鼻血は事実として証明されていた

結論からいいますね。

『鼻血は、ベータ線被曝の結果 ベータ線は、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ、粘膜が破られて鼻血となる。』

          ■       ■       ■

美味しんぼで事実を漫画で描きましたら政府までが騒ぎましたね。
大阪の橋下まで登場し、ヤブから蛇を追い出した! ヽ(´▽`)/

昔から言われていますね。
『火のないところで煙はたたない』 って。
政府は『風評被害』というけど、『風評否定被害』という新熟語が出来そうですね。

そもそも、2012年7月5日(木)当時の細野環境大臣が朝のTV「モーニングバードで瓦礫は猛毒を含んでいて危険物と言っていました。

細野 「(瓦礫の)安全性についてですねぇ、これは我々はお約束はできない。で、クロムやですねぇ、ヒ素というのが、これは猛毒です。」
細野「それが、いや…、それが… 家屋ん中(建築資材の中)に入ってます。」

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ここで細野はトンチンカンな回答を繰り返す。

要約すれば、
『瓦礫の中には放射能の他にクロムやヒ素などの猛毒を含んでいるから瓦礫を焼却したら大気中にそれらを放出するから燃やせない。だけど、大枚をはたいて広域で瓦礫を焼却する』

このような焼却粉塵を吸って鼻血が出てもおかしくない。

下記は、大阪市で燃やした時の私のブログ記事。
確かに燃やしている期間のみ鼻に異変が起きた。

                    ☆

維新では瓦礫焼却に反対したら逮捕ですぞ 2012/12/25(火) 
人工島「夢洲(ゆめしま)」と「舞洲(まいしま)」震災瓦礫を燃やしちゃった!
この期間、何故か鼻水と目がしょぼつくし、寒くもないのにクシャミの連発。
 
いつも窓際に座って、換気のために時々窓の開閉をしていたからかも。
焼却が終わったら、鼻水やクシャミはピタリと止んだ。

焼却場の場所を改めてみてびっくり!
何と淀川の河口にあるではありませんか。
 
成る程! それでか!
高槻の鵜殿の淀川の中洲に立つと川風は川下から川上に吹いている。
しっかりと我が街にも大阪湾から粉塵が運ばれているということだ。
 
大阪湾を隔てた神戸でも、大阪での瓦礫焼却期間に鼻血が出た人がいる。
アスベスト放射能入り粉塵なはず。
 
やっぱりそうか!


                    ☆

放射能を吸い込むと鼻血が出ることは、大原社会問題研究所雑誌 №661/2013.11に掲載された19ページにわたる学術論文の中で発表されている。

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なかち・しげはる 熊本学園大学社会福祉学部教授

この論文の一部を抜粋してみました。

●(1)東日本大震災による環境汚染
筆者は,今回の東日本大震災による環境汚染問題には3つの課題があると考えている。

一つは津波に罹災した工場からの有害化学物質の流出による環境汚染。
二つ目は解体工事に伴うアスベストの飛散。
三つ目は東京電力福島第一原子力発電所放射能漏れ事故による放射能汚染である。

被害の程度ということであれば,3番目の課題が最も深刻であるが,住民の健康を考えると,東日本大震災からの復旧,復興を考える際に前二つの問題も取り組む必要がある。

津波で倒され,工場や倉庫に保管してあった製品や原材料が流され,山に行ったのか,海に行ったのか,所在が不明の状況が起きた。

流された製品や原材料の中には,有害化学物質も含まれているはずで,環境汚染したのではないかという思いを,地震当日から強く感じた。

●重金属については,11月に採取した表1の地点⑨,仙台港の南側地域の土壌から,鉛が溶出試験で,0.026mg/L(環境基準 0.01mg/L),含有量試験で,6,200mg/kg(同 150mg/kg)と,環境基準を溶出試験では,2.6倍,含有量試験では,41倍と大幅に超えて検出された。

土壌汚染対策法に基づいて,掘削除去するなどの対策を講じなければいけない高濃度の汚染であることが分かった。

●汚染水は,今後新たな処理設備を設置し,処理したとしても除去できるのはストロンチウム90だけで,仮にその処理が完了しても,現行の処理方法では最終的にトリチウムを除去することができず,汚染水は,いつまでたっても海に放流できないことは確実である。

