生贄にされた飲食業界?


飲食業界の偽装でマスコミはおヽ騒ぎしているけど、ニヤリとしたり顔なのがイオンなどのスーパーやコンビニ業界。

この飲食業界の材料の偽装や偽造は、何も今、新たに発見されたものではなく、飲食業界の常識である。

それが何故に突然、火を噴いたのか?

                      ☆

私見

元は、イオンの中国産米事件にある。
この事件は、流通業界を震え上がらせた。

この事件が発覚後、イオンはマスメディアを黙らせるために、イオンのコマーシャルを民放各社で何度も流し、実質的には口止め料を払った。

そこでマスメディアでは、イオンから視聴者の目をそらすために、隠し玉としていた阪急のレストランの暴露を始めた。

これが功を奏し、火は全国に燃え広がり、イオンの中国産米事件などは吹っ飛んだ。

                      ☆

飲食業界の材料の偽装や偽造は、詐欺事件。

他方、イオンの中国産米の場合、単なる詐欺事件ではなく、含有物によっては傷害の未必の故意犯になりかねない。

何となれば、イオンに米を納入している「三瀧(みたき)商事」は、過去、二度に亘って摘発されている常習犯。

一度は、中国から猛毒米輸入で。
二度目は、中国から、遺伝子組み換えの米輸入で。
今回が三度目。

例えば、あなたがイオンの場合、二度も毒入り米で摘発された業者に、何の検査もなく、継続して米を納入させるだろうか?


過去最大のコメ産地偽装、中国産米を混入 農水省、業者を刑事告発へ 
mns産経 2013.10.4 13:54



                      ☆

日刊ゲンダイさんよ!
イオン中国産米事件はどうした?

食材偽装 まだ誤表示と言い張るか
日刊ゲンダイ 2013.11.7 03:29 (1/2ページ)

どこまで、このみっともない騒ぎは広がるのだろう。食材偽装表示はホテルのレストランから、百貨店に飛び火した。しかも高島屋、大丸松坂屋三越伊勢丹といった一流デパートだ。

 ホテルも百貨店もほとんどが「認識が甘かった」などとして偽装とは認めず、「誤表示」と言い張っている。

 不思議な言い訳があるものだ。メニューの「車海老」はブラックタイガー、「九条ねぎ」は普通の青ネギ、白ネギ、「牛ステーキ」は牛脂を注入した加工肉を使用するなど、すべて値段やイメージの安く低いものが、高いものに書き換えられている。

 そんな都合のいい「誤表示」があるものか。どう言い繕おうが、これは偽装である。(以下省略)

                      ☆
日刊ゲンダイの下記の記事は、いかにも最もらしいが?
消費者庁が人手不足で摘発までいけないとの立場であるから、イオンの事件は蚊帳の外でもやむを得ないと言うのか?

食品偽装40社でも動かず…消費者庁にヤル気はあるのか
2013年11月6日 掲載
後を絶たないメニュー偽装発覚で、「何やってんだよ!」とブーイングなのが、消費者庁だ。

 消費者のための役所なのに、アクションを起こす気配がまるでないからだ。
 阪急阪神ホテルズの偽装発覚時には「本格的な調査に乗り出す」と鼻息荒かったが、まさかこれほどメニュー偽装がゾロゾロ出てくるとは、想像もしていなかったようだ。

「メニュー偽装のホテルやデパートは、北海道から沖縄まで全国で40カ所以上。消費者庁の現場は人手が圧倒的に足りずテンヤワンヤで、手が回らない状態です」(事情通)


                      ★

食品偽装や偽造の平然化の原因は、日本政府にある。

特に3・11後、国内産地の偽装や計測の偽造などは、当初の福島産牛肉以降摘発していない。

風評でこそ身を守れる  2013.09.26
魚市場やスーパーで販売している100ベクレル以下とのお墨付きをもらった魚介類の線量を民間人が計測すると、とんでもない線量が検出される。

先ず、被曝している現実を認めることから 2011.10.31

当時の枝野官房長官の念仏。「直ちに健康に害はない」
「万が一食用に供されたとしても、人体に影響は無い。ご安心を」

このことは、福島県産や茨城県産野菜を販売しないスーパーや一般小売店は、政府やマスコミから糾弾されることを意味した。

故に、食品流通業界ではそれらを仕入れて売らなければならない責務を負う

拠って「がんばれ福島」「食べて応援」の大義名分の元、売り切る為には産地偽装など何でも有りの世界となる

産地偽装が明白でも、政府もマスコミもそしらぬ顔。今でもである。

                      ★

「何故に計測値を低い方に偽装するのか」の質問に対し、「市民が不安の気持ちでいると身体に良くないから」と平然と答えたお役人もいましたね。

公的機関の公表する放射線量は偽造であるという前提で物事を見なければならない。

放射能モニタリングポスト やっぱりデータは“改ざん”されているのか
2012年10月24日 掲載

グリーンピース調査では7割以上で高い数値
やっぱり数値はデタラメだった!? 国際環境NGOのグリーンピース福島市で実施した放射線の調査結果には衝撃だ。ナント、国が市内に設置しているモニタリングポストの7割以上の地点で、グリーンピースの調査の方が高い数値だったというのだ。

 23日、衆院議員会館内で会見したグリーンピースによると、調査は今月16~19日に、福島市飯舘村で行われた。福島市内では福島駅周辺など315カ所で計測。モニタリングポストは40カ所あり、このうち30カ所の周辺で、グリーンピースの調査の方が高い値だった。中にはモニタリングポストの数値より、4.5倍も高い場所があったという。

