これで米国は維持できるのか?

 
米国の生活保護者は、今年の3月現在、4767万人
米国の総人口3億1400万人の何と約15%!

その費用が、何と7兆6100億円!
 
昨年の感謝祭時点では、4220万人だから、僅か4ヶ月で540万人も増えたことになる。これが米国の現状だ。
 
これだけ見ても米国が何とリスキーであることがお分かりと思う。
 
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(参考)各国の失業率の推移。
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米国では、低所得者や無職者にはデビットカード(食料券)を支給する。
下記が、米国の現状である。
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More Americans Will Use Food Stamps For Thanksgiving This Year Than Ever Before

                     2012.11.20
 
今年の感謝祭では、かってない程の食料券(Food Stamp)を支給するでしょう。
 
Usage of food stamps among low and no-income families has spiked since the collapse of the US financial system four years ago.
低、無所得世帯の間でフードスタンプの利用は、4年前に米国の金融システムの崩壊以来、急増しています。
 
According to the US Department of Agriculture, average participation in the Supplemental Nutrition Assistance Program, or food stamp program, has increased 70 percent since 2007
米国農務省によれば、補足の栄養援助計画(すなわちフードスタンプ計画)への平均参加は、2007年以来70パーセント増加しました。.

 
This Thanksgiving, 42.2 million Americans will be on food stamps, according to the Economic Policy Institute.
この感謝祭では、経済政策研究所によれば、4220万人のアメリカ人が食料引換券対象者でしょう。
 
This is roughly the size of the populations of California and Connecticut combined.
この人数は、概算ではカリフォルニア州コネチカット州の人口を合算した集団の大きさです。
 
Not surprisingly, feeding millions of Americans isn't cheap.
驚くことではないが、数百万人のアメリカ人に供給すると安くはない。
 
The cost of the SNAP program last year reached $72 billion, the highest to date, according to the Congressional Budget Office.
SNAPプログラムの費用は議会予算局によると、昨年720億ドルで、これまでの最高に達した。 注)720億ドル×100=7兆2千億円
 
 
下記は、産経新聞の先日6月8日の記事である。
確かに、事実は伝えている。
 
然し、表題に『セックス』や『生活保護を食い荒らす』という文字挿入で、読者の目を真実からそらそうとする意図がミエミエである。
 
と言っても、何等報道しないメディアが大半であるから、そういう意味では産経を褒めてやりたい。
 
今、米国経済の危機的現状を、ほとんどのメディアは伝えない
単に株価が上昇・下落とか、ライフルで何人殺したかである。
 
 
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「することはセックスだけ。そうすれば大金が手に入る」

米国よお前もか…生活保護を食い荒らす低所得者層の実態

2013.6.8 12:00 (1/3ページ)
フロリダ州が今年4月、低所得者に対して発行する生活保護費の支給のための「デビットカード」の使用制限を条例化した。
 
来年2月から実施され、禁止されるのはカジノやストリップ、酒屋での使用。もちろん、生活保護者がそれらを利用していい理由は一切ない。
 
公的扶助が少ないと思われがちな米国だが、生活保護を“食い物”にしたり、まるで自身が稼いだ金のように遊興費にあてる不届き者は少なくない。それは米国だけでなく、日本に共通する問題でもある。
 
●なんでも使える”食料支援カード”
 「EBTを使用するのは自由だ」
「あなたがすることはセックスをすることだけ。そうすれば9カ月後に大金が手に入れられる」
 これは、2011年夏にインターネット上で全米で話題となったビデオクリップ「Its Free Swipe Yo EBT」の歌詞だ。

Chapter Jackson - It's Free Swipe Yo EBT (Clean)

(↑)歌っているのは、チャプターという黒人女性歌手。
EBTと呼ばれる生活保護費が振り込まれるデビットカードのありようとともに、子供を産めば働けないため低所得者として“保護”される米国の現状を揶揄(やゆ)してもいる。
内容は過激だ。ビールを片手に、他の母親たちとタバコを吸ったり、ハンバーガーなどの高カロリーで栄養価の低いジャンクフードを買いにいく場面があったり…。「税金の行き着く先はここです」などといった指摘さえある。
 自助努力の国、低福祉国家と思われがちな米国だが、実はそうでもない。食料や住宅、医療などで支援制度は少なくない。(中略)
 そのうち食料支援は、低所得者向けの食料品購入補助制度「フードスタンプ」と呼ばれる。正式名称は「補助的栄養支援プログラム」(SNAP)。
州によって基準は異なるが、目安は4人家族で月収入2500ドル(約24万円)とされ、月100ドルが支給されるという。
この生活保護費が振り込まれるのがEBTカードだ。複数の米メディアによると、フロリダ州議会が条例で禁じたのは、ストリップやカジノなどの遊興費、ビールなどのアルコール類、タバコなどの購入にこのカードを使うことだ。(中略)
 
●増える受給者と生活保護詐欺
 これはフロリダだけでなく、米国内で全体の問題でもある。
EBTをめぐっては、食料購入時に名前や住所の提示が必要ではなく、カード転売をはかる不届き者も多いとされる。(中略)
受給者は2013年3月時点で4767万人。総人口が約3億1400万人で、その約15%が受給者になる計算だ。
 
09年の受給者は3300万人だったから、約4年で1300万人も増えている。
 
米農務省の統計によると、その経費は12年会計年度(11年10月~12年9月)が746億ドル(約7兆6100億円)。(以下省略)
 
 
 
(注)
今日、もう一度、更新記事を掲載します。