★菅原道真公の要望とは?

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気になっていた。

昨年三月梅花の候、何故に、あの石段の写りの悪い写真を撮った時から、菅原道真公は夢の中で私に

最初は 
      
『無いことは いつも世の中』

そして次の夢で

 『よしなしごとも あわれなり』






三度目の夢では、絵と文字の掲載した本をめくられる姿。(文字は薄くて読めない)



    ☆     ☆     ☆


京都府・長岡天満宮の五月の連休前後は、「霧島つつじ」で賑わう。見事なものである。

だが、全国からの観光客の大半は、この霧島つつじのみを観て、本殿には参拝しない。
このつつじの期間と正月三が日・七五三や催し物時を除くと、長岡天満宮は静寂のままの時が流れる。








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先日の一月十日、日差し良好。早目に仕事を切り上げ、午後三時半出かける。
長岡天満宮へ、である。

あの写真を撮った場所に、何かがあるかもしれないと漠然とした想いで長岡天満宮の石段を上った。



例の場所はここである。この位置から去年の三月、写真を撮ったのだ。

ここから前方の突き当たりの石段の踊り場に、道真公の和歌の碑があるはず。
私は、徐(おもむろ)に近づいた。



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「 うみならず たたえる水のそこまでも きよき心は 月ぞてらさん 」道真公 御歌





私は、この碑の前の石段を、何十年間、毎年、正月に上っていたのだが、
改めて、碑に刻まれた和歌を詠み、道真公の歌に込めた想いを偲んだ。





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と、一匹の猫が碑の陰から現れ、私をじっと見つめた。

それから猫は、首を下げ、碑の下を見、そこからゆっくりと上に。
まさにスローモーションだった。歌碑を下から読むように。

そして、その猫は、碑の上方をじっと見つめた。
猫の目線は、そこで止まったまま。ピクリとも動かない。

唖然とする私。

思い出したように、急いでシャッターを押した。

やがて、猫は、後ずさりしながら碑の陰に消えた。

不思議な光景だった。



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何か釈然としない気持ちのまゝ、石段を上り切り、本殿手前から梅園に入った。
蕾は固く閉じていたが、西側の日当たりの良い一本にだけ、ふっくらとした蕾を発見。カメラに収めた。



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そして帰ろうとして、先程来た石段を降りようとした時、何故か、鳥居に注連縄に下がる四つの紙垂(しで)の内、右から二つ目だけが大きく揺れる。

夕凪の無風なのに。他の三本の紙垂(しで)は動かずのまゝ。

急いでカメラを取り出したら、紙垂(しで)は、ピタリと止まる。

そうか!!やはり、この場所は、何か重要な意味がある事を私に伝えているのか。


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この場所は、道真公の忘れられない場所なのですね。

この碑がある場所が、在原業平らと共に、しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深い所なのですね。

道真公が、太宰府へ左遷された時、この地にお立ち寄りになり「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれたとの由。


あなたの魂がとどまっている地は、ここ!!

この碑のあるこの場所なのですね!!


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私は、帰宅してから早速長岡天満宮にメールを送信した。

色々と質問。
今日現在、回答は来ていない。
回答に困っているのかもしれない。
今週後半にでも、直接電話をしてみようと思う。

その時、この碑がある場所に、何等かの提案をしようと思う。

但し、何を提案したらよいか、浮かばない。
道真公からの連絡を待つしかないのだろうか。