私は、あっと驚く。枯れ草が、イルミネーション!

早春の鵜殿(うどの)に夕陽が差し込むと、鵜殿の葦(よし)は、変貌する。
私は、あっと驚く。枯れ草が、イルミネーション!
あの枯れ草が、金色に輝く。輝く別世界だ。
昼に見ると、単なる朽ちかけた枯れ草なのだが。


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002750.jpg
30日の夕方、鵜殿の向かう。
淀川の西側の土手には、もう、タンポポが、真綿となって迎える。




https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002800.jpg
野花は、もう、春!



https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002810.jpg
土手の野草は、生気一杯!



https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002820.jpg
中州に渡ると、そこは、葦(よし)の世界。
穂は、川風に右や左で定まらず。
二月下旬の葦(よし)焼きを待つ。


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002830.jpg
途中、犬連れの老人とすれ違う。
彼も、この中州が好きなのであろうか。


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002840.jpg
陽が落ちてきた。
夕陽が中洲を覆うと、それまで、眠っていた彼らは動き出す。



https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/regretlife/20010101/20010101002850.jpg
川風に、揺れて、揺れて。
風に身を任す。

そして、私は、あっと驚く。
枯れ草が、イルミネーション。
あの枯れ草が、金色に輝く。



                            ( 続く )