京都西山・善峯寺の紫陽花
いよいよ、紫陽花の季節に入りますね。
紫陽花といいますと、三好達治の詩「乳母車」が自然と思い浮かべられますね。
この詩の一部を抜粋してみました。
★ ★ ★
「母よ―――
紫陽花(あじさい)いろのもののふるなり
時はたそがれ 母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ
淡くかなしきもののふる 紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っているこの道は遠く遠くはてしない道」
★ ★ ★時はたそがれ 母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ
淡くかなしきもののふる 紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っているこの道は遠く遠くはてしない道」
下記は、昨年の京都西山・善峯寺(よしみねでら)の紫陽花です。
尚、皆さんの紫陽花の思い出をコメしていただけましたら幸せです。
★ ★ ★
梅雨の晴れ間に善峯寺に上る |
山門を入ると |
早速、紫陽花に迎えられて |
幸福地蔵に歩む |
幸福地蔵から見下ろし |
咲き乱れる苑(その)を |
ぐるりと回って |
幸福地蔵を見上げる |
今日の君たちは |
咲く喜びと |
清楚な若々しさに満ちて |
恋する乙女らかも |
静かに時は流れる |
やがて首(こうべ)を上げ |
更に上へ |
遠く古都が霞み |
返り見れば |
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君は水鏡にその身を映す |
そこから垣間見ゆるは愛しの少女 |
会う都度に我が胸はときめき |
会う都度に少女はより美しく! |
「密やかに 咲く紫陽花に 夕の鐘」 |
今日という日の終りに |
改めて |
紫陽花の苑(その)と |
枝垂桜の青葉に別れを告げる |
風がそっとささやく |
さようなら! |
も一度会おうね |
おしまい
参考)この記事は、昨年、HPに掲載したものです。
善峯寺の皆さん、並びに善峯寺ファンの多くの方に読まれたものです。
善峯寺の皆さん、並びに善峯寺ファンの多くの方に読まれたものです。