犯罪や性癖は遺伝する


昨今のまたかというニュースが多すぎる。

今日も中年女性の運転する車が登校中の兄弟学童に突っ込んだり。高齢者の逆走は終わったようだが依然としてアクセル踏み間違いに殺人。

中年男女のエロに不倫。これは国会議員男女に始まり、警察官(群馬不倫自殺)に学校の教師。それに放火に殺人。

これらの事件には遺伝子が関係している???
昨年のディリーの記事ですが改めて読み直し、私もタブーに挑戦してみました。

尚、私は娘が孫の子育てに苦労しているのを聞き、「孫息子のその行動は我が家系にはなかったことだから、婿殿の母親(義母)に相談するように」と助言。

案の定、それは婿殿の幼少時代の行動そのままなので、義母に孫息子の育て方を教えてもらったんです。遺伝は顔や頭髪だけでなく、行動や性格も遺伝していくんですね。


サイコパスは遺伝が8割? 遺伝にまつわる「言ってはいけない」タブー』

デイリー新潮編集部 2016年5月12日 掲載

「犯罪者の子どもは所詮、犯罪者なんだよ」
(中略)
「犯罪は遺伝するのか」といったテーマは社会的にはタブー視されており、語られることはほとんどない。また、言うまでもなく冒頭のような物言いは差別に直結するから、厳に戒めるべきである。(中略)

イギリスで、1994年から3年間に生まれた5000組の双子の子どもたちを対象に、反社会的な傾向の遺伝率調査が行なわれた。

それによると、「冷淡で無感情」といった性格を持つ子どもの遺伝率は30%で、残りの70%は環境の影響だとされた。この「環境」には当然、子育ても含まれるだろうから、これは常識的な結果だ。(中略)

次いで研究者は、教師などから「矯正不可能」と評された、きわめて高い反社会性を持つ子どもだけを抽出してみた。

 その結果は、衝撃的なものだった。

 犯罪心理学サイコパスに分類されるような子どもの場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。しかもその環境は、子育てではなく友だち関係のような「非共有環境」の影響とされた。

 ***

 もちろん、あくまでもイギリスでの一研究結果に過ぎず、また犯罪全般ではなく「サイコパス」に限っての話である点は忘れてはならない。安易に「犯罪と遺伝」を結びつけるのは許されないことだろう。

しかし、昨今、何不自由なく育ったにもかかわらず、異常な殺人や誘拐などをおこなった「少年」「少女」のニュースがよく伝えられる。

恵まれた環境で、教育熱心な親に育てられたのに、理解しがたい残酷な事件を起こす若者の「動機」については、多くの場合、納得のいく説明はなされないままだ。

こうした事件について考える上では重要な視点なのではないだろうか。 

※参考文献:バーバラ・オークレイ『悪の遺伝子』(イースト・プレス

(追記)CNNニュース
性犯罪には「遺伝も関与」 疫学研究者
2015.04.10 Fri posted at 20:27 JST
ロンドン(CNN) 性犯罪には育った環境だけでなく遺伝的要因も影響していると結論付けた論文が、9日の国際疫学学会誌に発表された。

論文はスウェーデンカロリンスカ研究所、カナダのオタワ大学、英オックスフォード大学の研究チームが発表。スウェーデンで1973~2009年にかけて性犯罪で有罪判決を言い渡された男性2万1566人の統計を調べた。

その結果、同じ環境で育った異父母の兄弟などを比較すると、血のつながった親に性犯罪歴がある子どもの方が性犯罪を犯す確率が高いことが判明。性犯罪歴のある人物の実の子どもが性犯罪を犯す確率は、平均の5倍に上ることが分かった。異父兄弟が性犯罪を犯す確率は2倍にとどまった。(以下省略)
 


私見
私の子供時代の昔は結婚となると大騒ぎでした。

興信所の無い時代、相手側の資産や収入は当然だが、人を介して戸籍謄本を取り寄せ、出自はどうか、縁戚に有罪判決を受けた犯罪者はいないかの調査から始める。

昔は、戸籍にそのようなことが記載されていたのです。それが戸籍法の改正により、それらの項目を削除し書き直されて今日に至ります。(註7)

戸籍に表示されないその他の調査内容では、遺伝の問題です。以下に掲げる項目は遺伝するとし、このような者が縁戚にいないかどうかを調べます。

上記デイリー新潮の記事のように、『①殺人・傷害・暴行有罪者。暴力や怒りっぽいこと。癇癪(かんしゃく)持ち』のような性癖は遺伝すると言われていました。これらと欝も含む『②精神異常』もそうです。

尚、これらのことは、韓国で証明されていますね。(註1)

この他に重要視されたのは以下の7つだったと思います。
色盲色弱
④先天的肉体異常者、
⑤女腹
⑥手癖の悪さ、いわゆる盗癖
⑦知能
⑧浪費グセ
⑨虚弱体質
⑩尻の大きさ

