戦争の背景にあるもの:ゲーム


安倍首相が創設を目指す「緊急事態条項」について私見を書こうとしましたが、その前に改めてこの緊急事態条項の根底に何があるかを分かり易く述べた講演とその訳文がありましたので掲載します。

尚、訳文は長文となっていますので、何回かに分けて掲載します。
これ、読んで損はないと思いますよ。


ある亡命ユダヤ人が米国に警告:
ベンジャミン・フリードマンシオニズムについて語る
(A Jewish Defector Warns America: Benjamin Freedman Speaks on Zionism



ここ米国で、シオニストたちと同じ教の信者たちは米国政府への支配を完成しました。それにはいろいろな理由があり、今ここで踏み込んで述べるには数が多く複雑すぎますが、シオニストたちと同じ教の信者たちは、この国の絶対的君主のように米国を支配しています。

こんなことを言うと、えらく大まかな話だと思われるでしょうが、私たち米国民が皆眠り込んでいるうちに何があったかをお話させてください。

何があったのか?
第一次世界大戦は1914年夏に勃発しました。

この会場には私と同年代でそれを覚えている人はあまりいないでしょうね。戦争は、英国、フランスとロシア対ドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国で戦われました。

開戦後2年で、ドイツは戦争に勝利を収めました。
名目上勝っただけではなく、実質的にも勝利を収めたのです。

世界の驚愕の的となったドイツの潜水艦は大西洋から船団を一掃しました。英国は兵士に与える弾薬もなく、食糧補給も1週間分しか残っておらず、立ち往生していました。その後は、飢餓に苦しみます。

フランス軍には反乱が起こっていました。ソンム地方のベルダンの守備戦でフランス若者の花が60万も失われたのです。

ロシア軍は逃亡していました。おもちゃを持って家に帰ろうとしていたのです。ロシア兵はもはや、ツアー(ロマネフ2世)のために戦争をしたくなかったのです。ツアー(ロマネフ2世)が嫌いだったのです。イタリア軍は崩壊していました。

ドイツの国土には一発の弾丸さえも打ち込まれていなかったのです。国境を越えてドイツに入った敵兵士は全く無し。そして、ドイツはイギリスに和平条項を持ちかけていたのです。

ドイツが英国に対して示した和平の交渉は、法律用語で言えば"status quo ante basis"(旧状を保持する)というものでした。これは、「戦争を止めて、すべてを戦争前の状態に戻そう」ということです。

イギリスは1916年夏にはこの申し出を真剣に検討していました。他に選択肢は無かったからです。ドイツの寛大な提案である和平交渉を受け入れるか、もしくは、完全に敗北している戦争を継続するか、どちらかでした。

和平交渉が進んでいる中、ドイツのシオニストたちは、東ヨーロッパのシオニストたちを代表して、英国戦争内閣を訪問しました。

で、この話は長くなるので端折りますが、私は自分の話を証明できる文書は全部残してありますよ…

…それで、シオニストは言ったのです。「ちょっと待ってください。イギリスが、いつか、この戦争に勝つことも出来ますよ。ギブアップすることはないのです。今、ドイツが提案している和平交渉を受け入れる必要はないのです。アメリカ合衆国が同盟軍として参戦すれば、あなたたちは勝てるのです。」

その時、アメリカは参戦していませんでした。私たちアメリカは元気で、若く、お金もあり、力強かったのです。

シオニストは英国に言いました。「イギリスの同盟国としてアメリカを参戦させ、あなたたちの側で戦わせることを保証しましょう。条件は、勝利の後にわれわれにパレスチナを与えると約束してもらうことです。」

シオニストたちの取引は次のようなものです。「われわれがアメリカを同盟国として参戦させる。その代償に、ドイツ、オーストリアハンガリーとトルコを負かし勝利を収めたら、パレスチナを差し出さなければならない。」

イギリスがパレスチナについて誰かに約束できるような権利はありません。例えて言うと、アメリカが日本に対してアイルランドを約束しているようなものです。

英国には、いわゆるパレスチナに対して、つながり、利害もしくは権利などの関係は全くありませんでした。その英国が、シオニストアメリカを参戦させる見返りの法価としてパレスチナを提供する。そんなことは、まったく不条理なことでしょう!

しかし、英国は1916年10月にそのような約束をしたのです。聴衆の皆さんで覚えておられる方は何人くらいかは分かりませんが、その後すぐ、アメリカはそれまでは全面的にドイツを支持していたにもかかわらず、英国の同盟軍として参戦したのです。

アメリカは全部と言っていいほどドイツ支持だったと言いましたね。その理由は、アメリカの新聞はユダヤ人が支配していましたし、銀行はユダヤ人、わたしたちの国のマスコミ媒体はすべてユダヤ人が支配していたのです。そして、そのユダヤ人がドイツを支持していたのです。

ユダヤ人がドイツ支持だったのは、彼らの多くの者がドイツ出身でしたし、それに加えて、ユダヤ人はドイツがロシアのツアーを負かすところを見たかったからです。ユダヤ人はツアーが嫌いで、ロシアに戦争に勝たせたくなかったのです。

アメリカのクーン・レブなどのドイツ-ユダヤ系の銀行家たちは、フランスやイギリスに一ドルたりともお金を出すことを拒んでいました。傍観して次のように言っていました。「フランスとイギリスがロシアと組んでいる以上、1セントも出せない!」

