欧米人の思考ー白人最上位主義
* --- ** --- * --- ** --- * --- ** --- *--- ** --- *
欧米人の思考ー白人最上位主義
* --- ** --- * --- ** --- * --- ** --- *--- ** --- *
Q.「香辛料」って何だ?
②副教材(『プロムナード世界史』<浜島書店>の記述
Q.つまり1キロの胡椒は1キロの銀と交換できた。なぜこんなに価値があったのか?胡椒はどのように使用されたのか?
(2)展開
①胡椒は肉の味付け(臭い消し)に使用された。
Q.この絵の右側の農民(「世界史写真集」<山川出版社>66・荘園の農民生活) は何をしているのだろう?
米国政府を理解するには、私たち日本人と根本的に物の考え方が違うということを理解しなければなりません。
下記の記事は、2007年当時熊本県立熊本高等学校で教鞭をとられていた平井英徳教諭のホームページに掲載されたものです。
これを読みましたら、私たちが考える正義と欧米人の考える正義とは根本的に違うことがよく分かると思います。
◆ ◆ ◆
「ヨーロッパの風土と精神」
Q.「香辛料」って何だ?
(写真・・・・肉桂・丁字・胡椒)
Q.つまり1キロの胡椒は1キロの銀と交換できた。なぜこんなに価値があったのか?胡椒はどのように使用されたのか?
(2)展開
①胡椒は肉の味付け(臭い消し)に使用された。
→ 冬になると農民は種豚だけ残して、あとは殺して塩漬けにする。
殺す前に太らせるため、豚を森に連れていき木の実を食わせる。 この絵は棒を投げて、木の実を落としているところ。
②当時の人は、肉(特に豚肉)をたくさん食べた。ある史料では、一人当たり、一年間 に三頭ぐらい食べている。
(毎年春になると、冬の間の肉食過多のため吹き出物が 出来るのが彼らの悩みの種で、薬草を煎じて飲んだり、放血したりして、 その対策に大変だった。)
Q.なぜ当時の人は、こんなに肉を多く食べたのか?
Q.ヨーロッパは小麦で日本は米。いちばん違う点は?
→ 栄養価。人間にとって理想的なタンパク質の値を100とすると、 米は70で小麦は48。栽培方法も違う。潅漑をするか否か。
Q.米は小麦より収穫量・栄養価ともにすぐれている。 なぜヨーロッパでは米を作らないのか?
④ヨーロッパでは米は栽培できない。
特に夏に着目しよう。
蒸し暑い夏がないということは、 米の生育には適しないことを意味する。
→「蒸し暑い夏がない」ということは、一般的に植物の生育に不適
→「蒸し暑い夏がない」ということは、一般的に植物の生育に不適
(3)まとめ
<資料その1>
「あるとき大勢の会食で、血だらけの豚の頭がでたが、 さすがにフォークをすすめかねて私は言った。
『どうもこういうものは残酷だなあ-』
一人のお嬢さんが答えた。
『あら、だって、牛や豚は人間に食べられるために神様がつくってくださったのだわ』
幾人かの御婦人たちが、その豚の頭をナイフで切りフォークでつついていた。
『日本人はむかしから生物を憐れみました。 小鳥くらいなら、頭からかじることはあるけども』
こういうと、今度は一斉に怖れと怒りの叫びがあがった。
『まあ、小鳥を!あんなにやさしい可愛らしいものを食べるなんて、 なんと残酷な国民でしょう!』
殺すのは残酷だと考え、誰かが拾ってくれるのをあてにして、 生かしたまま捨てる。その結果は野犬の増加である。
動物愛護運動の対象は、もちろん動物一般である。 なかでも、実際の重点は、さきの小鳥の例から分かるように、 愛玩用動物にある。
だから、もとの形のはっきりとわかるものを食卓に出すのは、 なにもとやかく言うことではない。 そこでは、動物愛護と動物屠殺がみごとに同居しているのである。」 (『肉食の思想』56ページ)
ヨーロッパ人の動物に対する考えは、日本人にとって理解し難い。彼らが、日本人がクジラを食べることを非難するのも同様。 このような思想の背景には何があるのか?
◆ ◆ ◆
以上が、この授業の内容です。これをまとめると、
欧米人は、「自己を正当化するために割り切る」
換言すれば、「前傾で割り切る」
対して日本人の場合は、「自己よりも群れ」
換言すれば、「引いて妥協する」
この欧米人の割り切り方では「人間をあらゆるものの上位に置く。
そうすれば一切の矛盾は解消する」
「白人を有色人種の上位に置く。そうすれば白人の有色人種に対する一切の蛮行は正当化される」
「戦争に勝利することをあらゆることの上位に置く。そうすれば敵国軍隊を殲滅するだけではなく、幾十万幾百万人の敵国民間人を虐殺しようが構わない」
「経済戦争とは、当に戦争であり、この戦争に勝利するためには、あらゆることが正当化される。そうすれば一切の矛盾は解消する。当然、殺人も正当化される」
☆
m