「国が設置したモニタリングポストの数値について『意図的に低く改ざんされているのではないか』との疑惑は以前からありました。

ポストの設置事業に関わった業者や、市民団体などが指摘していたもので、これが今回のグリーンピースの調査でも裏付けられた格好です」(科学ジャーナリスト) (以下省略)

                      ☆

このモニタリングの数値の偽造に関しては、過去、文科省には前歴がある。

放置されていたモニタリングポストの「過小表示」

住民の訴えから半年、ようやく改修始まる
2012年11月29日(木)  藍原 寛子

 文部科学省は11月7日、福島県とその周辺の県に今年4月、同省が設置した675台の放射線の「可搬型モニタリングポスト」(以下、MP)のすべてで、測定値が1割ほど低い値を示していたことを発表した。(以下省略)



                      ★

イメージ 1

(参考)



右の表は、茨城県公開日 2012年2月16日に公開。

茨城県内における土壌の放射性ストロンチウムプルトニウムの核種分析結果』

注)セシウムのみ。この表の右にあったストロンチウムプルトニウムは紙面の都合上、削除した。

茨城県が公表した全市町村のうち、8000ベクレル以下は、僅か、八千代町と堺町の二箇所にすぎない。

ほぼ全滅に近い。













東京都練馬区光が丘で1.93μsv/h 検出  
ウラン238が最大で28,300Bq検出


東京都杉並区の区立堀之内小学校(同区堀ノ内3丁目)で、4月上旬まで敷いていた芝生の養生シートを同区が調べたところ、1キログラム当たり9万600ベクレルの放射性セシウム

東京都健康安全研究センター(東京都新宿区百人町)
都内には放射能毎日降り注いでいる
新宿の放射線量は昨年よりも今年の方が高い?

取手市は十日、地区住民による清掃活動で道路側溝から取り除いた汚泥から、国の基準一キロ当たり八〇〇〇ベクレルを上回る一万四五〇〇ベクレルの放射線量が検出されたと発表した

秩父ミューズパーク(秩父市小鹿野町)の駐車場で見つかった黒い粉から1キログラムあたり2万ベクレルを超すセシウムが検出 2012.1116

                      ★

さて、問題はこれから。

サンプルの放射線測定のみで、ある市町村が生産した米や野菜は100ベクレル以下だからと称し、スーパー等で販売しているが果たして安全と言えるかどうか?


イメージ 2

結論から言おう。

『米も野菜もロシアンルーレットの世界である』

下記の週刊現代の記事の内容を簡単に言えば、

都内の公園の芝生や溝には、ホットスポットがあり、そこの土壌では何万ベクレルの放射能が今でも検出されていますね。

このホットスポットに関しては、田や畑にも同様な状況があるということである。

ある市町村の耕作地で収穫された農産物が100ベクレル以下でも、片隅などの場所によっては強烈なホットスポットがあるということである。

この場所で育ったコメやほうれん草などは、100ベクレルどころではない。
何万ベクレルにも及ぶ恐れがある。

実験によると、コメひと粒のみで、1kgあたりに換算すると約14万ベクレル/kgもあったのである。

例えば、スーパーの冷蔵ショーケースに積まれているほうれん草の場合でも、隣の束は100ベクレル以下だが、こちらのひと束のみは、何十万ベクレルの放射能を含んでいる場合があると言うことを意味する。

放射線測定器を持参していない限り、このリスクは避けられない。


                      ☆

以下、週刊現代 2012.10.01 より、一部抜粋。

被災地で収穫された今年の新米の出荷が始まっている。放射能汚染に立ち向かい、「安全」を追求した人々が丹念に育てた実りの粒たちだ。しかし、残酷な現実がそこにあった。衝撃のデータを公開する。

「食卓に上る今年の福島県産の“新米”の中に、放射能に汚染された“高濃度汚染米”が紛れこむ恐れは避けられません」

放射線生物物理学の研究者で、放射性物質測定のエキスパートである高辻俊宏長崎大学准教授はこう語る。

その高辻氏の調査によって、今回、米の放射能汚染に関する衝撃の事実が判明した。現在の検査システムを素通りしてしまう可能性のある“超高濃度汚染米”の存在が、初めて明らかにされたのである。(中略)


高辻氏は、より精密に汚染を調べるため、以下のような測定を行った。汚染米から2つのサンプルを作り、それらを別個に測定したところ、全く同じ米のはずが、一方からは約18gで6.5Bqの高濃度の汚染が測定されたのに対し、もう一方からは1.27Bqしか検出されなかったのだ。

疑問を持った高辻氏は、さらに、高濃度のサンプル米をまた半分に分け、それぞれの汚染を測定した。

 この作業を何度も重ねていき、最後にはサンプル米3粒が残った。
測定の結果、そのうちのひと粒は2.9Bqで、残りの2粒は0.0048Bq。

驚くべきことに、約18gのサンプル米がもっていた汚染のうち、なんとおよそ半分の汚染が、0.02gの米ひと粒に集中していることが明らかになったのである。

この0.02gで2.9Bqという濃度は、1kgあたりに換算すると約14万Bq/kgにもなる。

 これは、放射能汚染が均等に広がるのではなく、ひと粒、ないしは田んぼの中の1本の稲穂など、極端に偏った状態で進む可能性があることを示している。そして、そうした米だけを検査で弾くことは、現在の検査体制では不可能なのだ。

「高濃度汚染米を取り除こうとするなら、米ひと粒ずつをチェックしなければならない。でもそれは現実的に難しいですし、個人が5kg、10kgのお米を買ってきて、その中のひと粒だけ弾いて食べないようにするなどということもできません。

高濃度の汚染米を食べてしまうという、ある種“貧乏くじ”を引いてしまう可能性があるわけです」(高辻氏) 
                      ☆