源氏物語 光源氏の住居・河原院の今

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先月三月29日(土)に、五条大橋に行きましたのは、実は、別の目的があったからです。
それは、40年前の友人の実家を訪ねて、友人の消息を聞こうとしたのです。

その実家のある所は「五条楽園」。
彼の実家は、当時、お茶屋をしていたのです。

何しろ40年前、一度、車で来ただけですので記憶が不確かになっていました。
この街の何人かと郵便配達人にも聞きましたが、その苗字の家は無いとの由。

40年という年月は、やはり半端な歳月ではなかった事を改めて実感しました。



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さて、その五条楽園の敷地は、実は、源氏物語の主人公・光源氏のモデル・源融(みなもとのとおる)公の壮大な住居「河原院跡」。(大覚寺嵯峨天皇の皇子)



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五条大橋西詰から下がりますと直ぐにこの大きなエノキ。



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この樹の根元に「河原院跡」の石碑と立て札が立っています。




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微かな記憶を頼りに彼の実家を探しながらうろうろ。
「五条楽園・歌舞練場」があったのですね。




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ステンドグラスが往時を偲ばせてくれます。
午後一時半過ぎでしたから、観光の小母様連れやカメラ片手の年配さんがちらほら。




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洋館スタイルのこのお茶屋さんが今の街の南端。左の小川は高瀬川
過去、五条から七条まであったとの由。

五条大橋の一つ下流の正面橋がお茶屋街の真っ只中だったでしょう。
実は、40年前の任天堂の本社は、この正面大路にありましたよ。成る程でしょう。




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その手前の桜が満開なここで、この街に住む小母様の案内で色々と街の事を教えてもらいました。




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この橋の袂に建つのが「三友楼」で、当時、最大のお茶屋さんだったとの由。
素晴らしい屏風と素敵な女将さんがいるから、是非写真に撮った方が良いと言われてのれんをくぐりました。



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女将さんを呼んでもらい、玄関で写真を撮ろうとしましたが、女将さんが辞退されました。残念。
屏風は、靴を脱いで中で撮ったら良かったのですが - - - - -



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小母さんはボケの花も案内してくれました。
無論、一枚目の写真も。ピンクのユキヤナギ?名前を聞くのを忘れました。

尚、この街や河原院の事をいろいろメモしたのですが、今、このメモが見つかりません。
見つかり次第、追記しようと思います。






追記)08.04.17pm4:40

一枚目の花の写真の花びらが良く見えるところだけカットしました。
花びらが5枚ですね。

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