初恋慕情夢路編14)天界からのメッセージ
2016年1月
昨日の11日のこと。
昼食後に睡魔に襲われ布団に入り一眠りをする。
目覚めたのが午後3時35分過ぎ。
起きて自分の机の椅子に深く座る。
未だ眠い。
そのままで再度睡魔。
夢の画面では、数人が右往左往している。
そこでの私。
「あの人(仮称 柚子さん)が亡くなった?
いつ? 昨日? 今日? 先月? いつなの?
57歳? 58歳?
香典を用意しなきゃ!
ラジオ放送に投稿しなきゃ!」
ここで目覚める。
時計は午後3時45分。
恐らく、ここで眠った時間は、僅か1~2分だろう。
目覚めてから数十秒後、あっと驚く。
今日、1月11日は、以前夢で教えてくれたあの人の誕生日。
忘れていた。
然し、何故に2~3年振りにあの人のことが夢に出てきたのか。
ひょっとして、今年、或は昨年が13回忌?
あの人が突然に、そして度々夢に出てくるようになったのが2003年。
57歳で亡くなったとしたなら、亡くなったのが度々夢に出てきた2003年であり、昨年の2015年が13回忌となる。
58歳で亡くなったとすると、2004年に亡くなり、今年の2016年が13回忌となる。
とすると、57歳で亡くなったなら、死を迎える直前から、或は、荼毘(だび)に付され、天上の星となられた時から、遥か昔の私のことを思い出したのかも。
58歳で亡くなったとすると、死する一年前から私を思い出していたことになる。
恐らく、病床でのあの人は、どんなに苦しかったかを物語る。
いやいや、そうではない。
あの人が、何十年ぶりに私にメッセージを投げかけてきたのは、確か、この町に越してきてから間もない時だから22~23年前で、あの人も私も40歳代後半のこと。
あの人は夢の中で、自宅の0187-から始まる電話番号を知らせてきた。
とすると、あの人の病魔の苦しみは、既にこの時、始まっていたのかもしれない。
あの時、
私は起床するなり、直ぐに手帳代用の黒いダイアリーのページをめくり、上部の欄外にその電話番号を書き込み、テレビの上に置いた。
何故に私に、何十年ぶりに、然も、自宅の電話番号を知らせてきたのだろう。
あの人の身に何かがあったのは間違いないのだか。
私は電話を架けることは出来なかった。
何度も電話をしようと思ったのに。
それは、妻を、子供たちを、裏切ることになる。
そう思った。
今、改めて思うに、あの人は、病の床で、私を思い出しながら、自宅の電話番号を何度も唱へ、何度も念じたことだろう・・・。 私に助けを求めて・・・。
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