あなたのお子さんは大丈夫ですか?

29日、岩清水八幡宮男山ケーブルを降りてある店の主人に巨椋池(おぐらいけ)への行き方を聞いた。

「それなら、流れ橋を渡りなさい」
流れ橋って何ですか?」
「TVやチャンバラ映画のロケ地として有名なところだよ」


と言う訳で、ご主人のご指示に従って京阪電車八幡市駅から東、木津川を遡る。
木津川と言うと、源流は三重県伊賀上野である。これが大阪湾まで流れるのである。

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第二京阪道を越えたところに、通称「流れ橋」、正式名称「上津屋(こうづや)橋」。
京都府久御山町八幡市を結ぶ。


木造365m強。増水すると橋の踏み板が脚から外れる構造である。
昭和26年、渡し舟が廃止され、この橋がかけられたそうだ。



とんこら、とんこら渡っていると、四十前後のおっちゃんがしゃがんで何かを見ている。
通り過ぎようとしたら、橋の板の間から煙が出ている。


橋が燃えている!!??


一瞬、シャッターチャンス!と、カメラに手が行くが、パチリする余裕は無い。
おっちゃん「何か水を持っているか?」
私「オ~~!ペットボトルのお茶があるぞよ!」


三分の二は残っている。その残る半分を煙が出ている板の隙間に流し込む。
これで大丈夫!と去ろうと思ったが、何故か暫くそこにたたずむ。


お~~~!再び燃え出して火の粉!!

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残るお茶は三分の一。日差しは暑い。
一口ちょっとだけ飲んで、残りを板と板の間に流し込む。
これで駄目なら橋を渡って水を汲むしかない。


だが、原因としては、煙草の火では変。
反対側の橋の下を見下ろすと、小学生?中学生?のお坊ちゃま連中五人が橋の下で焚き火。


「おい!焚き火は、橋から離れたもっと向こうでやれ!」
「なんでや」
「橋に火が付いて燃えていたぞ!」
「証拠があるんかい?」


坊ちゃん連中と思い、少しは物腰柔らかく言ったのだが、一向に消す気配は無い。


私「橋が燃えたら警察に捕まるぞ!」
で、ようやく、しぶしぶ消し始めた。
が、餓鬼大将が消すのを止めさせたのだ。餓鬼大将のプライドか。

お坊ちゃんと思っていたが、とたんに餓鬼が!と、私、豹変。

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私「はよう消さんかいな!」と怒鳴る。
餓鬼「おしっこで消すよ」とオシッコをかけだした。この程度では遺憾!で、カメラを向けた。


餓鬼「そこからじゃ、写らんよ!」
私「そうじゃ、おまえのは、小さ過ぎてよう写らんのじゃ」

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もういいだろう、と思う程の時間、そこにいて、やがて橋を渡った。
振り返る橋には、煙も立たず、初夏の日差しが暑く眩しい。


帰宅してから調べたら、やはり、以前、花火でこの橋の一部を焼いたようだ。
あの時、素通りしていたら。
朽ちている橋の板は、初夏の川風でカランカランのはず。燃え出したら一気だろう。


この日、ここを通ったのは、偶然!!
神の導き?


尚、近隣の小学校・中学校には、この件を報告するつもりである。



(追記)
対象となる各地の教育委員会の要請で、この写真以外の彼等の顔写真が写っている写真をメール添付で送信しました。その調査結果によると、該当する児童はいなかったとの連絡がありました。それはさておき、子供たちへは十分警告になったと思います。
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