今日予約締切祇園宵山『行者餅』


6月30日の和菓子『水無月』と7月7日の『そうめん』の記事を書きましたが、今回の祇園祭りのお菓子の記事も、もっと早めに掲載すべしでしたが、うっかりしていました。

というのは、江戸時代から続く無病息災を願うお菓子『行者餅』は、祇園祭宵山(7月16日)限定販売なのですが、予約をしないと買えないのです。

その予約締切時間が、今日の7月10日(金)午後6時なのです。

                            ごめんなさい



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祇園祭(ぎおんまつり)は、京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼で、平安時代貞観年間(9世紀)、疫病・災厄の除去を祈った祇園御霊会を始まりとする。

京都の夏の風物詩で、7月1日から1か月間にわたって様々な神事・行事が行われる長い祭である。

祇園祭2015 日程表)



●7月16日のみに発売される厄除け菓子・「行者餅(ぎょうじゃもち)」

祇園祭宵山の日(7月16日)八坂神社から東山通りを少し南に下がったあたりに和菓子舗「柏屋光貞」があり、行者餅が一日限定で販売されます。

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疫病が流行った江戸時代の1806年、四世利兵衛が山伏として修行中、聖護院門跡の夢枕に役行者が現れ、・・・

「行者の衣に象った菓子をつくり、祇園祭の『役行者山』(えんのぎょうじゃやま)に供えよ。その後 知人縁者に配れば、そのものは、疫病からまぬがれよう」

・・・と告げたそうです。

そこで柏屋光貞ではお告げに従って行者の衣を模した菓子を作り、祇園祭に供えたのが始まりと伝えられ、以来、柏屋では毎年宵山限定で無病息災を願いながら行者餅を作り続け、宵山の風物詩ににもなっています。

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行者餅とは、求肥餅と山椒の香りが爽やかな白味噌餡を行者のすずかけを畳んだような小麦粉に砂糖を加えた生地をクレープ状に薄く焼き上げた皮で包んだお菓子。


7月1日〜10日に電話予約。(注)予約のみ。
引き取りは祇園祭宵山 7月16日(木) 朝9時から16時頃までに。
1個350円。(380円)

尚、半年後の節分には、同じく柏屋光貞さんの「法螺貝餅(ほらがいもち)」が、節分の日のみ販売されます。

柏屋光貞(かしわやみつさだ)
創業 江戸時代(1806年、文化3年)
京都府京都市東山区安井毘沙門町33−2
予約 075‐561‐2263 9時〜18時(日祝休み)

(紹介記事URL)



その他
京都祇園祭限定のお菓子は下記URLをクリック

亀屋良長(かめやよしなが)祇園祭「巡行(じゅんこう)」
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※ 掲載画像は、借用しました。