間違った会社選び

私の履歴書101と102は書きかけですので後日掲載します。

私の履歴書・103

イメージ 1と言う訳でして11月21日に入社。
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初日、私の配属先の上司山村部長(37歳新任)と応接室で初面談。
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私「あなたは、学生時代に友人がいなかったのでは?」
部長「よう分かるね」と顔を赤らめる。
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それから営業本部へ連れていかれました。

本部には色々な部署が混在していましたが、私の所属する部は、この年の春に出来たばかりで最も少人数でした。

山村部長の下には、平井課長(31歳)と今春中途入社の部下が二人いましたね。
その内の1人、元銀行員だった亀山社員(32歳)を見るなり私言いました。

私「あなたは学生時代、麻雀か競馬で大借金したでしょう」
彼、真っ青になって「何故、それを知っている?」
私「顔を見たら分かりますよ」
彼「誰にも言わないでくれ!」

まあしかし、いらん事を言ったものですね。黙っていれば良いものを。

平井課長達が大阪に出かけると言うので、同行しました。四人で。
課長達は、いかにも大阪人らしい食品会社役員二人と喫茶店でコソコソ長い間話していましたね。
離れていた私には言葉がよく聞き取れない。実は、意識的に聞かないように離れていたのです。

終わって外に出ますと陽は傾いていました。
彼等はその役員の二人と一緒に北の新地の大きなキャバレーに入ると言うのです。
京都で言えば、三条京阪駅のはす向いの「ベラミ」クラスでしたね。

私は断りました。
こういう時の酒は不味い。それに接待を受けるのですから、後日、何等かのマイナスの事態が発生する危険を感じたからです。そのまま電車で帰宅。

案の定、その食品会社は倒産。
納入した500台の食品機器で回収した手形は紙クズとなりました。

ただでさえ売れない食品機器。当時、この機種の在庫は会社の倉庫に入りきらず運送会社の倉庫に一千台。更に、下請けでの仕掛り品が一千台。

さてさて、倒産した食品会社問題と在庫問題が私達の当面の仕事となりました。

マーケットとは面白いものですね。一年後には、あっという間に在庫を売りつくし新たに生産をしたのですからね。