白文鳥ピピ物語(3)meの選択

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 二重ガラス戸の隙間に、最後の力を振り絞って上がったわ。


汚かった。チュン連中のうんこだらけ。ここは、チュン連中が、

遊んだり、風雨やとんびから逃れ、一休みする場所だと言う。


ここにも餌が蒔かれており、ガラス戸とガラス戸の隙間に

入ったの。いじましくね。

 

 おっさんが、静かにガラス戸を閉めて。分かっているわ。

meは、ほっとしたの。あ~、これでご飯が食べれるかも。


然し、ここは、どんな人達かしら。


 meは、狭いガラス戸の隙間で、羽をばたばたさせたの。

狭苦しいからね。


 そしたら、手が伸びてきて、meをそっと掴んで家の中に入れたの。

meは、されるがままに。でも、怖かった!


部屋は、暖かかったわ。手も暖かい。冷え性ではないみたい。




 

             白文鳥ピピ物語(4)チビとの出会い へ続く