この中で昔から遺伝すると言われていた③と④は、昨今では『伴性遺伝疾患』という染色体異常で遺伝することが明白になっています。(註2)

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③の色盲色弱。赤緑型色覚異常これは遺伝子を持っていても女子は発現しない場合が多く、直系親族にそのような人が居る場合、子供や孫の主に男の子に表れます。(註3)
※正解は左上から順に「6・12・73・15・29・謎」

④の先天的肉体異常者として代表的なのはデュシェンヌ型筋ジストロフィーで進行性筋力低下と筋萎縮をきたすもので遺伝なんです。(註4)

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筋肉細胞は、外側の基底膜と内側の細胞骨格がジストロフィン軸で繋がれている。

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進行性筋ジストロフィー症では、遺伝的原因で機能せず、筋肉細胞が壊れやすくなる。
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細胞膜が破損し、細胞内物質が流出し、カルシウムなどの細胞外物質が流入。蛋白分解酵素などの細胞を痛めつける物質がカルシウムによって活性化される。
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そして筋肉細胞が萎縮し、筋力が低下する。これが デュシェンヌ型筋ジストロフィーです。

同様に遺伝するとするダウン症は、石田純一東尾理子が懐妊した時に医師から生まれた場合のお子さんはダウン症となるかもしれないと言われたものの、生まれた子はそうじゃなかったということで一躍有名になりましたね。

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この場合では、染色体検査により、石田純一(58)か東尾理子(36)のどちらかが、もしくは両者共に「均衡型転座」という染色体異常(伴性劣性遺伝)を保因(キャリア)していたから生まれてくる子にダウン症のリスクがあったんですね。

尚、ダウン症には異常な染色体(伴性劣性遺伝)を持たず、遺伝しないのもありますから、事前に染色体検査が必要です。

⑤女腹。代々、女の子しか生まない家系を言い、遺伝すると言われてきました。大家族の農村社会では、男子が後継でしたので、どうしても男子出産が要望されていましたし、他方、男の子は女の子よりも体質が弱く、幼児時代に死亡するケースが多かったんです。

余談ですが、例えば江戸時代では男の子は亡くなる場合が多いですから、農村社会では男子よりも女子(『め(女)らしこ』)の数が多く、本人も両親も婿探しで努力するんですね。

その名残が伝統となっている夏祭り。この祭りのもうひとつの目的は女の子には幼児の頃から浴衣に薄いお化粧に赤い口紅。男の子やその両親に対するお披露で注目を浴びさせるためですね。

お年頃の娘さんたちにはこの日だけは門限なし。祭りは若い男女の出会いの場なんですね。

或は、離れを新築し、そこにお年頃の娘さんだけを一人で寝かせる。そして夜這い男の到来を待つんですね。そして赤いバラの花の蜜を吸いに来た♂の働き蜂を、花びらを閉じ逃がさないんですね。

話を元の⑤の女腹に戻すと、出生の男女を決めるのは精子。子宮内部が酸性だと女の子のX精子が、アルカリ性だと男の子のY精子が受胎すると言われていますね。

体質は遺伝しますから、生まれてくる子が女子や男子の一方的に片寄る原因は確かに否定できません。

けれども生活環境の変化で女性の子宮環境も変化が可能で、イコール、酸性やアルカリ性に変換可能で、特に飲食物が鍵を握ると言われています。それが遺伝と言われていたんですね。例えば脂っこいものを好きな家庭では親子共々好きですからね。(註5)

⑥~⑩の5項目に関しては、詳細はさておき、遺伝すると思って間違いないでしょう。

その中で⑨虚弱体質では、肺病が特に問題視され、親が肺病なら子も肺病に罹(かか)るケースが多く、特に戦時中の死因の主は肺病だったことから、通称「あの家系は『胸っけ』がある」と忌み嫌われました。外形は剛健そうでも罹患しましたからね。

⑩の尻の大きさが重要視されたのは、元気で丈夫な赤ちゃんを何人も産めるかどうかと、農作業などの肉体労働をこなせるかどうかの目安となるものだからです。

今思えば、当時、性欲に関する会話はありませんでした。私が子供だから聞かせたくなかったからか、それとも、若い男と女、両者共に強烈に有って当然だからでしょうか。

然し、昨今の事件は、今まで押さえられ隠れていた先祖の遺伝子が、何かをきっかけに顕在化したように思えます。

その原因は多岐にわたると思いますが、一つ目は、例えば今の大人は幼少時代に両親からちゃんと躾けられていなかったこと。二世帯や三世帯同居時代は爺婆が孫の躾をしたものですが、今は同居の爺婆はいなく、更に両親は共稼ぎで肝心の幼少時代に躾けられていなかったこと。

