ガードが甘くなってドボンへの道に

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久々に先日購入した週刊誌は、薄っぺらなもの。
ほとんど広告が掲載されていない。
これ程までか!と思いましたね。
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成る程、各民放テレビ局があせっているはず。
広告=金を出してくれる企業や組織は、神様仏様!
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視聴者の一般市民は金にはなりませんからね。
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他方、一般市民の世論操作などはお手のもの。


前回のあらすじ)

予知夢で自分の身分が変わるというのに、それに気がつかず。
ノーテンキでしたね。

私の履歴書・228

当時の技術試験では、シーケンス制御回路の組み立て。注)ロボット等を動かす回路
未だオムロンの有接点リレー方式ですね。

時代は、トランジスタやICを使用した無接点リレー方式→プログラム方式(PLC)に変わろうとしていました。

つまり、社員をICに慣れさせる必要がありました。
そこで、ICを使った商品を扱い、販売を通じて慣れさせようとしたのです。

その商品として、家電で取引関係のあるsharpファクシミリ(FAX)と家庭用コピー機を扱う事にしたのです。

当時の各商店が導入していたのがNTTのミニFAX。

これは、葉書よりひと回り大きいA5版(210×148mm)を3分で送信
NTT債権 130,000円 工事費 5,000円 毎月の使用料 3,700円

当時のFAXのG3規格の場合、A4版でしたら、今の家庭用FAXの半分位の速さ。
一台が120万円から、40~60万円前後に下がった頃ですね。
更に技術開発で小型化されたものが新発売されました。

それの仕入価格は @22万円。
これを、@30万円で売れるとみたのです。

ミニFAXをNTTに返して、NTT債権を売ってこれを頭金にした場合、
毎月の支払額 @3,400円×60回ですからね。

ミニFAXの月間使用料より安いし、電話代も安くつきます。
つまり、従来のミニFAXの毎月の使用料で、G3規格のFAXを購入出来るのです。

当然代金完済した六年目からはゼロ円に。

FAXの社内説明会を開きましたら、数日後、田辺社員が早速見込み客を拾ってきました。
そこでsharpの片山係長(仮称)と同行させました。

即契約には至らなかったのですが、購入間違いなしという片山係長の報告。
sharp側から一ヶ月間、FAX機を顧客に貸し出すことになったのです。

私も一度は同行したら良かったのですが、彼等自身の力で受注させようと思ったのが間違いの元。

以後、片山係長の有望見込み客何軒かの報告と、その顧客に営業ツールとして貸出機が有効との言を鵜呑みにしてしまったのです。

私、何を思っていたのでしょうかね。
そこで、新品三台を仕入れて貸出機にすることにしました。

更に、

家庭用コピー機に関しても同様に。

乾式普通紙A4版
仕入価格 @116,500円
販売価格 @150,000円
5年リース又は60回均等分割の場合、毎月の支払額 @3,000円×60回

これも何を思ったのか、10台仕入れました。
当時は、未だ普通紙のコピー機は普及していない時代。

商店が書類コピーの他に、毎月のリース料金は店頭でのコピーサービスで稼げると判断したのです。
これもsharp片山係長の意見を取り入れたもの。

つまり、FAX機3台とコピー機10台で合計1,825,000円を仕入れたのです。

魅せられたる魂と言いましょうか、催眠術にかかったと言いましょうか。
何の躊躇も無かったですね。

それ行け!ドンドン!

もしも連中が売り切れなかったら、私がいよいよ登場しよう!
まあ、12月と1月の二ヶ月もあれば、全部売りさばいてみせる!

自信満々でしたね。
FAXやコピー機販売の現場を一度も踏んでいない私が。