ヨウ素131の物理的半減期は8日間と短く,3か月くらいで問題にならない量に減少したが,セシウム134の物理的半減期は2年,セシウム137は30年と長く,セシウム137で汚染された土壌は100年たっても十分の一にしか放射能の強さは減少しないので,この半年や1年で終わるのではなく,10年,30年いや100年単位で放射能汚染と付き合わなければいけない時代を迎えたといわざるをえない。

国が,福島県をはじめとした放射能汚染地域の自治体を通じ,保健所,公民館などに家庭菜園等で取れた野菜や自家米などを測定するためのNaIシンチレーションカウンターを配備したのは,2011年秋から2012年春までかかった。

そこで問題になったのは,なるべく多くの測定依頼をこなすために,15分程度の測定で,検出限界を高くし,40ベクレル/kg以下はすべて,検出されずと報告し,市民の不安をなくそうとしたことである。

2012年4月から,食品の放射能汚染基準値が,暫定基準の500ベクレル/kgから100ベクレル/kgに引き下げられたために,40ベクレル/kgは,汚染なしという目安としては,高すぎて意味をなさなくなった。

検出限界以下だから安心してよいという説明を多くの市民が受け入れず,逆に行政不信が増幅される結果となった。

3.11以前は一般人(公衆)に許容された被ばく線量はICRP(国際放射線防護委員会)の提案する年間1ミリシーベルトとして,評価,被ばく管理してきたが,事故による緊急時ということで,大幅に被ばく線量が緩和された。

食品汚染の暫定基準値は年間5ミリシーベルトを目安に500ベクレル/kgが設定された。計画的避難区域を指定し,避難勧告する目安として,ICRPの事故対応の目安である年間20ミリシーベルトが採用され,初期対応に問題があったと言える。

2012年4月から統一されるが,逆に汚染地帯で,空間線量率のモニタリングポストを設置する際に,土壌を清浄土と入れ替えたり,除染したり,コンクリートで固めたりと,30%程度低めの値を示す傾向が問題となっている。市民の不信感がここでも増幅された。

岡山大学大学院環境生命科学研究科の津田敏秀氏,頼藤貴志氏,広島大学医学部の鹿嶋小緒里氏と共同で,双葉町の町民の健康状態を把握するための疫学調査を実施した

福島県双葉町宮城県丸森町筆甫地区,滋賀県長浜市木之本町の3か所を調査対象地域とし,事故後1年半が経過した2012年11月に質問票調査を行った。

○多重ロジスティック解析を用いた分析結果は,主観的健康観(self-rated health)に関しては,2012年11月時点で,木之本町に比べて,双葉町で有意に悪く,逆に丸森町では有意に良かった。

双葉町丸森町両地区で,多変量解析において木之本町よりも有意に多かったのは,体がだるい,頭痛,めまい,目のかすみ,鼻血,吐き気,疲れやすいなどの症状であり,鼻血に関して両地区とも高いオッズ比を示した(丸森町でオッズ比3.5(95%信頼区間:1.2,10.5),

双葉町でオッズ比3.8(95%信頼区間:1.8,8.1))。2011年3月11日以降発症した病気も双葉町では多く,オッズ比3以上では,肥満,うつ病やその他のこころの病気,パーキンソン病,その他の神経の病気,耳の病気,急性鼻咽頭炎,胃・十二指腸の病気,その他の消化器の病気,その他の皮膚の病気,閉経期又は閉経後障害,貧血などがある。

両地区とも木之本町より多かったのは,その他の消化器系の病気であった。治療中の病気も,糖尿病,目の病気,高血圧症,歯の病気,肩こりなどの病気において双葉町で多かった。更に,神経精神的症状を訴える住民が,木之本町に比べ,丸森町・双葉町において多く見られた。

○今回の健康調査による結論は,震災後1年半を経過した2012年11月時点でも様々な症状が双葉町住民では多く,双葉町丸森町ともに特に多かったのは鼻血であった。

特に双葉町では様々な疾患の多発が認められ,治療中の疾患も多く医療的サポートが必要であると思われた。

主観的健康観双葉町で悪く,精神神経学的症状も双葉町丸森町で悪くなっており,精神的なサポートも必要であると思われた。

これら症状や疾病の増加が,原子力発電所の事故による避難生活又は放射線ばくによって起きたものだと思われる。 (以上で抜粋終わり)