二つ目は、それに、GHQが学校で道徳教育は軍国主義を賛美するものとして禁止し、そのお先棒を日教組が担いで児童には道徳を教えなかったこと。

三つ目は、子供を自由に伸び伸び育てることが子育てのお手本とされ、結果、我慢や耐えることを学ばない我儘で抑えのきかない人格のまま大人となっていること。

四つ目は、農薬や遺伝子組み換え食品(GMO)、人工甘味料、それに放射能で脳細胞の一部が未成熟、あるいは退化・劣化・破壊されたこと。同様に、インフルエンザワクチンやその他ワクチン接種による水銀やアルミ、その他重金属で、脳の一部が破壊されること。

(例)脳細胞に放射性物質が蓄積し、脳が破壊された場合の脳の画像
放射能に勝つには免疫力を高めること」というのも、よく耳にする言葉ですが、これは再生力の無い中枢神経等には、全く当てはまらない。(註6)




今は出会い系サイトで、あるいは合コンで、素性の分からない者同士が結婚へと導かれます。このような場合、結婚してから、或は子供を産んでからでないと、相方の持つ遺伝子などは分かりません。

例えば、相方の不倫。これも結婚してから生じる事態ですが、相方の直系親族に不倫する夫、または不倫に励む妻がいた場合、相方もその遺伝子を持っていることを肝に銘じるべきです。

但し、今で言う不倫は源氏物語の時代に既にあった文化で、或は、一妻多夫制でもあり、複数以上の夫が通い婚した時代もあり、それが和歌として語られていました。つまり古(いにしえ)は結構フリーでした。

無論不倫の概念は明治維新以前には無く、明治維新以降、西洋文化キリスト教の「一夫一婦制」により導入されたものですね。(注)明治31年、民法により一夫一婦制が確立。

然し、このままでは、家庭が、社会が、そして国家が、崩壊へのシナリオ通り歩むこととなります。

   ✩   ✩   ✩

(追記)2017.05.15(月)

発達障害も遺伝する
もしもお子さんに発達障害の恐れがあるかもと思ったら、その親のどちらかに発達障害の遺伝子を持っていると思うこと。どちらかの縁戚に発達障害の者が必ずいる。

結婚前には秘密にされていて分からなかったが、今なら色々と聞ける。相方の伯父や伯母、或は、その子に発達障害者が必ずいる。

発達障害は、脳の中枢神経系の発育・発達が、何らかの理由で、生まれつき(遺伝)、または乳幼児期に損なわれ、言葉、社会性、協調運動、基本的な生活習慣、感情や情緒のコントロールが、アンバランスになるために引き起こされると考えられている。本質的な原因は脳であり、心の問題ではない」

   ✩   ✩   ✩


(註1)
韓国人特有遺伝子による通り魔殺人未遂
(韓国:東亜日報
20歳の男性45%が対人関係障害の可能性
1種類以上の人格障碍者71%
FEBRUARY 10、2003 by李成桂

韓国人だけが持つ特殊な遺伝子
西洋の人にはなく、韓国人の精神分裂病患者にのみあらわれる遺伝子の変移が、韓国内の研究陣 によって確認された

精神疾患者による凶悪犯罪が10年間で3倍増、高い再犯率にも管理されず
OCTOBER 03, 2012 04:10 

(註2)
「伴性劣性遺伝」について

(註3)
4色型色覚テスト

知恵袋より
ヒトの染色体は46本ですが、そのうちの2本(1対)は性染色体です。XYなら男性、XXなら女性。どちらかの性にだけ遺伝する(発現する)疾患ということは、その性染色体上(の中の遺伝子)に遺伝要因がある疾患ということになります。

ごく簡単に言うと、Y染色体だけに異常があれば男の子にしか遺伝しないということです。X染色体に異常があれば、男の子にも女の子にも遺伝することになります。

(註4)

(註5)
体質や家系でも性別が決まる?

(註6)
再確認:放射能は脳を破壊する

(註7)
身分制度と戸籍に関しては
1968(昭和43)年、法務省は通達により壬申戸籍の閲覧を禁止し、さらに1976(昭和51)年、人権擁護の立場から戸籍法を改正して、閲覧制度を廃止するとともに戸籍謄(抄)本を請求する場合は、使いみちを明らかにさせるなどの公開制限を行いました。

身分制度では、士・農・工・商の次にくるのは「非人」「穢多(えた)」の順。

「非人」の中でも「抱非人」は、例えば、
(1)姉妹伯母姪と密通した者。
(2)男女の心中(相対死)で女が生き残った場合。もしくは、両人とも生き残った場合。
(3)主人と下女の心中で主人が生き残った場合の主人。
(4)15歳未満で無宿の子どもが盗みをした時。

石田純一・理子画像借入先URL)