民主党Aグループには、まともな人がいる

 
西岡参院議長会見(1)「菅内閣が今の状態で日本の国政を担当することは許されない」(7日午後3時半)2011.4.7 19:13
 
西岡参院議長って民主党員Aグループですね。
上記の記事は長すぎるので、下記の通り要約しました。
 
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菅直人は、会議、会議で、然も延々とやっている。
内閣総理大臣たるもの、復興方向、原発事故対処方法等、具体的取組事項を言うべき。
 
発電量が不足ならば、具体的な発電方法で即刻発電施設建設に着手すべき。
他方、家庭や産業界に具体的節電%を明示すべき。そうしないと日本経済の負の連鎖が起きる。処が経済産業省は電力不足対策には全く後ろ向き。
菅内閣が今の状態で国政を担当することは将来に亘って許されない。
 
例えば3月11日、せめて翌日の12日に「緊急事態法」という法律を政府が提出したら、その日のうちに衆議院でも参議院でも通してくれたはず。
処が、そうしないから、その後の政府のやり方は、とんでもないことになっている。
 
例えば、避難勧告や立ち入り禁止事項の件。
現行では市町村長の権限で、政府は立ち入り禁止が出来ない。
緊急事態法を作ったら政府の権限で即刻指示できるのに。
つまり、菅直人政権はスタート時点で対応が間違った。
 
 
もう一つは枝野官房長官の記者会見。
「農産物の出荷停止」と言いながら後から「安全だ!」と言う
 
この言い方では、東北のみならず他の地域にも影響する。
出荷OKとか停止とか、白黒明確な言い方をしないから混乱するのみ。
 
更にもう一つ
原子炉からの高濃度放射能水を海に流すのに漁業関係者や水産関係の方々に黙っていた。
政府は、当然に知っていた。これが政府の対応か?
知らなかったとの弁解の場合は、それじゃ、政府は何をしていたのか!
 
このままの政府が続くと沢山の会議と延々と議論が続く。
そんな時間的余裕があるのか?
 
 
昨日、女川町のある先生から電話がかかってきた。
現地は教科書もない。紙も鉛筆もない。緊急に要るものはこれ。
処が、皆さん、ランドセルと言うけど、それは当分紙袋でしのげる。
 
それを文部科学省の初級局長に話した。
で、「十分行き届いていると公言しているが実際は行き届いていない」と言う事を初級局長も知っていた。
 
注)ガソリンの場合も、スタンドに並ばなくても済んだというご婦人もおられた。
処が、一歩深く入ると全然ダメ。
 
先ほどの教科書や鉛筆の問題は、現行法では教育委員会の権限で文部科学省にはない。文部科学省ができるのは助言だけ。
緊急事態法があれば政府が責任を持って即刻配布できたのに。
 
今、内閣総理大臣が見習わなければならないのは、気仙沼の漁業責任者(組合長?)。
津波と大火事の両方の被害に遭いながらも、200人位集めて「気仙沼は6月初めに魚の水揚げをやる」と明確に具体的方針を示していた。
 
菅直人は、せめてこのような具体的な形で明確に方向を打ち出すべき。
だが、それが出来ないのが菅直人
 
 
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以上が、彼の会見を要約したものです。
やはり、私が再々述べてきたように、非常事態宣言をして緊急事態法を作るべきでしたね。
 
物事を決断できない脳構造って、リーダーになるべき脳ではありません。
 
それに平時ならともかく、この危機にパフォーマンスだけのグズ男では、打つ手、打つ手が後手になり、新たな次のリスクを招くことになりますね。