夕陽、枯れ草のイルミネーションに感動!
早春の鵜殿(うどの)に夕陽が差し込み、鵜殿は、一変した。
足元は、まさに、枯れ草の、イルミネーションである。
感動!感動!で立ちすくんだ。時を忘れた。
足元は、まさに、枯れ草の、イルミネーションである。
感動!感動!で立ちすくんだ。時を忘れた。
☆ ☆ ☆
陽が落ちかけた時は、未だ緑輝く土手だった。
それから、どの位、鵜殿の葦(よし)の原を歩いただろう。
ふと歩を止める。
風で揺れる。
ザワッ!ザワッ!
野鳥が、藪から藪へ。
藪の中でさえずる。
ザワッ!ザワッ!
野鳥が、藪から藪へ。
藪の中でさえずる。
何かが、輝いている。
輝く!
ここも、そこも、あすこも!
陽は、瞬く間に落ちてゆく。
こっちへ、あっちへ。
これも、それも、みんな輝く。
見とれる私。
とうとう、山の端に、陽が落ちようとしている。
野草のイルミネーションは、今日の別れに、残り火を燃やす。
☆ ☆ ☆
《参考》
これが、野草のイルミネーションの灯っていない時です。
一つの粒が、せいぜい2ミリなのですよ。
このイルミネーションに見とれた私は、時を忘れてしまいました。
あたりは、すっかり暗くなり、帰路、3㍍程の葦(あし)の中で、迷い子となるのです。
あたりは、すっかり暗くなり、帰路、3㍍程の葦(あし)の中で、迷い子となるのです。
(続く)