白文鳥ピピの眼(2) 『Mr.オクレ』の喜劇と悲劇

ピピちゃん、ピピちゃん!
麻生ボンは、何故自民党三役を変えようとしたのですかね? 総選挙が間近いのに。
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「表向きは色々ありますがね、要は単純なこと!」
「理由は二つ」
「一つは、党内での麻生降ろしの矛先を変えるため」
「もう一つは、『自民党Mr.オクレ』こと細田幹事長の首をすげ替えたかった!」


「何?何? 『Mr.オクレ』が分からないって?」
Mr.オクレとは、吉本新喜劇の役者。山田花子が呼ぶ『水晶の霊』ですよ。別称『死神』『貧乏神』とか言われていますよ」
「そうそう、Mr.オクレという名前は、トロイから付いたもの。漢字で書くと『遅れ』」
「ワンテンポ遅れと妙なけだるい話し方に予想だにしていない人気の秘密があるのじゃ!」



細田幹事長の鼻にかかったけだるい話し方とボケ具合がMr.オクレとよく似ているから『自民党Mr.オクレ』と言われる所以なのじゃ」
「ところが、この性格はお笑いの世界では人気を博しているが、こと、政治の世界では国民的不評なのだよ」
「麻生ボンは、国民的人気のある者にチェンジしたかった!」
「他方、細田幹事長は、このままでは自分の首が危ういと悟り、『脱Mr.オクレ』を図った」
「先ずは、トロンと半分眠っている眼をむき出して闘争心をあらわにした!」
「無気力な話し方にも絶叫スタイルを取り入れた!」
「でもなあ、人間幾十年、それまで歩んできた自分の眼・顔・声と身体全体からにじみ出てくる雰囲気をあのご老体で変えることは不可能」
「『自民党Mr.オクレ』がテレビに登場すればする程、総選挙での浮動票は確実に減っていく!」
「こうなったら、逆に、吉本のMr.オクレが幹事長になった方が低落する麻生ボンを救うかもね」