当時の定山渓温泉での混浴

今度は札幌から車で40分程の定山渓温泉での第一話です。 
 
 
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        私の履歴書・326
  
天人峡温泉観楓会をした翌月の12月のこと。
 
『定山渓ホテル』宿泊の無料クーポン券を仕事で使っているクレジット会社から何枚か貰いましたので、営業会議をこのホテルですることにしました。
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尚、当時は雪の季節でしたから、メンテナンス部門は多忙。
 
メンテナンス部門は日を変え、会議開始時間を夜の8時にして向かい側の「定山渓グランドホテル」にしました
 
当時このグランドホテルの建物の外壁は、コンクリートに海老茶色の塗装をしたもの。 
 
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さて、営業部門の「定山渓ホテル」(1918年創業)での事です。
亜子が未だこのような会議や研修に参加する前のことですね。
 
魚住君と草野君と私は予定どおり午後2時半にホテルに入りました。
処が、他の四名が雪の為、大幅に遅れると言うのです。
 
 
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午後三時頃だと思います。
閑なので大浴場に三人で行きました。
 
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注2)この図面は改装後の今のものです。
20年前、赤い○をした場所では小さ目の浴槽がありました。
尚、現在は階段にスロープがあるのですが、この図では消去しています。
 
脱衣所から浴場に入ると直ぐに階段を降ります。
浴場は800坪もありますから広い。
 
見渡すと、向こうの大浴槽におばさま族が入浴中。
君子危うきに近寄らず!
 
30歳前後の彼等が浴槽の中や洗い場にいた場合、60歳前後のおばさま族が親しげに近づいてきますね。
 
そこで彼等には、例の一物(いちもつ)をむんずと掴まれるリスクがありましたからおばさま族を避けるのです。
 
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大浴槽は避けて、階段を降りての左の小さ目の浴槽に入りました。
 
浸かっていると、脱衣所からの階段をトントン降りて来る女性がいました。
 
背は低め。
無論、小さなタオル1枚でですね。
 
プロポーションが素晴らしい!
それに若い!
 
私と草野君は魚住君に言いました。
「あんたは、じっとしていなさい。彼女は間違いなくここに来るから」
「分かっています。おとなしくしていたら良いのでしょう」
 
天人峡グランドホテルでのことがありましたから、彼には要注意です。
 
案の定、彼女は大浴槽に行かずに我等の小さめの浴槽に来ました。
その他に誰もいない浴槽もあるのですが、我等の所に迷わずですね。
 
静々淡々と入浴。
声をかけました。
 
「学生さん?」
「そうです」
「何処の大学ですか?」
跡見学園です」
 
「あ~、東京の文京区の」
「そうです」
「そうか、冬休みだね」
 
そんなとりとめもない話をのんびりとしているのに、魚住君は浴槽の中を移動し彼女におずおずと近づきました。
「肩をもんであげよう」
 
やれやれ、また始まったかいな。
「魚住君、こちらに戻りなさい」
 
途中まで戻って来たのですが、再度振り向いて彼女の方にゆっくりとお湯の中を行きます。性懲りもなく。
 
やがて彼女は、静々とお湯から上がり、階段を上って脱衣所に消えました。
それでも十五分ほどは入浴していた計算になる。
 
「何という奴や君は! 勇気を出して一人で混浴風呂に入りに来たのだよ。
何故、そっとしてあげないの?」
「めんこくて(=可愛くて)、めんこくて」
ロリコンか?」
「皆、女の子がいていいですね。お風呂に一緒に入れて」
「僕のところは娘と一緒に入っているけど未だ幼稚園だよ」
「うちも一緒に入っているけど小学校六年生だよ」
「それが羨ましい。僕のところは男の子二人だもの」
「作ったらいいじゃないか」
かあちゃんに、駄目って言われている」
「どうして?」
「稼ぎが悪いから」
「ウッ?? 魚住君の夫婦関係ってひょっとして?」
「まさか? 専用貯金箱があるの?」
 
 
尚、この1987年当時、定山渓温泉での混浴は、ここのホテル一箇所だけだったそうです。でも、今は混浴ではないそうですよ。
注)2010年9月、定山渓温泉組合に電話で確認。




(混浴体験記)

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