しかし、ユダヤ人銀行家たちはドイツにお金をつぎ込んでいました。ツアー体制を倒すために、ドイツ側についてロシアと戦っていたのです。

それが、それがですよ、同じユダヤ人たちが、今度はパレスチナを手に入れられる可能性が見えたといって、イギリスに行き、このような取引をするわけですよ。

そのとき、すべてが変わりました。交通信号が赤から青に変わったようなものです。
新聞は全部ドイツ支持で、国民に対してはいろいろな面や商業メディアでドイツを応援していたのに、それが、突然ドイツが悪いとなったわけです。

ドイツは悪党だ。ドイツは野蛮なフン族だ。ドイツは赤十字の看護婦を銃撃している。ドイツ人が赤ん坊の手を切断している。ドイツは悪だ。

その後すぐに、ウイルソン大統領はドイツに宣戦布告しました。

ロンドンにいるシオニストアメリカの合衆国最高裁判所判事ブランダイス(ユダヤ人)に電報を打っています。「ウイルソン大統領に取り掛かってくれ。われわれの望みのものはイギリスから手に入れた。ウイルソン大統領がアメリカを参戦させるように動いてくれ。」

これがアメリカ合衆国第一次大戦に参戦した経緯です。
われわれアメリカは大戦に対して利害関係はなかったのです。

今夜、私たちはこの部屋の中にいますが、それが月面にいなければならないなんてことはありませんよね。アメリカが第一次大戦に参戦する正当性もそんなもんです。全く無かった。

第一次大戦が私達の戦争である理由なんて皆無。私たちはそこへの道を歩まされたのです。下品な言葉ですが、騙されて引き込まれた。ただ、世界中のシオニストたちがパレスチナを手に入れるためだけに……

これこそが、合衆国国民が知らされていないことなのです。国民はアメリカが第一次大戦に参戦した理由を全然知らないのです。

われわれアメリカが参戦した後、シオニストは英国を訪れ、次のように言いました。「さて、われわれは合意内容を実現しました。あなたたちが契約を守り、戦争に勝利した後、パレスチナを我々に与えると示した書類を何かの形でください」

戦争は1年で終わるか、もしくは10年続くか分かりませんでした。そこで、イギリスは受理書を作り出しました。この受理書は手紙の形をとりました。この手紙は非常にあいまいで暗号のようで、世界の大部分はそれが意味するところが分かりませんでした。これが、バルフォア宣言と呼ばれるものです。

バルフォア宣言は英国の約束に過ぎないのです。シオニストアメリカを第一次大戦に参戦させた報酬として合意したものを支払うという約束。だから、この偉大なバルフォア宣言は3ドル札が実在しないように全くのペテンです。これだけ言っても、私は、誇張しているとは思いません。

そして、ここからすべての厄介な問題が始まったのです。

アメリカ合衆国が参戦した。アメリカはドイツを破った。そうなりましたよね。1919年に戦争が終わり、ドイツ側がパリ講和会議のためパリに行きました。そこには117人のユダヤ人がいました。バーナード・バルークを代表としたユダヤ人を代表する代表団でした。私がそれを知っているのは当然!自分がその一員だったのですから……

それからどうなったか?

平和会議は、ドイツを切り刻んで、ヨーロッパの領土のある部分が自分のものだと権利を主張する国々すべてに分配しようとしていたのですが、そこに参加したユダヤ人たちは「われわれのパレスチナはどうなるの?」と言いました。そして、ドイツ人には初耳となるこのバルフォア宣言を提示したのです。

それで、ドイツ人が、初めて気がついたのですね。「そうか、あれはゲームだったんだ!アメリカが参戦した理由はこれだったんだ!」

ドイツ人は初めて認識しました。自分たちが破れ、恐ろしい金額の賠償金を課せられたのは、シオニストパレスチナを欲しかったためで、どんな犠牲を払っても手に入れようとしていたからなのだと……

これにはとても興味のある点があります。
ドイツ人がそのことを悟ったとき、ドイツ人は当然それを恨んだでしょう。

この時点までは、ユダヤ人は、これはドイツ以外の世界のどこの国でも受けられないほどのいい暮らしをドイツで享受してきたのです。

ドイツにラーナウ氏がいましたが、このラーナウ氏は、アメリカでバーナード・バルークが産業や金融界で占めている立場より、ずっとずっと100倍も重要な人ではないかと思います。

バーリン氏は2つの蒸気船の航路-北ドイツロイド航路とハンブルグアメリカ航路を所有していました。Bleichroder氏はHohenzollern一族のための銀行家でした。ハンブルグのウオーバーグ氏は世界最大の巨大マーチャントバンクの持ち主でした。

ドイツではユダヤ人は繁栄を享受していたのです。そのことについては間違いありません。そこで、ドイツ人は「なるほど。それなら全くの裏切りじゃないのか」と感じたわけですね。

この裏切りは、次のような状況を仮定してみるとよく理解できるでしょう。

アメリカがソ連と戦争をしているとします。
アメリカが勝っている。そして、アメリカはソ連に次のように言います。「さあ、もう戦争を止めましょう。和平条項は次のようにしましょう。これまでのいきさつはすべて水に流しましょう。」

そこへ、突然、中国がソ連の同盟国として参戦してきます。この中国の参戦によって、私たちアメリカは敗戦に追い込まれます。惨敗で、賠償金は人間が想像できないような額で一国が支払い切れないような額です。

                         
つづきは、(続編)『はめられたドイツ』



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