(Paylean)、七面鳥用のトップマックス(Topmax)であり、欧州連合、中国、日本、およびその他100以上の国々で禁止されています、

米国の肉生産では、ラクトパミン(註15)に似たメルク薬Zilmax(塩酸ジルパテロール)も使用されており、FDAによると、6年間の管理期間中に285頭の牛の死亡につながりました。 ロイター通信によると、2年間だけで、75頭の動物が蹄を失い、94頭が肺炎を発症し、41頭が過剰肥大しました。

欧州連合EU)はホルモン剤で育成された米国産牛肉をボイコットしています。 欧州委員会の獣医学措置科学委員会は 、日常的に使用されている合成ホルモンであるゼラノール、酢酸トレンボロン、酢酸メレンゲトロールが乳癌と前立腺癌のリスクを高めると主張しています。 抗癌剤ジャーナルの記事によると、「ゼラノール移植牛由来の牛肉の消費は、乳がんのリスク要因となる可能性がある」と述べました。

同様に、欧州連合EU)は、米国は伝統的に鶏を塩素浴に浸しているため、ボイコットしています。処が、 ガーディアンの報告書によると、米国では強塩素水中の屠殺することは完全に合法です。(中略)

米国の食糧生産で日常的に使用されている他の殺菌または生殖抑制化学物質は以下の通りですが、それを使用した加工肉は、2016年に世界保健機関(WHO)によって発がん性が宣言されている代物です。

その化学物質とは、亜硝酸塩や硝酸塩、エビ生産に合法的に使用される寄生虫駆除ホルマリン、そして食料雑貨店で肉が赤く見えるように保つ一酸化炭素です。

 2012年、多くの市民の強い嫌悪により、かの有名な牛肉で造った大腸菌(E.coli)増殖阻止用ピンクの粘液のアンモニアパフの製造をやめています。しかし、メーカーは積極的に製造再開の闘争活動をしています。

食品安全センターによると、医薬品は450種以上の動物薬であり、医薬品の組み合わせ及びその他の飼料添加物の組み合わせを使用して動物の成長を促進し、密集した監禁飼育が農場動物に及ぼす悪影響を抑制します。

2013年に新たな抗生物質規制が打ち出されたにもかかわらず、最近では農場での抗生物質の使用がさらに増加していることを踏まえると、鶏の巨人サンダーソンファームズの噂は驚くべきことではない。

昨年、私は、消費者組合の上級職員であるMichael Hansenに、2013年のFDAアメリカ食品医薬品局)ガイダンスで、ラベルに承認された使用言語を変更して、家畜の抗生物質を自発的に制限するように求めているかどうか尋ねました。

ハンセン博士は、「成長生産」はラベルから削除されていると述べましたが、「疾病予防」の新たな表示で、この薬は日常的に使用されています。

指針が公表された後、ロイターの調査で、規制当局が認識しているよりも広く浸透している抗生物質を使っている企業は、タイソン・フーズ、ピリグリムのプライド、パーデュー・ファーム、ジョージとコック・フーズであることが判明しました。

"ピリグリミズプライドの飼料工場の記録によれば、今年初めに飼育された群れに与えられたすべての飼料にバシトラシン(註16)とモネンシン(註17)が加えられています。

(註16)バシトラシン(bacitracin) 抗生物質
枯草菌から分離されたポリペプチド抗生物質。抗菌作用はペニシリンに近似しており,主として軟膏,トローチなどの形で局所的に用いられる。

(註17)モネンシン(Monensin)
ポリエーテル抗生物質の一つ。
飼料添加物。主に牛肉や乳製品を犬コクシジウム症から防ぐために用いられる。他方、モネンシンは第一胃の発酵を整えてくれるから、「ある程度いい加減な配合割合の餌」でもガスや下痢、ルーメンアシドーシスなどが出にくい。つまり安い、いい加減な原料を使って安い餌を作ることもできる。

(ピリグリムズピライド社は、ロイターの発見に対し訴訟で脅す)また、抗生物質を使用して現行犯で逮捕されたのは、  彼らのウェブサイトでそれを否定したにもかかわらず、ケンタッキーフライドチキンレストランの納入業者であるコッホフーズです。

コッホフーズの最高財務責任者、マーク・カミンスキー氏は、ウェブサイトでの否定した文言を後悔したと言われています。

しかし、抗生物質は、肉の中に潜んでいる未標識の薬物や化学物質の中で最も少ないのです。 

AP通信によると、米国の鶏は、数年前に公然の抗議にもかかわらず、より少ない食物でより速い体重増加を生み出すために無機ヒ素を与え続けています(同じ理由の抗生物質が与えられている)。

 ヒ素はまた、彩度の向上のために七面鳥、豚、鶏に与えられます。このような使用は、「米国人集団におけるヒ素曝露に寄与する」と、環境保健の観点からの研究によると述べています。

養殖されたサケの魅力的なピンク色はアスタキサンチン(註18)とカンタキサンチン(註19)の化学物質でも合成されます。 野生では、鮭は身をピンクにする甲殻類と藻類を食べます。 養殖された本来の鮭の身は食べる気の起こらない市場性のないグレーです。

(註18)(註19)アスタキサンチンとカンタキサンチン
astaxanthin and canthaxanthin. 
詳細は『そうだったのか:鮭の赤身の効用』

主に病気を治療するために、薬物を使用する正当な理由があります。ウシは、胃を狂わせる肝吸虫、ロデシア眼虫、肺線虫、胃の蠕虫、細い腸の虫および鞭毛虫を宿主とし、それらはすべて寄生虫駆除剤(虫下し)で処理されます。

