嵐山・嵯峨野竹林でのオーブ
トロッコ嵐山駅は、往く人、帰って来る人で、相変わらずの混雑でした。(写真)
見慣れた嵯峨野竹林の道ですから、通り過ぎようとしましたが、立ち止まり、とりあえずパチリ!
二枚目のパチリは、最初から、ちょっと下がってパチリ!
二枚目のパチリは、最初から、ちょっと下がってパチリ!
帰宅してから、PCで写真を見て、二枚目に「オーブ」が写っているのでびっくり!
至る所に、濃淡・サイズの異なる白の円形が散りばめられているのです。(二枚目のこの写真です)
至る所に、濃淡・サイズの異なる白の円形が散りばめられているのです。(二枚目のこの写真です)
そう言えば、一枚目は、無意識にパチリ。二枚目の時は、薄暗い竹林を見通しながら、「この竹林を忘れられないままに亡くなった人もいるだろう」と思いながらパチリしたのです。
私の左胸にある「心」が、ナイーブになった時にパチリした写真に、亡くなった人の「心」が反応するのでしょうか。
そんな事が生じていたとはつゆ知らず、嵐山公園(亀山)の展望台へ上りました。
三時を過ぎていますので、今日はもう、何処の紅葉も輝く事はありません。
定家の言う、晩秋の「嶺たしかなる嵐山」は、もうすぐ、夕闇に消えるでしょう。
展望台から引き返し、くだんの竹林を通って「野宮神社」に立ち寄りました。野宮大黒天は、えんむすびの神さまですから、写真の彼女は、同伴の男性以外の、もっといい男との縁を求めているのでしょうか?
《この巻でのこの場所での別れの一節より》
源氏の君は、御息所の手を取って、別れたくないと御息所に言うのですが、御息所は、こう答えたのでした。
しかも、源氏の君との永遠の別れになるかもと思い、無量の感慨で涙しながらです。
しかも、源氏の君との永遠の別れになるかもと思い、無量の感慨で涙しながらです。
「大方の 秋の別れも悲しきに 鳴く音な添へそ野辺の松虫」
(大方ーおおかた、音ーね)
(大方ーおおかた、音ーね)
源氏の君は、夜が明けようとしている淡い有明の月の元、深い朝霧の漂う落ち葉の林の中に消えて行きます。
渡月橋通りに帰ってきました。この時季でも、相変わらず、四段重ねのソフトクリームは売れています。
もうカエルのですか? さよニャンら! ですって。
おしまい