              ◆       ◆       ◆

上記のように、1年後、福島県双葉町の町民の病気発症は、滋賀県長浜市の住民よりも3倍多く、特に鼻血は3・8倍もの多くの町民が体験した。

その鼻血が出る原因とやがては止まる理由を事実と科学的に分かり易く述べているのが、下記のたんぽぽ舎の記事である。以下その箇所の全文を掲載。

┗■1.鼻血は、ベータ線被曝の結果
 |  ベータ線は、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ、粘膜が破られて鼻血となる。
 |  広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。
 └──── 槌田敦(元理化学研究所研究員)  

 ○美味しんぼの連載記事「福島の真実」(週刊ビッグコミックスピリッツ誌)が大問題になっている。石原環境大臣が「不快だ」といい、安倍首相が「根拠のない風評」としたことで政治問題となった。政府の介入は、発行元小学館を震えあがらせ、詫び状を書かせた。

 放射能と鼻血の問題は、原爆症に始まる。広島で被曝治療をしてきた肥田医師は、「福島の真実24」で述べていられるが、広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。しかし、占領軍は、その因果関係の発表を許されなかった。そして、この方針を引き継ぐ日米合作の放射線影響研究所も、原爆と鼻血の因果関係をタブー視し、原因不明とする。

 この流れをくんで、放射線防護学の御用学者たちは、1シーベルト以上被曝すると血液中の血小板が減り、鼻血が出やすくなるが、それ以下では鼻血は出ないと主張する。

 福島原発事故で多数の鼻血患者が出たのは事実である。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を説明できない。そこで彼らは自ら説明できないことにいらだって、事実そのものを「科学的にありえない」と否定することになる。

○事実を説明しなければ科学者として失格である。ところで、これら失格御用学者のいう被曝とは、ガンマ線被曝であって、その範囲ならば彼らの言う通りかも知れない。しかし、矢ケ崎琉球大学名誉教授も「福島の真実24」で述べていられるが、物理学者ならば放射線にベータ線(電子線)があることに注目する。

 セシウム原子などを含む土埃が風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しベータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。

 この症状は、日光による紫外線被曝と似ている。まず、皮膚が日焼け状態となり赤くなり、次にただれる。粘膜ならば破れて鼻血になる。この症状には個人差があり、赤くなっても回復することがある。

 その場合は、耐性ができて次の被曝があっても赤くはならず、黒ずむだけである。その人は幸福であって、その後は鼻血はない。現在の福島県民の多くはこの状態にあると思われる。しかし、この事実にはふたつの重要な問題がある。

○ひとつは、この耐性のない子供や福島を訪問する県外の者の危険である。外出するときは、セシウムを含む土埃を吸わないように、四季を問わず花粉マスクが必要である。そして子供のいる家庭の居間、学習室、寝室には、空気清浄器が必須であろう。その費用は東電に請求する。ホテル滞在の場合は空気清浄器の有無を確かめるとよい。

 もうひとつは、鼻にはいったセシウムは肺に流れ込み、血液で全身に配られ、内部被曝の原因となる。福島の人達は、食事だけ被曝管理しても無駄であることを理解する必要がある。これは風評被害ではない。土壌の高汚染地域という事実の問題である。

 最後に、福島と鼻血について、武田中部大学教授のショート論評(5月10日)を全面的に支持する。小学館美味しんぼ連載最終打ち切りの「福島の真実24」(5月19日発売)で、武田教授に詳細な論評をなぜ求めなかったのか、おおいに疑問である。
(以上がこの欄の全文)

              ◆       ◆       ◆

美味しんぼ・鼻血問題】原発事故取材から考えるー福島や東京等の汚染は想像以上に深刻、過小評価は禁物   2014年5月22日 13時58分

志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和

(上記記事より一部抜粋)
事故後の状態では、放射性浮遊塵による急性影響が真っ先に出ます。放射性浮遊塵を呼吸で取り込み、鼻腔、咽頭、気管、そして口腔粘膜も含めて広範囲に被ばくすることになりますから、最も静脈が集まっている脆弱な鼻中隔の前下端部のキーゼルバッハという部位から、影響を受けやすい子どもが出血することがあっても不思議ではありません
出典:北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏

空間線量の最大値が少なくとも 200μSv/h であった飯舘村では東海村の 20-40倍程度として、鼻腔の被曝量は2-4Sv というとこになる。 ・つまり、皮膚であれば障害を起こすような量の被曝を鼻腔にした人々は、 かなりの人数いた、と思われ、環境省福島県の被曝による鼻血はありえない、 という主張には科学的根拠はないと結論できる。 
出典:東京工業大学・牧野淳一郎教授
                              つづく


(参考)今日2回目の更新記事
『買収されていた厚労省審議委員7割?』