七面鳥は、アスペルギルス症(芽胞肺炎)、鳥インフルエンザ、鳥白血病ヒスタミン症、コクシジウム症、コロナウイルス、丹毒、腸チフス、家禽コレラ、ダニ、シラミ、クロストリジウム皮膚炎、蜂巣炎などを患っています。

連邦登録簿によると、七面鳥に使用されている抗コクシジウム剤のハロフジノンは「魚類や水生生物に有毒」「眼や皮膚に刺激を与える」といいます。これら薬剤使用者は「湖、池、川を守る」ことに注意すべきだとのことです。内分泌攪乱化学物質ビスフェノールABPA)は、七面鳥の肉でも発見されています。

食用動物には、通常、抗真菌薬およびワクチンが与えられています。近年数百万頭の動物を殺したブタの流行性下痢は、ワクチンで治療されています。また、鳥インフルエンザ対策にワクチンを準備中です。 実際、ビッグフード社は広く使用してきた抗生物質をワクチンに置き換えるためにビッグファーマ社と協力しています。

Drug use in food animals will get worse, not better
食料動物での薬物使用は悪化するが、改善されることはない

第1の理由(中略)グローバリゼーションの危険性はすでにシーフードに存在しており、その大部分は米国で禁止されている化学物質と薬物を使用している国からのものです

第2の理由は、米国の肉産業が民営化と企業の自己管理の動きが増していることです。これは、米国の食肉検査官が「自己申告システム」を支持しているからです。

"農務省(USDA)の"新しい家禽検査システム "(NPIS)は、家禽生産者が政府が関与しない家禽検査を可能にする自発的プログラムに切り替えることを恥知らずにしています。このような民営化取引、連邦の肉検疫官が無視され、政府により段階的に廃止されることは、未来の波である。

(参照)
日本における輸入食品中残留動物用医薬品の検出状況 

(日本で販売されているアメリカンビーフも同じ)
米国のスーパーで販売されているものと同様、検査に引っかからないように、巧妙に化合された飼料で育てられたもの。


米国産の肉は覚悟して食べよ 2016/3/7(月) 

(ロイター)米国では、欧州連合(EU)のどの国でも、中国やロシアにおいてでさえも使用禁止の『ラクトパミン』を牛や豚の飼料に添加している。

米国の養豚業者は、食肉処理場に牛や豚を出荷する前の数週間、成長を速めて赤身肉を増やす目的でラクトパミンを飼料に添加する。

ラクトパミンは多くの牛や豚に歩行障害などを引き起こしたり、死に至らしめたりしている。今、米国のスーパー店頭に並んでいる牛・豚肉の99%に、このラクトパミンが入っている。無論、日本の店頭でも然り。

牛肉でアルツハイマー病になり易い 2014/11/30(日) 

米国産牛肉、発がん性のホルモン剤残留濃度が国産の6百倍…今後急増の恐れ 2017.02.04
「米国第一主義」を掲げるドナルド・トランプ政権がスタートし、米国産牛肉の輸入急増が非常に懸念されます。(中略)

驚くべきことに赤身肉部分で米国産牛肉は国産牛肉の600倍、脂肪においては140倍ものホルモン残留が確認されたといいます。(中略)牛の肥育ホルモンに使われる合成ホルモン剤エストロゲンで、乳がん前立腺がんの原因になるといわれています。(中略)EUが米国産牛肉の輸入を禁止しているのも当然といえます。

(中略)外食の激安ステーキなどは、100%米国産牛肉と思って間違いありませんから、いくら安いからといっても、飛びつかないほうが安全です。


牛肉より怖い牛乳ー有害物質を100倍濃縮した飲料
食物連鎖による生体濃縮の原理がある。例えば、牧草のダイオキシン濃度が1だとすると、牛の体内でそれは10倍に濃縮され、その乳では100倍に濃縮される。

切れる子供:牛乳原因説 2017/7/21(金) 

牛乳礼賛は過去のもの

 牛乳のダイオキシン汚染は米の30倍、芋・豆類の6倍にもなる。食物連鎖による生体濃縮の原理があるからだ。

例えば、牧草のダイオキシン濃度が1だとすると、牛の体内でそれは10倍に濃縮され、その乳では100倍に濃縮される

この生体濃縮を最小限に抑えるためには、食物連鎖の最初の野菜を中心に食べることを心がければ、極端に母乳のダイオキシン濃度が上がることはない。

ベトナム戦争で大量にダイオキシンが散布された地域では、いまだに、奇形児やガン患者の発生率が高いという。

 最近では欧米でも牛乳を否定する報道がなされている。ジョンズ・ホプキンズ大学病院小児科のフランク・オスキー博士は「牛乳が子どもに欠かせないというのは幻想だ。

カルシウムはブロッコリーなど一部の野菜や魚に豊富に含まれており、しかも牛乳と違い脂肪はない。牛乳はそもそも子牛が飲むもので、人間には全く必要ない」(『産経新聞』1992年10月3日夕刊)。

 タホマ・クリニック院長のジョナサン・ライト博士は「牛乳はもともと牛のためのものです。牛の骨格は丈夫(牛乳は身体を大きくする成分が主体)ですが、脳の機能は人間よりはるかに劣ります。牛乳には脳の細胞をつくる栄養素が足りないわけです」(『ホスピタウン』1999年3月号)。


乳牛には、通年搾乳のため、飼料にエストロゲン(女性発情ホルモン)を添加している。小学校低学年の少女の胸が膨らみ初潮の原因が、学校給食で出す牛乳にある。他方、熟女がボケるのも然り。


「牛乳は飲むな 飲ますな その①」 牛乳には女性ホルモンが入っている
「牛乳は飲むな飲ますな その②」 成人病の元凶は牛乳・乳製品 
「牛乳は飲むな飲ますな その③」 乳がん自閉症の原因とは