1948年(昭和23)秋田小学一年生の詩

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この文集は、終戦から三年後の1948年(昭和23)の秋田県仁賀保の児童の文集である。

昭和57年(1982)父が他界してから25年。父の遺品の中から発見した赤茶けた文集である。

当時の貧しいながらも、生き生きとした子供達の姿が目に浮かぶようである。

皆さんも、一度、声を出して読んでみてはいかがでしょうか。

尚、この方言は、秋田県でも南の由利郡地方のもので、理解が困難かもしれない。

だが、逆に、難しい方言であるが故に、より、心を打つのかもしれない。


訳)からす   上浜小1年 八島 信悦

   からす、真っ黒いな。
   俺には、黒くしか見えないぜ (or 黒いカラスしか見ていない)
   からす、母さんはいるのかよ
   からす、どこに寝るのだ 
   おまえを捕まえたいな


訳)からす   上浜小1年 

   からすが
   カアカア飛んで来る
   捕まえたいな
   あっ、木に止まった
   巣があればいいな
   探しに行こう