「立ち上がれ、日本人よ」


かって日本の高度成長の源泉は、『終身雇用制』と『株式の持ち合い』にあると見抜いた米国が、当時の小泉純一郎首相に指示したのは、これらの破壊であった。

そこで小泉は、国際金融資本の政策シンクタンク戦略国際問題研究所CSISの従者:竹中平蔵のシナリオ通り、自民党をぶっ壊すとじゃれ事を吐きながら、日本をぶっ壊した。


「立ち上がれ、日本人よ」 
92歳マハティール首相の感動メッセージ

デイリー新聞 国際2018年6月8日掲載

――終身雇用の崩壊について

「最近、欧米のメディアが積極的に転職する日本の若い世代を誉めそやす記事を読みました。これは、まったく間違っています。

 長年保たれてきた企業と従業員の、よき家族にも似た関係が薄れてしまえば、私たちが多くを学んだ『日本株式会社』もまた立ち行かなくなる。

 失業者を増やし、企業と社会の生産性を損なう外国のシステムを、なぜ盲目的に受け入れなければならないのでしょうか。アジアは欧米ではないのです。

 日本人は、日本固有の文化にもっと誇りをもつべきです。もし当事者であるあなた方がそう思っていないとしたら、私の口からお伝えしたい。

 あなた方の文化は、本当に優れているのです。
 日本の力を忘れてはいませんか」

 最後にはっきりと申し上げたい。
 日本人よ、いまこそ立ち上がれ――と」

 日本では不思議なことに、ここに挙げたマハティール首相のようなことを政治家が口にすると、「右傾化」「戦前回帰」「国粋主義的」などと批判されることが珍しくない。とくにメディアにその傾向は顕著だ。

 最後に、メディアについてのマハティール首相の言葉もご紹介しておこう。

「世界は西側の価値観に支配されている。メディアはその最たるものだ。日本のメディアは欧米のメディアに左右されることなく真実の報道をしてほしい」