レジでの女性の優しい手

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今春、駅改札の向かいに新しいコンビニ。先月、初めて入って釣銭を貰う時、ハッ!としました。
差し出した私の手を、短大生らしき可愛い女性が、左手で私の手の平の裏側に沿えたのです。

これだけでもびっくりなのに、更に、右手で私の手の平に、それはそれは優しく握るように、釣銭を渡してくれたのです。私にとっては、初めての体験でした。

ちっちゃくて、温か味のある、少女から女性になりかけのしなやかな手でした。


それから数日後、隣街のスーパーで頼まれていた買い物をした時も、今度は、二十台後半の女性から同じように釣銭を頂いたのです。

自分の身に何が起きたのか?と一瞬思いました。
レジ近くで、他の客へ対応を見ていますと、十人に一人の割合で、この釣銭の渡し方。

そして昨日、今度は駅の向かいのコンビニで中年おばさんが私に同じように釣銭を。


これはおかしい?と、自分の手の平をしげしげと見ていましたら、ハッと気が付きました。
いつの間にか、しわが随分と増えました。

成る程、レジの女性は、この手を見て、老人と思ったからなのですね。


私は、暫し、感傷にひたりました。




でも待てよ!、いつも行く二軒のスーパーでは、こんな釣銭の渡し方をしないぞ!

ここで初めて気が付きました。



私の手を握る店は、初めて入った場合や、数ヶ月振りにの場合のみ!
成る程、この手は、男客を増やす手段だったのですね。納得!

今度の私は、にっこり!



ですが、 と言う事は、私は、「一見して、色仕掛けに弱い!」と判断されたのかァ~!!

                              ガックリ!