ドサクサ紛れの国の借金の発表

昨日25日、財務省の発表によると、国の借金834兆円。
国民一人当たり、653万円。
(日経)http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070626AT3S2501U25062007.html

そうか、と聞き流している御仁が多いでしょうね。
何しろ、年金一色。ドサクサに紛れて、この数値を発表し、何等騒がれない財務省官僚の勝利である。

実は、この数値は、恐ろしい意味を含んでいる。
返済の為の、国並びに地方の恐ろしい程の大増税地獄がやって来るのである。


下記サイトは、国と地方の借金合計であるが、これでもデータとしては疑問がある。
私は、国と地方合わせて、1,200兆円は軽く超えていると見ている。国民一人当たり1,000万円弱。

(リアルタイム財政赤字カウンター)http://www.kh-web.org/fin/


昔も今も集計に洩れているのは、第三セクターの借金や不良債権・売れない土地と、病院債である。

≪追記:国が隠している特別会計の借金が、別に700兆円強有ると言う説がある。となると、1200兆円どころではない国の借金≫


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(参考迄)

話しは、15年前に遡る。1992年平成4年の事である。
当時、企画の部署で、当時の国と地方の借金状況を克明に調べ上げた。

その時の国と地方の借金は、合算して760兆円だと記憶している。
内、国債は170兆前後だが、国が400兆円強、地方が300兆円強。

尚、政府が保証する年金は、夫婦合わせて、年間270万円前後と記憶している。


当時でも、年々国の借金は増え続けており、シミュレーションすると、日本は、将来、安心して老後を送れる社会は来ない!と確信。

全国各支店で行われる会議や他社の講演会で、「老後は国に頼る事は出来ない故、自己防衛する以外途は無い」「今から金を残せ!」と説いて回ったものである。


さてさて、今年から始まった増税。留まるところ知らずで増えるでしょう。
他方、年金は、五年毎の見直しで、その都度、支給額は減るでしょう。



じゃ、どうする?
都会を捨てて、田舎で畑を耕し自給自足をするか、海外へ逃げるかが残された途。